気ままに

大船での気ままな生活日誌

川越まつり

2011-10-17 10:27:56 | Weblog

”一度はみてみたい祭りシリーズ”第〇弾(爆)。最近では、だんじり、お会式に続くもの。川越は何度か訪れているが、大船に越してきてからははじめて。意外に近いのにびっくり。大船始発9時1分の湘南新宿ラインで、池袋、そして東武東上線で川越着、10時40分。ぼくが、まずはじめに目にする山車は、どんな歴史的人物が山車の乗っているのかが、楽しみ。

この人物により今後のぼくの人生を占おう。パンフレットをみると、菅原道真、太田道灌、徳川家光、河越太郎等などがいる。駅を降りる。早くもすごい人。橋上広場から下を見下ろすと、一台の山車がみえる。まだ出発前だ。曳き手の人も休んでいる。”脇田町”の字が垂れ幕に。さて人形は誰だ。まだ引っ込んでいる。すると、ぼくを待っていたかのように、するすると出てきたではないか。誰だろう・・・・・なななんと徳川家康・・・・ということは、ぼくは将来天下をとる?やめてください、それだけは。外野から、一杯やりながらスッカラカン、ドジョウナベ、とくさしているのが一番だべや。それとも狸になれということかな?そうか愚妻をだまして、お小遣いをもう少しせしめよう。

そして、混み合うクレアモールをしばらく歩いて、西武新宿線の本川越駅に着くと、そこから露店、屋台がずらりと並ぶ、どこまでもどこまでも。本通りだけではなく、脇道にも、お寺の境内にも。その数、はんぱじゃない。だんじりより多い。たぶん日本一じゃないだろうか。途中、”徳川家康山車”のように出発準備をしている山車にいくつか出会う。また、山車の出ない町内や囃子連の仮設舞台での囃子に合わせたひょとこや獅子舞の”居囃子”も楽しい。




そして午後になると、各町内の山車が巡行し始める。午後2時半頃から市役所前にいくつかの山車が集まるというので、そこで2時間ほど楽しんだ。途中、近くの市立美術館も覗いてみた。川越出身の小村雪岱の版画があるかと思ったが、常設での展示はなかった。所蔵はしていて、一昨年、雪岱展があったらしい。そして、また、蔵造りの町並のうつくしい通りに戻った。そこは、立錐の余地のないほどの人出になっていたけれど、山車がいくつも入ってきて、祭りの醍醐味を十分、味会うことができた。蔵造りだけでも、うれしいのに、加えて華やかな山車と囃子、ぼくは、2時間くらいかけて、ゆっくりと、ゆっくりと、前へ進んだ。まるで夢の中にいるようだった。山車が、狭い四つ角を曲がるときは祇園祭の辻回しみたいのがある。山車の下に入り、車輪を動かす。また、途中、三基の山車が出会う場面もあった。上が廻り舞台になっていて、人形も囃子の人も三者向き合うようになり、競い合うように、囃子が高まる。これが”曳っかわせ”という場面なのだろうか。祭りで一番の見どころだ。

だんじり祭りほど、荒っぽっくはない、祇園祭の山鉾ほど豪華ではない、祇園とだんじりを足して2で割ると川越祭り、そんな印象だった。夜のまつりはもっと華やからしい。来年は夕方に出かけるつもりだ。

・・・・・

時の鐘の前を通る菅原町山車(菅原道真の人形)

 
 蔵の通りの山車

 三者の向き合い








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