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TPP妥結で経済的な不利益が生じたとしても、「安全保障のため」と批判を回避し、正当化!

2015-10-07 | 動き出した「戦争法」

TPP 米国のアジア戦略に追随

米国防長官 「空母と同じくらい重要」

安倍首相 「安全保障上の大きな意義」

 

 

 米国はアジア・太平洋地域での権益を維持するために、環太平洋連携協定(TPP)を「戦略的リバランス(再配置)」の中核に位置づけてきました。

 カーター米国防長官は4月6日、米アリゾナ州立大学で、「TPPには強い戦略的意味があり、リバランスの最も重要な一部だ」「国防長官の発言としては意外かもしれないが、TPP妥結は空母と同じくらい重要だ」と強調しました。

 さらに、訪日中の記者会見(4月8日)では、「軍事力は、究極的には経済力が基盤だ」と指摘。圧倒的な軍事力を維持するための経済的下支えとしてのTPPが不可欠との認識を示しました。

 一方、安倍晋三首相は、4月29日の米上下両院合同会議の演説で、「TPPには、単なる経済的利益を超えた、長期的な安全保障上の大きな意義があることを忘れてはなりません」と述べました。

 そこには、TPP妥結で経済的な不利益が生じたとしても、「安全保障のため」と称して批判を回避し、正当化しようという国民向けのメッセージが透けて見えます。

 加えて安倍氏は、6日の記者会見で、「将来的に中国もそのシステムに参加すれば、わが国の安全保障にもアジア・太平洋地域の安定にも大きく寄与 し、戦略的にも非常に大きな意義がある」と述べ、中国を自国の経済圏に取り込もうとする米国の「リバランス」の意図を代弁しました。

 安倍政権は9月19日に戦争法を成立させ、日本の自衛隊が世界中の米国の戦争にいつでもどのような形態でも協力することに道を開きました。異常な対米従属姿勢の下で、経済的にも軍事的にも米国の求めに応える安倍政権の姿勢が鮮明になりました。

 (山田英明)

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緊急の対応でなく計画的な配備で、期間は数カ月間に及ぶとみられる。

2015-10-07 | 動き出した「戦争法」

F16、嘉手納に12機追加配備 州軍、200人も「暫定」

2015年10月7日 6:35 

                              琉球新報


                                       6月に嘉手納基地に飛来した米バーモント州空軍所属のF16戦闘機

【嘉手納】

 米空軍嘉手納基地は6日、米オクラホマ州タルサ空軍基地所属のF16戦闘機12機と第125遠征戦闘中隊の兵員約200人を今月中旬から嘉手納基地へ暫定配備すると発表した。飛来日時や期間は明らかにしていない。
 米国の州空軍が嘉手納基地で訓練を展開するのはことしに入ってからウィスコンシン、バーモントの州空軍に続き3回目。周辺自治体が外来機の飛行禁止を求める中、周辺地域の騒音激化など住民への負担が増している。
 州空軍の主任務は自国の防衛と災害対応だが、米軍は配備について「地域安全保障計画のため。太平洋軍の部隊配備の一環」などと説明しており、今後も続く可能性がある。緊急の対応でなく計画的な配備で、期間は数カ月間に及ぶとみられる。
 嘉手納基地には1月にウィスコンシン州の州兵空軍所属のF16戦闘機12機が配備。さらに6月からバーモント州空軍のF16が暫定配備されていた。現在は外来機は確認されていない。
 県の池田竹州基地防災統括監は「米州空軍機の嘉手納基地配備はことしに入って3回目で、多い印象を持ってしまう。残念だとしか言いようがない」と述べた。

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