気ままに

大船での気ままな生活日誌

今日、上野は沸き立っていた

2016-05-19 23:36:23 | Weblog

こんばんわ。

今日(5月19日)、上野は沸き立っていた。

世界遺産登録が確実となった翌日、国立西洋美術館が湧き立っていた。カラヴァッジョ展まで長蛇の列!

東博も天正少年使節団の伊東マンショで沸き立っていた。

都美は相変わらず若冲展で沸き立っていた。

入場3時間待ちの大行列の中で大相撲の結果を知る。稀勢と白鵬が全勝をキープ。明日、全勝対決!両国も、沸き立っている。

お月様まで沸き立っていた。

では、おやすみなさい。

 

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あそぶ浮世絵ねこづくし

2016-05-19 10:25:12 | Weblog

こんにちわ。

さきほど、そごう美術館の展覧会紹介記事を書いたあと、机の上の展覧会のちらしをひっくり返していたら、ありゃま、”節子の暮らし展”の前に開催されていた”あそぶ浮世絵ねこづくし”展の感想文を書いていなかったことに気付き、あわてて書き始めている。ほんとに遊んでばかりいるんでね(汗)。

あの日(4月7日)前田健太がメジャー初先発し、6回を投げて、無四球、無失点の快投で、見事、初勝利!おまけに、9番打者として、4回にホームランを放った。その日の午後に横浜に行ったのだ。あれから、もうひと月半、忘れてしまっていることが多いが、幸い、ジュニアガイドをもらっていたので、それも参考に。子供向けの読み物って馬鹿に出来ない。ぼくが鎌倉の歴史を知りたいとき、まんず取りだす本は、”かまくら子ども風土記”ですからね。

とにかく楽しい展覧会だった。現代人も、ぼくを含めてネコ好きが多いが、江戸時代も同様で、浮世絵にはよくネコが現れる。美人画や風景画の中にちょこんと描かれているのはよく見かけるし、化け猫の絵も多い。それに、天保の改革の頃は美人画が描けなくなり、その代り擬人化した猫が大量に増殖しはじめる。

この展覧会では、平木浮世絵財団の所蔵品から、猫のいる浮世絵が約140点がずらりと並び、猫好き、浮世絵好きを楽しませてくれる。一応、次のようなくくりでまとめられている。

1.猫と遊ぶ/美人画の猫
2.猫と遊ぶ/おもちゃ絵と戯画
3.化け猫騒動

美人画の猫

芳年さん

ジュニアガイドから。国芳。きれいな菊の花ときれいなおねえさんを描いたうちわの絵だよ。しっぽの短いネコは福を呼ぶといわれていたんだよ。

戯画

又たび温泉に入る猫さん(左)流行猫のおも入り(国芳)

ジュニアガイドから

ねこの姿は人の姿

国芳のねこはとても表情豊かです。ねこが大好きで。仕事中でもふところに子猫を二、三匹いれていました。

広重の猫 風景画の中に自然にねこを書き入れます。

にゃん喰渡り 高さのちがう杭の上をぴょんぴょんとゲタで渡ってしまう”乱杭渡り”という曲芸があったんだよ。ネコが大好きなカツオブシの杭を渡るからにゃんくいわたり。

朧月猫の草紙 (山東京伝著、国芳画)カツオブシ問屋のめすねこ、おこまが主人公。おこまが大好きなおすねこの”とら”と一緒に家を飛び出します。行く先々で、漁師や女中、お姫さまなど、いろんな人とねこに出会い、思いもよらぬ大冒険をすることになるのですが・・・まるで人間のような生き生きとしたねこの姿は、ねこ好きな国芳ならではですね。

化け猫

そして、おまちかね、化け猫だじょー。かわいいけれど、こわいねこ。
 

浮世絵ねこづくしで遊んできました。

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ド・ローラ・節子の暮らし展

2016-05-19 08:10:37 | Weblog

おはようございます。昨日は家内と横浜へ。そごう美術館の展覧会をみてきました。

ピカソをして”ニ十世紀最後の巨匠”と言わしめた画家、バルテュスの展覧会は2014年に東京で開催されたが、今度は奥さんのド・ローラ・節子さんの展覧会が横浜で開かれている。節子さんは絵を描かれ、その作品も展示されているのだが、スイスの大邸宅グラン・シャレでの暮らしの紹介が主となっている。

春、夏、秋、冬、それぞれのコーナーの中央には節子さんが普段、お召しになっている季節の着物が数えきれないほど並んでいる。節子さんは、顔も身体つきも吉永小百合さん似で、着物がよくお似合いになる。年齢も小百合ちゃんより2歳ほど上といったところ。実際、二人は親交もあるようだ。

たとえば、春コーナーでは、着物展示のほか、お茶会とか桃の節句の飾りつけのセットも。そこには、芹沢けい介の布文の飾りや彼のデザインの着物とお雛さまが。夏の飾り付けでは、島崎藤村の原稿も軸装されている。冬はクリスマス飾り、晩餐のテーブル、正月のしつらえなど。

そして、”受け継いでいく和の心”のコーナーで、御自分の手芸作品が並ぶ。バルテュスのためにパッチワークベストとかちゃんちゃんこ、スリッパ、眼鏡入れ、何でもある。スイスの冬は4時には暗くなるので、夜の趣味として手芸が恰好のようだ。

そして、彼女の絵画、挿絵などの作品が並ぶ。もともと絵が好きでデッサンをしていたが、バルテュスに相談すると、大和絵と浮世絵が好きだった彼から油彩画だけはやるなと云われたそうだ。”節子の絵は、日本と西洋の伝統のたくみな統合”と褒められるまで上達した。泉鏡花の”高野聖”の豪華本の挿絵も担当されたようで、いくつもの名場面画をみることができる。絵画では犬や猫などの動物を擬人化し、物語化して描いているものが多かった。

そして、ラストコーナーはグラン・シャレの庭園での朝食のテーブルセット。こんな生活してみたいと、女性たちがためいきをついていた。家内も(笑)。

そうそう、バルテュスの節子さんへの”ラブレター”もみられます。そして、バルテュスの遺した短い言葉は、”つづけること”。節子さんは今、それを実践されている。

自宅、グラン・シャレ 娘さん家族と住んでいる。

手芸の部屋

午後のお茶会

節子さんの作品。”グラン・シャレのお茶会

では、みなさん、今日も一日、お元気で!

 

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