瀬尾まいこさんの'06年のエッセイ「見えない誰かと」を読みました。モバイル連載「誰かとつながる、それは幸せなことだ」('04.10~'05.6)に加筆訂正をし、まとめたものです。内容はこれまで著者が出会った素晴らしい人たちのこと、うれしかったことなど、著者の幸せな人生を形作ってきたものに関して一つ一つ書いたものです。
いくつか例を出すと、
・自ら収穫祭での仮装を楽しみ、卒業式では生徒たちの合唱があまりに素晴らしかったので、もう一度歌ってほしいと頼んだ、素直に素敵な気持ちを伝えていた、大学を出て2校目に働いた農業高校のW校長先生。
・思っていることをストレートに言うにもかかわらず皆から愛されていたK校長先生が、教員採用試験の模擬練習をしてくれた時、「結局、どんな質問をされても、生徒のことが好きでたまらないんです。生徒のためなら何でもしますって言ったらええんや」と単純明快に大事なことを言い、それを平然と通して生きている、世のあくたを身につけてないK校長先生。
・正職員として最初に勤務したK中学校の校長先生で、200人以上の生徒の名前、その保護者の顔もちゃんと分かり、生徒のことを一番に考え、一番に動くのですが、生徒たちにちょっかいを出すのに飽き足らず、私にもしょっちゅういたずら(いじめ?)をしていた校長先生。
・宮津の小学校で初めて担任を持ったが、それがたった8人のクラスで、保護者の存在に戦々兢々としていたが、子供以上に保護者の仲が良く助かったこと。
・写真を撮ってもらったお礼に自作のマンガをくれた高校生(その時のマンガはクリアシートに入れて宝物として保管してある)
・4年間続けたケーキ屋のアルバイトで仲の良かった、おおらかで優しいIさんと、とても元気なNさんに成人式にかわいい籠につめられたアレンジフラワーをもらったこと。
このような幸せな出会い、出来事が次々と出て来て、やはりこういう幸福な人生を歩んでいる人だから、人の心を暖かくしてくれる小説が書けるのかなあ、と思ったりしました。
現役の先生をやりながら、小説も書き続ける瀬尾まいこさん、今後も目が話せません。
なお、この本の詳細に関しては、「Favorite Novels」の「瀬尾まいこ」のコーナーに載せておきましたので、興味のある方はぜひご覧ください。
いくつか例を出すと、
・自ら収穫祭での仮装を楽しみ、卒業式では生徒たちの合唱があまりに素晴らしかったので、もう一度歌ってほしいと頼んだ、素直に素敵な気持ちを伝えていた、大学を出て2校目に働いた農業高校のW校長先生。
・思っていることをストレートに言うにもかかわらず皆から愛されていたK校長先生が、教員採用試験の模擬練習をしてくれた時、「結局、どんな質問をされても、生徒のことが好きでたまらないんです。生徒のためなら何でもしますって言ったらええんや」と単純明快に大事なことを言い、それを平然と通して生きている、世のあくたを身につけてないK校長先生。
・正職員として最初に勤務したK中学校の校長先生で、200人以上の生徒の名前、その保護者の顔もちゃんと分かり、生徒のことを一番に考え、一番に動くのですが、生徒たちにちょっかいを出すのに飽き足らず、私にもしょっちゅういたずら(いじめ?)をしていた校長先生。
・宮津の小学校で初めて担任を持ったが、それがたった8人のクラスで、保護者の存在に戦々兢々としていたが、子供以上に保護者の仲が良く助かったこと。
・写真を撮ってもらったお礼に自作のマンガをくれた高校生(その時のマンガはクリアシートに入れて宝物として保管してある)
・4年間続けたケーキ屋のアルバイトで仲の良かった、おおらかで優しいIさんと、とても元気なNさんに成人式にかわいい籠につめられたアレンジフラワーをもらったこと。
このような幸せな出会い、出来事が次々と出て来て、やはりこういう幸福な人生を歩んでいる人だから、人の心を暖かくしてくれる小説が書けるのかなあ、と思ったりしました。
現役の先生をやりながら、小説も書き続ける瀬尾まいこさん、今後も目が話せません。
なお、この本の詳細に関しては、「Favorite Novels」の「瀬尾まいこ」のコーナーに載せておきましたので、興味のある方はぜひご覧ください。