みどりの一期一会

当事者の経験と情報を伝えあい、あらたなコミュニケーションツールとしての可能性を模索したい。

ブログ3年目-「産婆」役の立場から-上野 千鶴子

2007-01-19 07:04:03 | Weblog
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昨日は、ブログ開設2周年。
落ち着いたらなにか記念の記事を書くつもりだったのだけど、
それが大きなまちがいだった。

三重県を相手の行政訴訟(情報非公開取消し訴訟)が
全面勝訴したので、
詳細は「てらまち・ねっと」
ともちゃんの好物のお刺身を買って帰り、
エビスビールで乾杯したとこまではよかったんだけど・・・・



明日の「市民型選挙直前・集中セミナー」の課題の期日を18日にしたので、
参加者から7時ころから「現況チェック表」が続々と届き始め、
その調整の電話に追われて、結局最後の電話は午前1時。
まだ二人残ってたんだけど、寝てしまった。
というわけで、いまやっと記事を書いているというわけ。

2周年だからなにかブログ関連の気のきいた記事をかこうと、
いつもの「カルコス」で本を何冊か買ってきたんだけど、
まだ読んでなくて、書店で中身を流し読みしただけ。

この「カルコス」本店、とっても品揃えがよくて
お店の中にいすやテーブルがあって自由に本が読める。
それもそのはず「信田さよ子さん」のご実家である。
もともとは「カルコス信田屋」という高富のお店で・・・
ということは、郷里はわがまち。そのうえ、
ともちゃんのいとこと同級生、というおまけつき(笑)。

わたしがブログを開設した2年前には
ブログ関連本は数えるほどだったんだけど、

今では「ブログがジャーナリズムを変える」なんて本も出ている。
つまり、「個人の情報発信がジャーナリズムを変える」。
2年間休まず記事をアップしてきて、そのことは実感している。
岐阜県の裏金問題や、フェロシルト、
福井「焚書坑儒」事件などは、つれあいやわたしのブログを
メデイアや行政が毎日、新しい情報をチェックしているらしいし、
社会的な影響力もおおきい。
とはいえ、この2年間で、ブログを継続するのは
けっこうエネルギーがいるということもわかった。
この半年ほど、コメントのお返事は書くけど(息切れしながら)、
ブロ友にコメントやTBを積極的に書かなくなったら、
コメントが目に見えて減った。
アクセス数は減らないからフシギなんだけど、
ブログは、双方向のコミュニケーション機能と、
情報発信の両方をあわせ持つということなんだろう。
gooの会員も2年前の12万人から70万人に増えた。

実生活でも4月までは、4年に一度の統一選の対応におわれると思うから
ブログネタも、ちょっと「お花」から離れて、趣味の「政治」、
にシフトすることになるだろう。

好きな本もなかなか読めないけど、ブログ本に加えて、
図書館と「カルコス」をはしごしてこんなにGET(笑)。
  


もともと、わたしのブログは、一昨年の3月に岐阜で開催した
上野千鶴子さんの「当事者主権」講演会のPRのために立ち上げたもの。

2周年か、3年目のスタートかよくわからないけど、、
『市民派議員になるための本』のプロデューサーとして、
本の最後に書かれた上野さんの言葉で締めくくりたい。

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『市民派議員になるための本』(寺町みどり著/上野千鶴子プロデュース/学陽書房)
-「産婆」役の立場から-
上野 千鶴子

     
 昨年11月に本の企画を立ててからおよそ1年。十月十日月満ちておぎゃあと本が生まれた。書いたのは寺町みどりさん。この人は書ける、書くべきメッセージを持っている、とわたしは確信し、「産婆」役を買って出た。 孕んで産んだのはみどりさん。わたしはそれを手助けしただけ。
 「無党派の風」なんて言うが、どちらを向いて吹いているのか、皆目わからない。長野県の田中康夫と東京都の石原慎太郎がいっしょに扱われるのも、なんだかおかしい。千葉県の堂本暁子に吹いた風と、大阪府の太田房江を押し出した風が同じとも思えない。「無党派って、なあに? わたしにわかるように説明してください」から、本の企画は始まった。
 無党派・市民派はどの議会でも少数派で孤立している。議会のなかには味方がいないが、議会のそとには仲間がいる。政党は新人議員でも守ってくれるが、無党派には市民以外に、だれもうしろだてがいない。そろそろ無党派・市民派の議員たちの経験とノウハウが蓄積され、伝達されていい頃だ。そう思ったら、「む・しネット」のなかには、おどろくべきノウハウが宝の山となって蓄積されていた。
 議員体験記なら他にもあるが、ここまで周到に目配りよく、議員になるまでと議員になってから遭遇するさまざまな課題に、こんせつていねいに応えている本はあるだろうか? 既成政党の議員さんたちが読んでも役に立ちそうなのが、こわいくらいだ。出たいひとにも、出したいひとにも、続けたいひとにも、選びたいひとにも、それぞれに役にたつ、かつてない本だと思う。
 この本をゲラの段階で読んだ市民派議員のひとり、ごとう尚子さんが「本
が売れた数だけ、議会が変わると思います」と感想をくれた。そのフレーズをいただいて、こんなキャッチコピーをつくりたい。
 「この本が売れた数だけ、日本の政治は変わるでしょう。」
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雨でイキイキパンジーたち
  


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コメント (4)
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