気ままに

大船での気ままな生活日誌

ウルトラ植物博覧会

2015-08-07 15:22:32 | Weblog

先日、箱根のポーラ美術館に行ったとき、珍しい形態の植物の写真がいくつも載っている展覧会のちらしを見つけた。面白そうだなと思って、昨日、飲み会の前に寄ってきた。銀座一丁目のポーラ・ミュージアム・アネックスで開催されている”ウルトラ植物博覧会”である。エレベーターで3Fに上がると、ガラス越しに、たくさんの植物が、まるでオブジェのように並んでいるではないか。入ってみて、びっくり。一つひとつの植物の個性的なこと。これらを、世界各地から蒐集してきたのが、西畠清順さん。幕末から150年も続いている植木卸問屋さんの五代目だそうだ。入場無料で、立派な図鑑冊子は頂けるし、何よりも、撮影OKというのがうれしい。幾つか面白い植物を紹介してみましょう。18禁のものも含まれていますので、お楽しみに(爆)。

中へ入ってみましょう。見物人も結構、来てます。

受付さんの机。これもある植物の気根から出来ているそうです。

この堂々とした姿にはほれぼれ。ユッカ・ロストラータ。これで、リュウゼツランの仲間らしい。メキシコ生まれ。

そして、若冲の絵の中に出てきそうな曲がった竹。これは日本産で金明孟宗竹。(ここでは、はっきりしないが)緑色と黄金色が交互に節をつくる変異種。

このふたつの巨人をうしろに従えて、これまた日本史上最大級といわれる亀甲竜。メキシコ産でヤマノイモ科。絶景かな、絶景かな。


はっとするような美しさ。和名が”砂漠の薔薇”。イエメンで見つけたとのこと。現地では、この30倍も大きなのも見たそうだ!イエ、イエ!これで、キョウチクトウ科。


西畠さんがマダガスカルでバオバブの巨木(ビルのような大きさ)をみたときの感動は忘れられないという。ここのは、盆栽仕立て。星の王子さまにでてくる大きな木はこれだって。

お待ちどうさま。そろそろ18禁のを。これです!

はあ?と思う方はこれをセットでみれば、なるほど、なるほどと(爆)。


上のはブタゴヤシの種です。”世界一卑猥な種子”といわれているそうです。可愛そうに。下のはソテツワラビ。グリーン屋さんに今、人気が出ているとのこと。

一転、世界一恐い種を!この棘のような実を踏んだら最後。ライオンが棘を抜こうすると、口の中にぐさり。これが邪魔して、餌が食べられない、結局、餓死するそうだ。おお、コワッ!南アフリカ産のゴマ。

こちらの方がもっと、コワイ実かもしれない。まるで人の手みたい! 
でも、道路に落ちていた手袋を誰かが拾って、木の枝に掛けておいたと思えば、ほのぼのとした気分になるかも。 インドのミカン。はっきり言って、たべたくない。

とても、たのしい博覧会でした。ありがとうございました、高畠さん!

エレベーターで下に降りたら、ポーラビルのショーウインドウから声がかかったような気がした。振り向くと、”酔っ払いの木”(手前)が、飲み会に行くぼくを見送ってくれていた。

 

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うれしい朝 星奈津美の金メタルと酔芙蓉初花

2015-08-07 10:50:00 | Weblog

おはようございます。今朝は起き抜けに、うれしいニュース。世界水泳で星奈津美が二百バタで金メタル!ロンドン五輪では銅メタルだったけど、念願の金メダル、おめでとうございます!バタフライというと、ぼくらの世代で、すぐ思いつくのは青木まゆみ選手。72年のミュンヘン五輪で金メタルをとって、日本中を沸かしたっけ。五輪・世界水泳の女子バタではそれ以来ではないだろうか。すごいこと。いろいろ苦労もされていたようで、涙のインタビューだった。

これで、リオ五輪の出場も決定。是非、連覇を!

そして、もうひとつ、うれしかったこと。ぼくの散歩道の酔芙蓉が初花を咲かせたこと。(毎年、紹介している)”俺の酔芙蓉”と、向かい合っている妹分の酔芙蓉がいるが、初花は妹の方。今年は、姉さんの蕾が少ないようだ。猛暑にまいってしまったか。

初花はてっぺんに咲いていた。いよいよ酔芙蓉の季節。うしろの桜が、やはり毎年、ご紹介している原節子桜。

朝は純白。昼頃、ほろ酔いのうすいピンク、夕方はすっかり酔っぱらってピンク色に変わるので、酔芙蓉。夕方、また観察に行き、写真を付け加えておきますので、おやすみになる前に、ご確認ください(笑)。

追加画像:午後4時半の酔芙蓉 すっかり酔っぱらっていましたよ(笑)。

昨晩、ぼくも酔芙蓉、友人と神楽坂のワインバーで。店の名前がルバイヤート。ワインも勝沼産のルバイヤート。勝沼のワイナリーに来られた呑み助詩人、日夏耿之介が命名してくれたそうだ。(何度か紹介しているように)ルバイヤートとは四行詩のことで、書名にもなっている。著者はオマル・ハイヤーム。十一世紀のペルシャの詩人だが、数学、天文学、史学など数々の分野において、一流の業績を残し、ペルシャのレオナルドダビンチと言っても過言ではないと訳者(小川亮作)。

勝沼のワイナリーと神楽坂のワインバーは、ご兄弟で経営されているらしい。友人がルバイヤートの文庫本を持ってきていたので、その四行詩を朗読しながら、ワインを飲むピッチが上がっていったのはいうまでもない。(汗)

もうわずらわしい学問はすてよう/白髪の身のなぐさめに酒をのもう/つみ重ねて来た七十の齢の盃を/今この瞬間(とき)でなくいつの日にたのしみ得よう その通り!お姉さん、もう一本、お願いします!(大汗)。神楽坂の夜は更けていったのだった。

ルバイヤート原本(東洋文庫ミュージアム)

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