気ままに

大船での気ままな生活日誌

川瀬巴水展/郷愁の日本風景

2015-01-09 05:35:13 | Weblog

日本橋三越の”東山魁夷展”に対抗して、日本橋高島屋では”川瀬巴水展”(笑)。今や、巴水も魁夷並みの国民的画家になりつつあるみたい。さて、この展覧会、昨年1月19日まで千葉市美術館で開催されていた展覧会の巡回で、日本橋の前は京都高島屋だったらしい。ぼくは、千葉市美で観ていて、その感想文も書いている。そして、そのあと、横浜高島屋にも巡回し、それもみて、感想文を書いている。だから、これで3度目。川瀬巴水といえば、なんでも飛びつく男になってしもうた(汗)。さすがに、三度目の感想文はきついので、ちょっと別の観点で書いてみようかと思う。

まあ、今回もすごい観客数。じっくり観るというわけにはいかない。肩越しにのぞいて、観るだけ。お正月ということもあり、いつもより、なんとなくざわざわしている。大きな絵なら、あまり問題ないが、こうゆう小さな版画はやっぱり、ゆっくり、静かな場所でみたいもの。先月、川崎・砂子の里資料館で観た小林清親展なんかとても良かった。小さな、暗い展示室で数人の貸切状態でゆっくり鑑賞でき、大満足だった。いつか、小石川の礫川浮世絵美術館に行ったとき(土井コレクション/巴水・光逸展)、本当に、版画を鑑賞するには、やはり額縁のガラス越しにみるのではなく、手に取って、摺りの微妙な違いなどを確かめながら観るのが一番です、とコレクターの土井さんが話しておられた。そんな贅沢は、我々大衆には望むべくもないから、前述の川崎の資料室ような、”人に教えたくない小さな美術館”を見つけるのが手っ取り早いかもしれない。

今回のちらしにも多くの作品が載っていて、ぼくな好きなものも多いので、それらを以下に貼りつけておこうと思う。

大銀杏が偲ばれる八幡宮

名作、芝増上寺

遺作の平泉金色堂はいつみてもジーンとくる。

 

京都からの投稿です。二日目は、鴨川沿いのホテルから御苑を抜けて、西陣方面へ。さらに、京都駅近辺の散策。 西本願寺の国宝唐門 京博

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