気ままに

大船での気ままな生活日誌

日本橋 べったら市

2011-10-21 11:14:12 | Weblog

江戸時代からつづいているという、日本橋べったら市を昭和生まれの私メがはじめてみてきました。浅草ほうずき市がほうずきだけの市ように、べったら市もべったら漬けだけの市かと思ったら、大間違い。べったらはメインの参道ではなく交差する通りに十数軒の露店が並んでいるだけ。あとは、川越祭りのように、ありとあらゆる露店、屋台が、参道だけではなく周辺の道のいたるところにわんさか並んでいる。考えてみれば、宝田恵比寿神社のお祭りの市なのだから、あたりまえかもしれない。それにダイコン売り場だけでは、こんなに賑わうわけはない。ダイコン役者を主役にして、脇役の露店、屋台でもりたてる、日本橋の一大おまつりなのだ。

ぼくは、まず、意外と小さかった宝田恵比寿神社にお参りして、それから、”べったら通り”で一本、1500円のべったらを買った。共食いになるけど大根足のワイフへのおみやげだ。飴と米麹で漬ければ、ワイフの足もべったらのように細くなるだろうか。そして露店めぐり。昼間なのに結構な人出だ。夜になると仕事を終えたビジネスマンたちが繰り出して、さらに大賑わいになるらしい。

おでん屋の前にきた。昼飯前だったので、開いていた席に座った。おでん盛り合わせと熱癇一本頼んだ。隣りの席にイタリア系の顔をした若い女性ふたりを連れたビジネスマン風の男が座った。どうも毎年、ここにきているらしく、親父さんと親しげに話していた。帰る時に、今度は神田明神だね、と言って帰った。なかなかおいしいおでんだった。先日、おでん落語を聞いたばかりだから、思い出し笑いをしながら、最後に、ちくわを口にいれた。ちくわの恋人、巾着も頼もうとしたが、残念ながらおでん鍋の中にはなかった。

いい気持ちになって、露店街をさらに歩いた。人形町方面に向うと、また新たなべったら市が現れた。そして新たな神社もでてきた。椙森神社という恵比寿さまを祀っている社だ。ここもお祭りで、先ほどの宝田恵比寿神社と合同でやっているようだ。

そのあと、ぼくが現役時代、何度も行ったことのある、人形町まで出て、なつかしのお店を訪ね歩いた。洋食のきらく、芳味亭、居酒屋の笹新、鯛焼きの柳家、人形町今半は相変わらず健在だった。そして、嵐山光三郎が美人姉妹がいると書いていた、創業大正八年の喫茶店、快生軒でコーヒーをいただいた。代が変わったはずだけど、若い美人姉妹(姉妹かどうかは確認していない)がいたのには驚いた。コーヒーの味も当時と変わらず、とてもおいしかった。
。。。。。

宝田恵比寿神社とべったら市

露店

ぼくが飲んだおでんやさん。手前の開いている椅子に座っていた。

もうひとつの神社、椙森神社

 人形町のお店

 

 

コメント
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