今朝、”伏見の酒蔵めぐり”の記事を載せたばかりなのに、何故、また伏見の酒蔵?と思う方が多いかもしれない。それはネ、今日の朝日新聞の夕刊の京ものがたりシリーズに”わたせせいぞうと伏見の酒蔵”が出ていて、びっくりぎょうてんしたから。それに、わたせせいぞうは、ぼくと同い年の酉年で、たぶん、鎌倉に住んでいて、いつも八幡さまのぼんぼり祭で、ラブストーリーを感じさせる作品を見させてもらっていて、親近感があるから。
まず、その証拠に2014年のわたせせいぞうのぼんぼり作品をお見せします。
そして、夕刊に載った作品。”糸柳雨”。
この作品は、2000年の年の暮、個展のため京都を巡り、描いたものひとつ。伏見の月桂冠大倉記念館を訪れ、隣りの内蔵酒造場の中庭を覗くと、あ、あった、想像の世界で一緒に暮らしていたいと夢みる男女が入っていた桶が、まさに絵のように(夕刊記事のありのままに)。
そして、その記事には、僕が歩いた壕川沿いや龍馬のことも。わたせせいぞうも京都が大好きで、”てんぱっているアタマに穴をあけて、想像する空間をつくるため京都に来るんです”と語る。ぼくも現役時代はそうだったかな。今は頭はてんぱってないけど、むしろぼけているけど(汗)、ただただ京都が好きだから。
たぶん、これが内蔵酒造場の中庭の桶だと思う。ぼくのアルバムから。
うれしい夕刊だった。