4月4日の朝日新聞の朝刊に、成果主義の導入がビジネスの競争力や業務効率などに役立っているか、というアンケートが載っており、現場の従業員では、「役立ってない」が29.5%、「役立ってる」が24.1%という結果となっていました。これ、自分の職場を思い出してみれば分かりやすいと思います。仕事の出来不出来で給料に差が出てくれば、「何であの人が評価されて私たちが評価されないの?」という声が上がり、人間関係がギクシャクしてくることは目に見えています。逆に給料に捕われずに働いていた方が、チームワークもよくなるだろうし、お互いに仕事を手伝い助け合う、いい雰囲気が生まれやすくなると思います。もちろん従業員の給料を公開しなければいいのかもしれませんが、こういうのって、何となく分かってしまうものなんですよね。成果主義はあくまで部長以上で実行し、しかも公開するというのがいいんじゃないか、と思いました。
さて、3月27日発行のフリーペーパー「R25」に、国際特許出願数のランキングが載っていました。1位はアメリカで5万2280件(伸び率は2.6%)、2位は日本で2万7731件(2.6%)、3位はドイツで1万8134件(8.4%)、4位は韓国で7061件(18.8%)、5位はフランスで6370件(2.1%)となっています。ランキングの中で驚異的なのは4位の韓国と7位の中国で、両者の増加率は韓国で18.8%、中国で38.1%とずば抜けています。ただし、中国の出願の多くは中国に進出している外資系企業の出願が過半数で、まだ日本のライバルになるには時間がかかりそうとのこと。逆に日本はアメリカにバイオテクノロジーやITの分野で大きく後れをとっているといいます。
さて、この記事で気になるのは、国と国との競争が技術の進歩を生み、人類に恩恵を与えることが前提となっていることです。国と国とが技術の向上を競争することは本当にいいことなのでしょうか? それが新たな人間の欲を生み、生活に必要なエネルギーを増加させ、最終的には地球温暖化を進め、環境を破壊することにならないでしょうか? 新技術を開発する際には、その技術によってどのぐらいのエネルギーが消費されるのか、を考える必要があるでしょう。どんなに便利なものでもこの点でクリアしていなければ、その技術は地球そして人類にとって害となります。逆に新技術によって今使われているエネルギーの減少を実現できるのであれば、その技術は普及されるべきものということになります。
バイオテクノロジーの技術においても、生命に関わるものは倫理的な問題がついて回ります。単純に国際特許出願数が多いといって喜ぶのは、浅はかな行為といえるのではないでしょうか?
さて、3月27日発行のフリーペーパー「R25」に、国際特許出願数のランキングが載っていました。1位はアメリカで5万2280件(伸び率は2.6%)、2位は日本で2万7731件(2.6%)、3位はドイツで1万8134件(8.4%)、4位は韓国で7061件(18.8%)、5位はフランスで6370件(2.1%)となっています。ランキングの中で驚異的なのは4位の韓国と7位の中国で、両者の増加率は韓国で18.8%、中国で38.1%とずば抜けています。ただし、中国の出願の多くは中国に進出している外資系企業の出願が過半数で、まだ日本のライバルになるには時間がかかりそうとのこと。逆に日本はアメリカにバイオテクノロジーやITの分野で大きく後れをとっているといいます。
さて、この記事で気になるのは、国と国との競争が技術の進歩を生み、人類に恩恵を与えることが前提となっていることです。国と国とが技術の向上を競争することは本当にいいことなのでしょうか? それが新たな人間の欲を生み、生活に必要なエネルギーを増加させ、最終的には地球温暖化を進め、環境を破壊することにならないでしょうか? 新技術を開発する際には、その技術によってどのぐらいのエネルギーが消費されるのか、を考える必要があるでしょう。どんなに便利なものでもこの点でクリアしていなければ、その技術は地球そして人類にとって害となります。逆に新技術によって今使われているエネルギーの減少を実現できるのであれば、その技術は普及されるべきものということになります。
バイオテクノロジーの技術においても、生命に関わるものは倫理的な問題がついて回ります。単純に国際特許出願数が多いといって喜ぶのは、浅はかな行為といえるのではないでしょうか?