気ままに

大船での気ままな生活日誌

JR相模線相武台下のひまわり畑

2015-08-21 22:41:58 | Weblog

今日の遊びのテーマは、甲子園で45年振りの優勝を果たした東海大相模にしようと、茅ヶ崎からJR相模線の電車に乗り込んだ(汗)。そして、”そうだ、相武台下に行こう”という言葉が、”そうだ、京都へ行こう”と、京都へ行ってきたばかりのぼくの頭の中で突如、響いた。数日前の新聞記事に、ここのヒマワリ畑のことが出ていたから。

JR相模線というのは茅ヶ崎から橋本(相模原市)までの路線で、ぼくは、寒川神社に行ったときぐらいしか利用たことがない。厚木、海老名を過ぎて、40分ほど乗ると、相武台下に着く。駅前に商店街もない小さな駅で、バスもタクシーも待っていない。駅員さんにひまわり畑への行き方を尋ねると、道順が書かれた紙切れを下さった。ひまわり祭りが数日前まであり、たくさんの人が訪れたらしい。

踏切を渡り、のどかな水田風景の中を真っ直ぐ、20分ほど歩くと、なかなか正体を現さなかったヒマワリ畑が、左側の視界に入ってくる。はじめ見たひまわり畑はもう、花びらが落ちていて、種ばかりのヒマワリだった。やっぱり、祭りが終わると、ヒマワリも終わるのかと、少しがっかりした。ところが高架道の下をくぐり、向こう側の畑をみて、びっくり。見事なひまわり畑がどこまでどこまでも続いているではないか。ぽつぽつきていた雨まで止んでくれて、ぼくの心はひまわりのよう。 遊びの神様、ありがとうございます。

座間会場だけで、45万本もあるそうだ。

1969年(昭和44年)に座間市の市花に制定されたヒマワリ。  
座間市の花「ひまわり」は、平成5年から農協青壮年部が中心となって荒廃地、遊休農地対策の一環として、ひまわりの景観植栽を行い「ひまわり広場」として公開したことが始まりです。
1994年(平成6年)には「かながわの花の名所100選」にも選ばれています。
年々規模は大きくなり、2000年(平成12年)には「座間市 の環境づくりの推進」を目的に「座間市ひまわり推進協議会」が発足、今では総面積5.5haを超える規模に拡大しています。

水田と隣り合わせて

案山子さんもこんにちわ

おばけ南瓜さんもこんにちわ

揚羽さんも春画でこんにちわ

祭りのあとは、人混みもなく、ゆったり見物。

ヒマワリのジョナサン。群れるのはイヤ。気高いヒマワリ。

裏も見せ、表も見せて、裏表のないヒマワリ。

大満足しての帰り道。田圃の向こうに看板が。あっ!どちらも東海大相模のOBじゃん!原監督と菅野投手!やっぱり、地元!

小さな、可愛い駅だった。







 

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美の宴 ホテルオークラ

2015-08-21 10:59:26 | Weblog

毎年、楽しみにしているホテルオークラの”秘蔵の名品/アートコレクション展”、最終日(8月20日)に滑り込んだ。ホテルオークラが建替えをするというので、しばらくはこの展覧会も開けないだろうと思っていた。ところが、建て替えは本館だけで、別館は、本館の山里などのレストランを移設して、9月から従来通り、営業するのだそうだ。それならば、いつも別館で開催している本展は今後も続くのでは、と少し、安心した。

日比谷線の神谷町駅で下車、歩いて5分で、別館に。今回はここが工事中で、展覧会は本館ですと、案内の人に誘導される。これなら銀座線の虎の門から入った方が良かったね、と家内と話しながら、本館、平安の間へ。今回のテーマは”美の宴”。奏でる、舞い踊る、集う、の三部で構成されている。

宴の会場には、これ以上ない広間が用意されていた。ホテルオークラご自慢の、豪華な宴の間、平安の間。すばらしい壁面。あとで調べたら、「三十六人家集三十七帖」の料紙に描かれた、継色紙の構図を模した色彩と技法を、100メートルにもおよぶ壁面に具現したという。ぼくは、個々の絵ばかりでなく、むしろ、この全体の雰囲気を楽しんだ。木をみて、森もみて(笑)。

はじめの二枚の絵が松園さんで、紅葉可里図と花下舞踊の図。これらの所蔵先をみると、なんと吉野石膏コレクション。この夏、山形美術館で同コレクション展をみている。印象派を中心とした素晴らしいコレクションだったが、松園ら日本画も、確か展示されていた。

松園の作品は全部で9点もあり、全60点のうち15%を占める。平安の間に相応しい絵といえば、やっぱり松園さんでしょうか。加えて池田輝方、焦園、伊東深水、橋本明治の美人画、さらに竹内栖鳳も”アレ夕立に”が選ばれている。歌舞伎座所蔵の岡田三郎助の”道成寺”は最高!そうそう歌麿さんの、”三美人”も良かったですね。

栖鳳は、軍鶏を描いた”蹴合”も。大観は、大倉集古館所蔵の夜桜は今回はオクラで、借りたものが三つほど。さらに、観山、青邨、玉堂、麦僊と豪華なラインアップ。

そして、何といっても平安の間に相応しい作品といえば、大屏風ですね。宗達派の”扇面流図”(大倉集古館所蔵)。無地の金色の水面にびっしり浮かぶ、扇子。そこには草花が描かれ、和歌が添えられている。国際的宴会では、いつも出演していたのでは。そして、酒井抱一の”四季花鳥図屏風”(陽明文庫)。抱一の代表作の一つといわれるだけあって、金屏風に描かれた、四季の草花がことのほか美しい。今村紫紅の”護花鈴”。秀吉の最後の醍醐の花見を描いたもの。小鳥よけの鈴の縄が巡らされているのが面白い。華やいだ屏風で、おめでたい席に相応しそう。青邨の金屏風の”唐獅子”も豪華であった。

とても、華やかな雰囲気に満ち溢れた展覧会だった。昼食もここでいただいた。そのあとは歌舞伎座へ。七之助の京人形が見たくて。来年も是非、やって下さい。

竹内栖鳳 アレ夕立に

松園 舞支度

松園 男舞之図

深水 鏡獅子

歌麿 三美人

栖鳳 蹴合

今村紫紅 護花鈴

酒井抱一 四季花鳥図屏風

青邨 唐獅子

マティス ジャズ 場違いのようで突然ですが・・という雰囲気が逆にとてもよかった。

宗達派 扇面流図

見納めの本館ロビー

 

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