お祭り好きのぼくですが、お神輿や山車のお祭りだけでなく、古本まつりも大好きです。文武両道(爆)。神田神保町といえば世界一の古本屋街。163店もの古本屋さんが集まっている。そのお祭りというのだから、世界一の古本まつりといって過言ではない。それにしても、日本人って、なんでこんなに古本が好きなのだろうか。江戸時代の本までちゃんと残っていて、商売になるというのだからすごい。和本は長持ちするということもあるかもしれない。そんな古い本でなくても、大正時代や昭和の雑誌なんかでも、買ってみようかという人がいるのだから、本好きな国民性といってよいだろう。ぼくも若いときは古本をよく買ったが、もう年で、本はどんどん整理している方だから、めったな本が現れない限り、買わない。でも、こういう雰囲気は大好きだ。だから、こうして神田古本まつりに現れるのだ。
はじめに、東京古書会館でやっている”特選古書即売展”を覗いてみる。江戸時代の和本が中心だが、端っこに、”ひまわり”とか”それいゆ”などの少女雑誌があったり、浮世絵が架かっていたりする。そこにはなかったけど、カタログをみると、買いたくなるような本もある。
そして、外に出て、駿河台下から靖国通りを地下鉄神保町駅方面に向って歩く。古本屋さんはみな北を向いている。日が当たらないようにしているためだ。そして、お祭りだから、向いに露店も出している。そこに人が群がっている。ぼくも一緒になって立ち読みしたりした。もちろん、お店にも入る。去年も入ったいくつかの、はずせないお店ではゆっくり、古書や美術品を眺める。豆本ばかり扱っているお店なんかもある。北杜夫さんの絵もあった。いい値がついていたが、すぐ値上りするだろう。たまに理系の古本屋さんもあるが、あまり需要が多くないらしく、値段もそう上がってはいなかった。温故知新ということもあるが、科学者は最新の知識を求めるからしょうがないとも、思った。
あっという間に時間がたって、帰ろうしたら、まだ、靖国通りの半分もみていなかった。それに白山通りや脇道にもまだまだ沢山あるのだから、全体の1/4しか歩いていないことになる。11月11,12日に古典籍展観入札会というのがあるので、また出掛けてみたいと思っている。
一冊だけ、古書を買いましたが、はずかしいので、何を買ったか公表しません(汗)。
特選古書即売展のカタログから
古本屋街
これも面白いですよ