海上で風力発電？

　今日の朝日新聞の朝刊にレジ袋撤廃に関する記事が載っていました。それによると1枚のレジ袋を作るのに排出する地球温暖化ガスは車が204m走るのに出す、またはシャワーを45秒間流す間に出る地球温暖化ガスと同じ量だということでした。これが少ないのか多いのかよく分からない例えですが、ちなみに１km離れたスーパーに車で往復すると、レジ袋10枚分の地球温暖化ガスが排出されるとのことです。つまり、いくらエコバッグと使ってレジ袋を使わなくても、車で往復すれば、自転車で往復してレジ袋を使う人の９倍の地球温暖化ガスを出すということです。それでもレジ袋を撤廃すると地球温暖化ガスの排出量全体の0.2％が減るそうです。わずかな数字ですが、とりあえずできるところから始めましょう！（ちなみに私はエアコンの買い替えを熱心に母に説得中です。）

　さて、JAF Mate の４月号に「海上をただよう風車いかだ」と題する記事が載っていました。
　記事を引用すると「狭い島国のイメージが強い日本だが、実は海上は広大で、排他的経済水域は世界７位。国立環境研究所では、この広大な外洋での大規模風力発電を研究中だ。世界的に注目されている風力発電だが、日本では建設場所の確保や環境への影響などが課題。外洋ならこれらの問題がない。ただ水深が深く、風車を海底に固定できない。そこで考えられたのが「セイリング型洋上風力発電」。風車を巨大フロートに設置し、洋上に並べるというものだ。巨大フロートは外洋をただようので送電線も敷設できない。そこで発電した電気で海水から水素をつくり、さらにメタンや液体燃料に変えるなどして船で運ぶ。電池の容量が１kWh/kgになれば、電気のまま運べる可能性もあるという。」とのことです。
　風力発電って環境への影響があるということを初めて知りました。どんな影響があるのでしょう？　それから巨大フロートが洋上をただようとのことですが、先日イージス艦と漁船が衝突したようなことは起こらないのでしょうか？　その辺も気になりました。実際、コスト的にどうかという問題がありそうですが、それがクリアされているのであれば、どんどんやってほしいと思います。とにかく地球温暖化は待ったなしなのですから。