みどりの一期一会

当事者の経験と情報を伝えあい、あらたなコミュニケーションツールとしての可能性を模索したい。

クロワッサン「女の新聞・介護」(上野千鶴子さん)/「む・しネット」公開フォーラムの案内も

2007-08-28 09:34:15 | ジェンダー/上野千鶴子

最新刊の『クロワッサン』の、「女の新聞・介護」は上野千鶴子さん。

じつはわたし、上野さんが「クロワッサン」の取材を受けたのを知っていたので、
毎号、本屋で立ち読みして、チェックしていたのです。

で、さっそく買ってきて読みました。

クロワッサン716号

 「女の新聞・介護187」
結婚していようがいまいが最後はひとり、
おひとり老後をタフに生き抜く知恵満載。
              上野千鶴子さん(うえの・ちづこ 東京大学大学院教授)


たくさんの女性に読んでもらえそうな「素肌に自信あり」の特集に、
「素顔に自信あり」の上野さんのインタビュー記事はぴったし。
腕にタトゥ入りの写真もおしゃれでステキです。

『おひとりさまの老後』の本もだけど、クロワッサンの記事も、
等身大の上野さんのメッセージと魅力がいっぱいでうれしい。

「65歳以上で配偶者のいない女性の割合は55%と半分以上。中高年期は、離別や死別で再びシングルになったシングルアゲイン組と、ずーっとシングル組の再会の時。(どちらの道をたどってもシングルに)なってしまえば、みんな同じ。いっしょにおひとりさまの老後を楽しみましょう、という気持ちです」

「社会学とはデータに基づいて社会のさまざまな事象を論ずる学問ですが、研究テーマに介護を選んだ背景には、わたしの老後はどうなるの、という思いがありました。そもそも学問するのは自分自身のため、というのがわたしの立場ですから(笑)」

「現実をみれば、シングルの高齢女性の状況は厳しい。だからこそ、できるだけ明るく老後を語りたかったのです」

「老いて弱くなってけっこう、それがなにか? という脱力系の本。脱力してエンパワーですね」

「ひとり暮らしの基本のキは、ひとりでいることに耐性があること。ひとりが基本だから、ふたりでもみんなとでも過ごせるし、他の人とつながることにも長けています。ひとりでお淋しいでしょう、なんて大きなお世話です」


インタビュー記事の結びがまたいいですね。


 生き死に立派さ尊さも求めない。命にまさる価値などないという、随所に折り込まれた、祈りのようなメッセージに心が抱きしめられる。さらによいことに、そんなに深~いメッセージの具体的な指南はとても明快だってこと。
「最後に生きる知恵はIQより愛嬌。いざとなったら、究極の女の武器、お願い、助けて、と言えばいいのよ(笑)」  


『クロワッサン』がたくさんの女性に読まれて、

『おひとりさまの老後』がたくさん売れて、

上野さん人気が大ブレイクして、

それで、フォーラムの申し込みが殺到でうれしい悲鳴、
なーんて、ことになればよいのだけど。

ということで、ここからは、ピーアール。

12月2日の上野さんを招いての「む・しネット」公開フォーラム
チラシ文案ができました。
今月中にはデザイナーにゲラをしあげてもらって、印刷発行する予定。

9月からは、公的施設に置いてもらったり、個人の手から手へチラシを広げたい。
チラシを配っていただける方は、みどりまでご連絡ください。

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「む・しネット」公開フォーラム
~さまざまなマイノリティが生き延びるために~


   女性、高齢者、障がい者、患者、子ども、外国人・・・
弱者が弱者のままで尊重される多様な市民社会をどのようにつくるのか
  上野千鶴子さんを招いての市民派フォーラム、待望の第2弾

ところ: ウィルあいち(愛知県女性総合センター)大会議室
   名古屋市東区上竪杉町1番地
 tel:052-962-2511

とき: 12月2日(日)午後1時から4時(開場12時)

13:00~ 上野千鶴子さん基調講演
テーマ     《市民セクターをつくる~
      さまざまなマイノリティが生き延びるために》
 

第2部  14:40~16:00
《変えるのはわたしたち!》
 市民として…議員として…当事者として…
 市民自治の現場で、何を、どのように変えるのか
  コーディネーター:寺町みどり(『市民派議員になるための本』著者)
  コメンテーター:上野千鶴子(東京大学大学院教授) 

(講師プロフィール) 
うえの・ちづこ 東京大学大学院人文社会系研究科教授。社会学者。
専門は女性学、ジェンダー研究。近年は高齢者の介護問題に関わっている。
『ナショナリズムとジェンダー』(青土社)、『差異の政治学』『当事者主権』
(中西正司との共著)『生き延びるための思想』(岩波書店)、『老いる準備』(学
陽書房)、『市民派政治を実現するための本』(寺町みどり、ごとう尚子共編著)
など著書多数。話題の最新刊は『おひとりさまの老後』(法研)。

 参加費:1500円(要申し込み・要事前振込み)

申し込み方法:
氏名、住所、連絡先を明記して、
       TEL/FAX 0581-22-4989 
       寺町みどりまで e-mail:midori@ccy.ne.jp 

                
《主催》女性を議会に 無党派・市民派ネットワーク(む・しネット)

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12.2公開フォーラムのプロジェクトスタッフは、現時点で5人。
やりたい思いの強い人の少数精鋭とは聞こえがいいけど、
毎回、走りながら考える自転車操業で、
現地調達主義の「む・しネット」企画です。

受付や会場準備などの「当日スタッフ」を手伝っていただける方は、
まず参加申し込みをしがてら、みどりまでご連絡ください。

「参加費1500円は免除、上野さんの講演を最前列で聞ける」
という特典がつきます。

会場はマックス300人だけど、実質は250人くらい。
当日スタッフを加味すると、一般受付できるのは200人強です。
経験的に、上野さんの講演は早く満員になって、お断りすることが多いので、
参加したい方は、お早めに申し込んでください。


追伸・8.31
チラシのPDFファイルはこちらから 

12.2「む・しネット」公開フォーラムのチラシができあがりました。
上野さんの写真入のとっても素敵なチラシです。

写真をクリックすると拡大。その右下のマークをクリックするとさらに拡大
最後まで読んでくださってありがとう
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 明日もまた見に来てね
 
コメント (2)
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