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雨の中、「む・しネット」スタッフ会から帰ってくると
カサブランカが9輪ひらいていました。
ことばはいらない。
カサブランカのうつくしさを愛でてくださいね。
雨に咲くカサブランカは、
ちょっともったいないかな。
『もったいない』といえば滋賀県知事に当選した嘉田由紀子さん。
18日に京都精華大で、最後の特別講義。
研究者生活とお別れして、いよいよ初登庁。
始動「もったいない県政」<上>(中日新聞 2006.7.19)
職員は県民に目を
知事選で身につけた黄緑色の上着を羽織り、理想の県政について語る嘉田氏=京都市の京都精華大で「もったいない」と訴えて知事選で初当選を果たした嘉田由紀子氏(56)が20日、県庁に初登庁し、“嘉田県政”がスタートする。新幹線新駅の凍結などの公約に対し、県政の混乱を危惧(きぐ)する声もある中、嘉田氏や県議会などの「いま」を追った。
環境社会学の研究者として、教壇に立ってきた京都精華大(京都市左京区)で、18日にあった特別講義。知事選で身に付けていた黄緑色の上着姿の嘉田氏は、自らが理想とする県政を語った。「これまでの秘書課を、県民サービス課に変える。職員は知事ではなく、県民に目を向けて欲しい」
新幹線新駅やダムの建設凍結など大型公共事業の見直しとともに、「県民に視点を置いた」県庁に向け、今秋にも大規模な組織改編を実施する考えだ。「この黄緑色は、きょうが最後。初登庁の時は、がらっと知事色に変わります」。選挙中も掲げた「対話でつなぐ県政」の実現に強い意気込みを示した。
最初の関門となるのは、26日開会の県議会定例会。明確な支援が期待できる県議はわずか数人という状況で、嘉田氏は知事選後、約半数の県議と「あいさつ程度」の面会をし、本番に向けた“地ならし”を続けてきた。難しい局面も予想されるが、本人は「楽観も、悲観もしていない」と、獲得した21万7000票の民意を背景に冷静さを崩さない。
嘉田氏は改革を求めた民意にどう答えるのか。県職員の一人は「(嘉田氏の)マニフェストに基づいてあらゆる想定をして、できるだけの準備は整えている」と180度変わる県政の大転換に備える。一方、嘉田氏と接触した県の幹部は「県民の意思は大規模事業の見直しだという思いは持っているのだろう。ただ、県側の経過や言い分をまず聞いてみようという姿勢を感じた」と語る。
嘉田氏自身も「職員が納得いかないことをトップダウンでやるつもりはない」と現実的な路線を選択する姿勢をみせる。注目される副知事人事も「継続、安定しながら、改革の方向へ導ける」人材を登用する考えだ。
大学での特別講義。嘉田氏は最後にこう付け加えた。「選挙で勇気を持って『嘉田由紀子』と書いてくれた方々には、私を選んだ責任もある。一人一人が知事になったつもりで支えて欲しい」。民意と現実のはざまで、どこまで改革を進められるか。138万県民の未来が、嘉田氏の手腕に託されている。
(宇佐美尚、本安幸則)
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リップギャル(マンデビラ)白
始動「もったいない県政」<下>(中日新聞 2006.7.20)
議会、全面対決は回避?
嘉田氏の当選を受けて会派の方針を協議する自民党・湖翔クラブの県議。当面、議会と知事の全面対決は避けられそうだ=5日午後、県庁で「『凍結』という県民の審判を厳粛に受け止める。新知事の具体的な提言を受けて対応をしていきたい」。知事選を終えた8日、野洲市内で民主党の川端達夫県連代表はこう語った。これまで党が推し進めてきた新幹線新駅の建設方針転換を表明した瞬間だった。
選挙中、民主党の中には「心の中は嘉田氏支持。だが、組織人としては動けない。板挟み状態だ」と話す県議もいた。こうした党内に残る新幹線新駅に否定的な考えを民意が後押しをする形になった。県議会の民主系会派・県民ネットワークもこの方針に従い、「個別の政策は是々非々で対応する」と嘉田由紀子氏(56)に一定の歩み寄りをみせる。
県議会最大勢力の自民党・湖翔クラブも、所信表明を聞いて対応を決めることで一致しており、とりあえずは「様子見」の構え。黒川治会長が「県民にプラスになる政策まですべて拒絶するわけではない」と述べるなど、当初予想された知事と議会の全面対決の構図には否定的だ。
26日に開会する県議会。自民県議は「新幹線やダム、教育、行財政改革などの姿勢は聞くことになるだろう」とし、会派の政務調査会で31日の代表質問に向けた準備を進めている。民主側も「従来のように政策全般を聞くというよりも、選挙で争点となった分野が中心」とし、新幹線新駅への対応などを中心に嘉田氏の政治姿勢をただす方針だ。
一方、県の職員には戸惑いの声もある。ある幹部は「マニフェストを読む限り、現実的に対応できない部分がある。議会で質問されても、答弁書が書けない」とこぼす。別の幹部も同じ不安を抱え、「とりあえず7月定例会は『検討しています』とか、『細部を詰めてます』で乗り切れるかもしれない。それでも9月議会でそんな答弁はできない」と頭を抱える。
知事選で嘉田氏を明確に支援した県議は社民、自民、無所属の3人だけ。議会内に心情的な支援者はいるものの、「少数与党」の状態に変わりはない。社民党県連幹部は「嘉田氏を支える。しかし、たった3人ではどうしようもない。仲間を確保するのは社民党、嘉田氏の共通の課題だ」と指摘した。
20日に知事に就任する嘉田氏は「県議会の皆さんに学ばせていただきたい」と議会とも「対話」の姿勢で臨む考えを表明し、当選後、県議へのあいさつ回りを続けてきた。その低姿勢の一方で、「来年の春には(県議の)選挙もありますから」とも発言。民意を背景にした、したたかさものぞかせている。
(宇佐美尚、本安幸則)
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杉林の下に、めずらしい白い花の群生を見つけた、
と思ったら、花じゃなくて、白い葉っぱだった。
葉っぱの上のほうがペンキを塗ったように白くなる。
ハンゲショウ(ドクダミ科ハンゲショウ属)
原色牧野植物大図鑑をしらべたら、
なんと、ドクダミとともに、1ページ目に載っていた。
ハンゲショウ(カタシログサ)
本州から琉球、および朝鮮、中国、フィリピンの暖帯から亜熱帯に分布。
水辺に生える多年草。特有な臭気がある。高さ60~100cm。
葉は長さ8~15cm。花は初夏から夏。
和名は、半夏生(夏至から11日目)の頃に白い葉をつけるからいい、
また葉の半分が白いから半分化粧の意。漢名三白草。
属名は、トカゲと尾のギリシャ名で花序をいう。
なーるほど!
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