9合目まではドライブウェー、ここから、歩いて頂上を目差します。
大垣で生まれ育ったので、伊吹山には4~5回、
歩いて登ったことがあります。ドライブウェーができてからは、
だれでも車でかんたんに来られるようになりました。
のぼりは、西遊歩道で20分。体力があったら、
東遊歩道60分のコースを下りるつもり。
どのコースもお花畑、ということで、期待に胸膨らみます。
登りはじめてすぐに、コオニユリを見つけました。
アカソのなかに咲いています。
朝早かったので、お天気もよく、見晴らしも最高。
今の時期は、ピンクのシモツケソウの群生が見られます。
シモツケソウの中に、ちょっと地味なシュロソウの花。
イブキトラノオ(伊吹虎の尾・タデ科)
伊吹山は『琵琶湖国定公園特別地域」のなかにあり、
「伊吹山山地草原植物およびその自生地」の甲板には、
伊吹山一帯は約300種の草本が群生・開化するお花畑、
近畿以西では他に類をみないとの説明があります。
今回、名前が分かった花だけで20数種。
伊吹山の固有種も多く、撮った写真は約500枚。
あんまり多すぎて、一度には整理しきれないので、
時系列で、前半の登りから頂上で見つけた花を紹介します。
ルリトラノオ(瑠璃虎の尾・ゴマノハグサ科)
伊吹山だけにあるというルリトラノオは葉が対生。
花穂が3本のもあり色も濃い。
はじめてみた深いルリ色の花。
クガイソウ・九蓋草
ルリトラノオとよく似ているクガイソウは、
葉が輪生で九階建てなので、九蓋(階)草。
花穂はほとんどが1本。
色は少し薄いけれど、頂上付近の群生は見ごたえがあります。
ウツボグサ(カコソウ靫草・シソ科)
クルマバナ(車花・シソ科)
クルマバナとよく似た花の、
伊吹麝香草 (いぶきじゃこうそう・シソ科)。
百里まで香りが届くということで、別名「百里香」。
背丈は低いのですが、タイムの仲間の木本で、
全草に麝香(じゃこう)のような香りがあるそうです。
名前を調べたのは帰ってからなので、
ざんねんながら、香りは確かめませんでした。
山頂のお花畑には、シモツケソウの大群落はもちろん、
メタカラコウ、イブキフウロ、ハクサンフウロ、ナデシコ、
キバナカワラマツバ 、キボウシ、ヤマホタルブクロ、
キリンソウ、ギンバイソウ、サラシナショウマなどなど。
全部は載せられないので、頂上付近の見事なお花畑と、
下りの東遊歩道の花と、あと2回に分けて紹介しますね。
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