みどりの一期一会

当事者の経験と情報を伝えあい、あらたなコミュニケーションツールとしての可能性を模索したい。

墨塗りの150冊の書籍リスト/福井県・焚書坑儒事件の続報

2006-07-16 07:39:04 | 「ジェンダー図書排除」事件
まずは
一期一会のクリックを

外は雨。今日は松本。
前宮城県知事の浅野史郎さん、前鷹巣町長の岩川徹さん、
前志木市長の穂坂さん、「このゆびとーまれ」の惣万佳代子さん、
それに川田龍平さんも一同に会するというイベントに出かけます。

ケアレストラン「えにし」06

その前に、昨日とどいた福井県・図書排除事件に関する
公文書(書籍リスト)の一部をアップしておきます。

一部公開決定通知書


一部公開された、といっても、ご覧のように真っ黒です。

  
今回の7/7付書籍リスト
  
前回の6/12付書籍リスト

関連して、昨日は
『週刊金曜日』7/14号も届きました。
P56~57は、宮本由紀さんの
「ジェンダー問題から憲法問題になった」
「福井の書籍撤去事件」の記事。

記事のリード文は、
「現代の焚書坑儒」と言われる福井の書籍撤去事件。
事実が明らかになるにつれ、
「誤解に基づくジェンダーバッシング」の域を超え、
憲法が保障する人権を脅かす問題となっている。


記事では、わたしたちの情報公開請求にもふれている。

「第2の問題は、「排除」対象の書籍名を明らかにしないこと。今大地晴美・敦賀市議会議員ら3名による情報公開請求にも、書籍名・著者名等は非公開とする通知が6月16日にあった。非公開理由は「公にすると著者の不利益になる」(館長)というのだが、不利益になるかどうか、なぜ行政が判断するのか。現在分かっているのは『世界日報』が報じた一部だけ(表)だが、条例に基づく苦情申立という公文書なのだから、市民には知る権利があるはずだ。・・・・・」

この記事にある「条例に基づく苦情申立という公文書」は、
11月1日付けの左の文書。このなかに書籍リストは出てこない。
右は同一人が書いたとされる12/3付け「県民の意見」。
墨塗りの部分は、3冊の本について言及しているらしい。



今回、公開された150冊の「書籍リスト」は、
「時期はハッキリしないが1月ごろに届いたもの」
(男女参画・県民活動課の石原氏)ということだが、
いつ、どこで、だれから持ち込まれたかという記録は
一切ない(5枚のリストだけ届いた)という。
こういうものを、いわゆる「怪文書」という(笑)。

持ち込んだ人をかばいたいのか?
排除した本を知られたくないのか?
ごらんのとおり文書は真っ黒(6/12公開文書)。


こんな「怪文書まがい」の書籍リストを元に、
じっさいに本を排除した福井県の責任は重い。

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コメント (5)
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