中国初の水深1万メートル級無人潜水艇、潜水試験に成功
中国初の水深1万メートル級無人潜水艇「彩虹魚号」はこのほど、南中国海で水深4000メートル級の試験を完了した。これは中国が「水深1万メートルの深淵」の秘密を探るため、実質的な一歩を踏み出したことを意味する。人民日報が伝えた。
上海海洋大学深淵科学技術研究センター長の崔維成教授によると、彩虹魚号は中国の有人潜水艇「蛟竜号」の研究成果を踏まえ、水深1万1000メートルの深 淵に向かい極限のチャレンジを継続する。今回水深4000メートル級試験に成功したのは、水深1万1000メートル級複合型無人潜水艇と海底着陸機だ。試 験チームは9月26日から10月25日にかけて、南中国海の水深が浅い海域と深い海域で、無人潜水艇と着陸機の試験を11回実施した。最大潜水深度は前者 が2100メートル、後者が4328メートル。
彩虹魚号は2016年7月より、海上シルクロードの初航海を開始する。8月から9月にかけては水深1万1000メートルのマリアナ海溝での試験を実施し、2017年には南極から北極に至る「極地深淵科学調査・探索の旅」を実施する。(編集YF)
「人民網日本語版」2015年10月30日
中国春秋グループ、日本でホテル事業に進出
中国の格安航空会社(LCC)の春秋航空を傘下に持つ春秋グループは28日、日本のサンフロンティア不動産株式会社と業務提携し、日本でホテル事業に進出することを発表した。中国国際放送局日本語版が伝えた。
第1弾として、来年初旬に向け、名古屋での1号店を目指しながら、今後3~5年間に200億円を投資し、日本の主な観光都市で、「春秋・サンフロンティ ア」ブランドのホテルチェーンを展開する方針。「東洋の風情、日本式の体験」を看板に、ターゲットをアジアからの観光客に置き、サービスを提供する予定で ある。
春秋グループは5年前から日本に進出し、2012年に春秋航空日本株式会社を発足させ、これまでに、上海と茨城、高松、佐賀、新千歳、大阪、名古屋、旭 川、羽田を結ぶ航空路線を相次いで開設し、2014年8月には成田空港を核とした日本国内便の運行も始めた。今年、春秋航空を利用して中国と日本を行き来 する人は120万人に達する見込みだ。
「人民網日本語版」2015年10月30日