みどりの一期一会

当事者の経験と情報を伝えあい、あらたなコミュニケーションツールとしての可能性を模索したい。

初恋草に魅せられて/不思議でかれんな花姿 

2006-12-02 18:17:04 | 花/美しいもの
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2週間ほどまえに「初恋草」を買ってきた。 
「はつこいそう」って名前に惹かれた。
カラカラに乾いた小さな鉢で、花もしおれてて100円の処分品。

さっそくwebで育て方を調べてみたら、
光が大好きということなので、窓ぎわの日向においておいたら、
固かったつぼみが膨らんで花が咲きはじめた。

初恋草の管理のポイント


蘭に似た、とっても不思議でかれんな花の形をしている。
  

  

初恋草(はつこいそう・レシュノルティア)の魅力 
花色が豊富で寒さに強いレシュノルティアはオーストラィアからやってきた、
春から秋にかけて咲く新しい鉢花です。
’初恋草’の名で知られています。
各枝の先端にまず花が咲くため、株のまわりから花が咲き始めます。
その後わき芽の先端に花を付け、徐々に株の中心部が咲くようになります。
冬の低温期に咲く二番花のほうが秋の一番花より大きくなります。
   
強い生命力 
砂漠に自生している植物なので乾燥には非常に強く、
暑さ・寒さにも強い植物です。
ただ、日本の気候では、戸外で地植えすると夏の多湿や冬の霜で
ダメージを受けるので、鉢花やコンテナガーデン、吊り鉢の
素材として利用されます。
         
特殊な花の構造
蕾のとき、雌しべは雄しべの下にあり、開花とともに雌しべが伸長して
柱頭横のポケットに花粉袋が入るというおもしろい構造になっています。
花弁の中心の奥に蜜があり、昆虫が蜜を取りにきたときに、
雌しべに他の株の花粉がつき、種を作ります。

ファルモサ種
赤、桃,橙,黄と花色が豊富です。
秋に日が短くなると、花芽分化をする短日性植物で、
低温は特に必要ありません。
8月に昼の時間が14時間以下になると花芽ができ、
秋から冬にかけて開花します。
冬に室内で管理すると室内の照明で一時的に花が咲きにくく
なることがありますが、春3月頃、戸外に出すと又花を付けます。
       
ビロバ種
青、白の花が咲きます。
低温で花分化するので、昼の温度が25℃、夜の温度が18℃以下
になる10月頃花芽ができます。
冬から春にかけて開花します。


1月に植え替えるとよい、と書いてあるけど、
根鉢がつまっているようなので、一回り大きな鉢に
鹿沼土と腐葉土を混ぜた土で植え替えた。
   


砂漠に自生するそうだから乾燥には強そうだけど、
霧吹きをかけたら、生き生きとうれしそう。



つぼみが開く様子。
  

  



どう、きれいでしょ。
  

短日で咲くので、夜明るいところに置いておくと
つぼみがつかないから、日当たりのよい廊下に置くことにした。



上手に管理すると次々に花を咲かせるそうだ。
冬越しできたら、春にもう一度植え替えて、
1000円くらいの大鉢に育てよう(笑)。

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コメント (5)
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教育基本法「改正」に関する緊急声明/「日本女性学会」幹事会

2006-12-02 13:35:37 | ジェンダー/上野千鶴子

昨夜、[日本女性学会メールニュース No.7]が届きました。
11月16日に、自民・公明の連立与党による単独採決によって衆議院を通過した
「教育基本法」改正案に対する抗議声明です。
多くの方にこの声明を伝えたいので紹介します。

日本女性学会HP
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          教育基本法「改正」に関する緊急声明

 11月16日、教育基本法改正案は、野党欠席という異常事態の下、自民・公明の連立与党による単独採決によって衆議院を通過し、現在、参議院での審議に入っている。教育に関わる憲法とも言われる重要な法律の改正が、十分な審議を尽くさないままに遂行されようとしていることに対して、日本女性学会はここに声明を発するものである。
 今般の教育基本法「改正」の与党案については、実に多くの個人および団体から疑問や反対意見・声明が提出されており、議論すべき点は多方面にわたっている。改正案には、日本女性学会が結成の柱とする「あらゆる形態の性差別をなくす」という観点からも、看過できない種々の問題点がふくまれている。
 まず、現行第5条「男女共学」(「男女は、互いに敬重し、協力しあわなければならないものであって、教育上男女の共学は、認められなければならない」)の削除は、教育分野における男女平等の根幹をゆるがすものである。この条項は、戦前の学校教育システムが男女別学・別学校体系により女性差別を制度化していたことへの反省に基づき、男女共学の基本を謳ったものである。現在もなお、高等教育進学率における男女間格差や、後期中等教育および高等教育での専攻分野における男女比率のアンバランスなど、就学経路上の男女平等を確立する課題は山積している。女性学研究は、そうした就学経路上の男女格差が社会的・文化的に生み出されるプロセスや、教育における男女間格差が雇用などの性差別の問題とつながっていることなどを明らかにしてきた。第5条の削除は、それらの課題解決の進展を阻むのみならず、男女特性論に基づいた公立の別学校を新たに誕生させるなど、男女をことさらに区別した教育を展開させる誘因になるのではないかと強く危惧する。
 その危惧は、現行法には存在しない「家庭教育」と「幼児期の教育」という二つの新設条項についてもあてはまる。「父母その他の保護者」の「子の教育」に関する「第一義的責任」をさだめた第10条「家庭教育」と、「幼児期の教育は、生涯にわたる人格形成の基礎を培う重要なものである」と謳った第11条「幼児期の教育」は、教育や福祉の分野を、国家の責務から「家庭」の責務に転換していく方向性をもつものであり、さらには「母性」や固定的な性別役割分担の強調につながる危険性がある。
 一方、改正案は、第2条「教育の目標」第3号(「正義と責任、男女の平等、自他の敬愛と協力を重んずるとともに、公共の精神に基づき、主体的に社会の形成に参画し、その発展に寄与する態度を養うこと」)の中に、現行法には含まれていない「男女の平等」という理念を掲げている。しかし、そもそもこの第2条そのものが、国民に求められる「徳目」をさだめる性格をもち、私たちの精神的自由を侵す危険性をはらんだものである。男女平等は国民にとっての権利であり、名宛人を国家とする教育基本法においては、「教育上男女の平等は保障されなければならない」といった国家の責務をさだめる条項として位置づけられるべきである。にもかかわらず、改正案における「男女の平等」は、国民にもとめられる「徳目」として掲げられており、その位置づけには大きな疑問が残る。
 同じく第2条第5号(「伝統と文化を尊重し、それらをはぐくんできた我が国と郷土を愛するとともに、他国を尊重し、国際社会の平和と発展に寄与する態度を養うこと」)は、愛国心を強制するものとして幅広い抗議を巻き起こしているが、この条項については性差別の撤廃という観点からも、重大な問題がある。この条項に含まれる「伝統と文化の尊重」という文言は、近年のジェンダー・フリー・バッシングのなかでさかんに使われているフレーズであり、「伝統や文化」といった多義的でしかあり得ない概念によって定義された「教育の目標」条項が、今後政治的に利用されていく可能性は極めて高い。
 その可能性は第2条全体に対して言えることであり、この条項と、現行法第10条「教育行政」を「改正」した第16条第1項(「教育は、不当な支配に服することなく、この法律及び他の法律の定めるところにより行われるべきものであり、教育行政は、国と地方公共団体との適切な役割分担及び相互の協力の下、公正かつ適正に行われなければならない」)とが連動することにより、「教育の目標」に沿わないと解釈された教育実践や教育運動は、「不当な支配」に相当するものとして排斥されていくだろう。現行の教育基本法第10条が、戦前の反省を踏まえて目指した、国家権力の中枢に近いところに位置する「官僚とか一部の政党」(昭和22年3月14日衆議院・教育基本法案委員会・政府委員答弁より)による「不当な支配」の排除とは、まったく逆の方向への「改正」と言わざるを得ない。
 多くの課題を残したまま、広範な抗議の声を無視して、政府与党は、近々12月8日にも教育基本法改正案の成立を目指している。日本女性学会は、性差別の撤廃という設立の趣旨を貫く立場から、今般の教育基本法「改正」の動きに強く抗議するものである。
                      日本女性学会 第14期 幹事会
                      2006年12月 1日
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小泉政権もひどかったけど、安倍政権になってから、
「教育基本法案」「共謀罪法案」「防衛省法案」などが次々に
強行採決されようとしている。

昨日、「中国残留孤児」が国を相手に訴えた、
「国家賠償訴訟」の判決が神戸地裁であった。
判決は「中国残留孤児61人に対して4億7000万円の賠償を
国に命じる」原告勝訴の画期的ものだった。
判決は、自立支援策を「きわめて貧弱」と厳しく批判し、
「孤児への自立支援策が北朝鮮拉致被害者のものより貧弱でよいわけがない」
と国を断じた。

愛国心を声高に叫ぶ安倍政権は、立ちどまって、
「人間らしく生きたい」という弱者の声に耳を傾けるべきだと思う。

弱者を切り捨てて、国の考えを上から押し付け、右傾化する
「美しい国」を、わたしは認めるわけにはいかない。


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