気ままに

大船での気ままな生活日誌

神田古本まつり

2011-10-29 16:42:40 | Weblog

お祭り好きのぼくですが、お神輿や山車のお祭りだけでなく、古本まつりも大好きです。文武両道(爆)。神田神保町といえば世界一の古本屋街。163店もの古本屋さんが集まっている。そのお祭りというのだから、世界一の古本まつりといって過言ではない。それにしても、日本人って、なんでこんなに古本が好きなのだろうか。江戸時代の本までちゃんと残っていて、商売になるというのだからすごい。和本は長持ちするということもあるかもしれない。そんな古い本でなくても、大正時代や昭和の雑誌なんかでも、買ってみようかという人がいるのだから、本好きな国民性といってよいだろう。ぼくも若いときは古本をよく買ったが、もう年で、本はどんどん整理している方だから、めったな本が現れない限り、買わない。でも、こういう雰囲気は大好きだ。だから、こうして神田古本まつりに現れるのだ。

はじめに、東京古書会館でやっている”特選古書即売展”を覗いてみる。江戸時代の和本が中心だが、端っこに、”ひまわり”とか”それいゆ”などの少女雑誌があったり、浮世絵が架かっていたりする。そこにはなかったけど、カタログをみると、買いたくなるような本もある。

そして、外に出て、駿河台下から靖国通りを地下鉄神保町駅方面に向って歩く。古本屋さんはみな北を向いている。日が当たらないようにしているためだ。そして、お祭りだから、向いに露店も出している。そこに人が群がっている。ぼくも一緒になって立ち読みしたりした。もちろん、お店にも入る。去年も入ったいくつかの、はずせないお店ではゆっくり、古書や美術品を眺める。豆本ばかり扱っているお店なんかもある。北杜夫さんの絵もあった。いい値がついていたが、すぐ値上りするだろう。たまに理系の古本屋さんもあるが、あまり需要が多くないらしく、値段もそう上がってはいなかった。温故知新ということもあるが、科学者は最新の知識を求めるからしょうがないとも、思った。

あっという間に時間がたって、帰ろうしたら、まだ、靖国通りの半分もみていなかった。それに白山通りや脇道にもまだまだ沢山あるのだから、全体の1/4しか歩いていないことになる。11月11,12日に古典籍展観入札会というのがあるので、また出掛けてみたいと思っている。

一冊だけ、古書を買いましたが、はずかしいので、何を買ったか公表しません(汗)。


特選古書即売展のカタログから

古本屋街

これも面白いですよ



 

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阿久悠記念館オープン

2011-10-29 08:40:05 | Weblog

神田の古本まつりから帰ってきたら、大船の夕焼け空がとてもきれいだった。そうだ、今日は特別な日なのだから、夕焼け空の写真を撮って、その上に、阿久悠さんのヒット曲”また逢う日まで”の詞を貼り付けて記念に残そうと思った。

特別な日ってなあに?
ぼくが、明大通りを歩いているとき、大学のビルのひとつに”阿久悠記念館”の大きな看板が目に入った。えっ?そんなのなかったはず、それに、あれば是非みてみたい、とビルに入った。すると、ななななんと、今日、オープンするというのだ。オープニングセレモニーが二時からある予定で、まだ開いていないが、阿久悠記念館の外観とガラス越しに中の様子は分かる。

もちろん、入場者はまだゼロ。セレモニーに参加する関係者さえ来ていない。係りの人がいるだけ。ということは、実質、阿久悠記念館に、たぶん一般人としては世界最初に足を踏み入れた人(正確には覗いた人)になったのだ。今後、どれほどたくさんの人が訪れるかもしれない、日本一の作詞家の記念館に一番で覗いた。これは記念すべきこと以外のなにものでもないのだ(汗)。えへん。

外壁には阿久悠作詞のレコードジャケットが山のように貼られていた。たいていぼくの知っている歌謡曲。ピンクレディーのや、五番街のマリー、勝手にしやがれ、時代おくれ、津軽海峡冬景色等など、あの頃のヒット曲はみんな誰もが知っていた。そして、室内にはこれまでの受賞トロフィーらしきものがたくさん飾られている。彼の詩や文章の映像も流れていた。そんなに広くはないから、一望できるのだ。

何故、明治大学に阿久悠記念館か。隣りの大学博物館を覗いて知った。古賀正男、植村直己、そして人間国宝の人たちなど、著名な卒業生5名の中に彼の名前をみつけた。

その日、大学創立130周年記念として、創設者、3名の胸像の除幕式も行われていた。これも、一般人としては、たった一人の見学だったのではないだろうか。何とも幸運な一日だった。帰って、暦をみたら、大安だった。なるほどと思った。八幡さまでも結婚式が多かったと、野点の手伝いに行っていたワイフが話していた。



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