冬の京都シリー ズもいよいよ最終回。とびとびになってごめんなさい(汗)。〆はやっぱり京博。昨秋、紅葉見物に行ったとき、8時まで開いているというから、夕方、訪ねたら、まだ1時間待ちというので諦めた経緯がある。あのときは鳥獣戯画展だったからね。今回は、是非にと思っていた。特別展の”鰐淵寺の名宝”にも興味はあったが、新装の平成知新館も見学したかった。
平成知新館の設計者は、ニューヨーク近代美術館(MoMA) 新館、東博・法隆寺宝物館も手掛けた谷口吉生だという。二年ほど前、MoMAを訪れたとき、設計者が日本人の世界的建築家と聞いて驚いたものだ。自然光を取り入れるスタイルで、居心地の良い空間だった。平成知新館はどうだったか。ちょっとMoMAと比べながら眺めてみたい。
自然光を取り入れる平成知新館ロビー
自然光と直線美
MoMAの階段と自然光
MoMA
水を取り入れる、平成知新館の外観。東博・法隆寺宝物館もそう。
また、館内に戻ろう。展示室は撮影禁止なので、案内図だけを。1Fは仏像、墨跡、染織、金工、漆工など。特別展示室(鰐淵寺)も。2Fは中世、近世の絵画、絵巻など。3Fは考古と陶磁。どこも、広々とした空間がいい。
それでは、1Fの特別展示室を覗いてみよう。山陰の名刹、鰐淵寺(がくえんじ)の名宝がずらりと。平成27年に33年ぶりにおこなう本尊ご開帳を記念して、名宝を特別展示している。
まず、ふたつの観音菩薩立像。いずれも重要文化財。
以下は、ちらしからの解説文付の写真です。で、説明は省きます(笑)。天台宗の鰐淵寺だが、以前は出雲大社との関わりが深く、神像も多い。
まず、ぼくの、お気入りの女神さまから。かなり虫喰い跡があります。虫が好かないよりいいでしょう(笑)。
上の女神さまとカップルの男神さま
渋いお顔の男神さま。虫も寄りつかないきれいな体。
牛頭天王さま
千手観音さま
明治古都館はやっぱりいいね。
考える人、考えない人もいて世はのどか
これで、冬の京都シリーズを終わらせていただきます。また、春に京都にお邪魔したいと思っています。