一期一会のクリックを
土用うなぎにはちょっぴり早いけど、
「櫃まぶし(ひつまぶし)」に惹かれて鰻を頼んだ。
頼んでから、うなぎ、あんまり好きじゃないのに気づいた。
まあまあ美味しかった・・・・残したけど(笑)。
名古屋市美術館で開催中の
「ニキ・ド・サンファル展」は今年2度目。
特別上映の93分のニキの映画がとってもよかった。
何度でも来たくなる「ニキ・ド・サンファル展」は、
8月15日までです。
シンポが終わってから、遊んでばかりなので、
今日はまじめに仕事をした。
といっても、福井県・焚書坑儒事件の公文書の解析。
集中してたら、アタマがシビレテしまって(笑)、
ブログを書こうと思ってもその気にならない。
とりあえず、メモ代わりに書いとこう。
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ジェンダー関連本排除の経過を知りたいと
公開請求して、出てきた公文書は404枚。
そのうち、肝心なものは10枚ほど。
福井県男女共同参画推進条例の苦情申立と
県の公式回答に関するものは、たった2枚。
それでも、新聞報道と公文書から事実は浮き彫りになる。
報道によるとこれらの文書はすべて、
男女共同参画政策を推進する立場で知事に委嘱された、
近藤實・男女共同参画推進員(氏名は公開)の手による。
【プラス公文書による事実】
昨年11月、福井県生活学習館で企画に携わっている近藤・男女共同参画推進員は、ある日、同学習館で一冊の本を手に取り、その過激さに驚き、家族解体まで目指す本を県の予算で運営する生活学習館に置くのは理解できないとして「福井県男女共同参画条例」第九条に基づき、西川一誠知事あてに苦情申出書を提出。同書を含め幾つかの過激な図書の排除を要請した。
11月1日付け「苦情申出書(申出人の住所氏名非公開)
申出(苦情)の具体的内容:福井県生活学習館におかれている図書の中に、男女共同参画の推進に不適切と思われる図書が多くあるので、今後図書の購入に当たっては、十分な配慮をお願いしたい。また、現在あるすべての図書について、内容を確認し、不適切なものは排除していただくよう強く要望します。以下、3冊の本について、具体的にその理由を述べます。・・・・・(以下、非公開)・・・・・。
県男女参画・県民活動課の宇野真理子課長(当時)は 「男女共同参画に関する考え方についてはさまざまなものがあり、それらに関する情報の提供は学習するうえで必要である」と書面で回答し、要請を却下。
男女共同参画の推進に関する施策等への申出について(回答)
11月28日/男女参画・県民活動課長
あなたから申し出のありました、みだしのことにつきまして、福井県男女共同参画推進条例第21条2項の規定に基づき、下記の通り回答します。
回答内容:「(略)・・・・・生活学習館においては、男女共同参画の活動のための場の提供、男女共同参画に関する講座・研修等の開催、調査研究、情報提供を行っています。
現在、生活学習館1階の情報ルームにおいて、男女共同参画に関する学習機会の付与のため、男女共同参画関連の書籍等を配置し、県民への閲覧・貸出を行っています。
男女共同参画に関する考え方については様々なものがあり、それらに関する情報の提供は学習する上で必要であると認識しています。
なお、書籍の選定に当たっては、全国の男女共同参画センターにおける推薦・紹介の状況や女性問題専門書店での取扱い状況等を参考にしており、公共施設として適切な配置に引き続き努めていきますので、申し出の書籍の配置についてご理解いただきますようお願いします。
回答にショックを受けた近藤推進員は、さらに12月になって、意見書を各位宛に作成。総務部企画官・東村氏(当時)あてに「福井県生活学習館の図書に関する意見」(12/3付・2冊の本を指摘)を12月中に郵送。意見書は受け取った東村氏から男女参画県民活動課長(当時)に届き、県民活動課で保管していた。
各位(差し出し人の住所氏名非公開)
次の2冊の図書は、生活学習館生活学習館(入り口右側の受付)に置かれているもので、男女共同参画の推進のための参考図書という位置付けである。私は、県の進める男女共同参画の考えとは相容れないはずだと考え、西川知事あての苦情申出書にて排除をお願いしたが、男女参画・県民活動課長から、「男女共同参画の考えを学習する上で必要」との回答があった。(以下、非公開)
皆様に、図書の内容の一部をお伝えし、ジェンダーという考え(思想)がどういうものであるかご理解いただくとともに、県の判断についてのご意見を仰ぎたいと考えます。(なお、以下のジェンダーについての考えは、他のジェンダー学の図書においても一般的に述べられているものです。)
・・・・・(以下、非公開)・・・・・・・・・
その後、近藤推進員は一日がかりで、「男女共同参画の趣旨にそぐわない、不適切で内容が過激な」150冊の書籍リストを作成、2006年の1~2月、生活学習館窓口に持参し、担当者に提出した。
150冊の図書リスト(6/12)
その後も近藤推進員は撤去の申し入れを繰り返し、県議会議員や地元紙などに問題提起してきた。
近藤推進員は「政府や自民党は、基本計画改定に基づき地方の男女共同参画センターの書籍や講師選びが適切に行われているか、もっとチェックすべきだ」と述べる。
当初、要請を却下していた県は、3月下旬になって、「男女共同参画推進に不適切」と指摘を受けた150冊のすべてを同館の書棚から撤去した。排除の理由として、宇野真理子課長(当時)は「政府の基本計画改定で、男女共同参画が目指す方向がより明確になった。それを受けての措置」と述べ、「今後も県民の声に耳を傾けながら柔軟に対応したい」。本家明美・男女共同参画推進課長は「宇野課長(当時)から排除するように指示があった。排除した本は、一般の人の目に留まらない倉庫のようなところにある」という。 定池りゆ子館長によると「委員の意見に真摯に対応し、個人へのひぼう中傷や人権侵害、暴力的表現などの公益を著しく阻害するものがないかどうかを確認するため一時、棚から下ろし確認作業の途中だった」。
わたしたちが抗議文を提出した5月11日には、本は事務室にあり、「中傷や人権侵害がないか、書架から移して一冊ずつ中身の確認をしており、作業を来週にも終え、問題がなければ元の書架に戻す方針」だったという。
5月16日、150冊の書籍のチェックを終えて、すべて問題がなかったとして、本を書架に戻し一般公開を再開した。
館長は、「これまでは他県の施設が購入している本などを参考にしていた」が「今後は、書籍購入の選定基準の設置を検討する」と話している。
検証!ジェンダー関連本の隠ぺいと精査に異義あり-1
/新聞報道から読み解く(06.5.21)
5月18日、西川一誠福井県知事は、
「関連書籍等の整備につきましては、
選定基準を設け適正に購入・配置しているところです。」
とわたしたちの抗議文に回答していますが、
県の公式回答によると「選定基準」はなかったようですね。
今回の事件については、11月28日の公式回答が
県側の意志を示した唯一の公文書です。
また、昨年の11月から、事件発覚の5月2日までの公文書は、
以上に示した「申出書」「県の回答」「県民の意見」
および「150冊の書籍リスト」以外はなにもありません。
県は、あくまで、
「善良な一県民からの意見に真しに対応した」ことにしたいようですが、
「男女共同参画推進員」は、知事から委嘱された公務員に準じるものであり、
報償費や旅費もすべて公費で支出されています。
「男女共同参画推進員」である近藤實氏の作成した文書や書籍リストは、
当然、全部公開されるべきものです。
モミジバゼラニューム
インカの百合
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