昨年くらいから一気に花が増えたのがスイカズラ。
半つる性で、冬の間に切り詰めても寒さに強いので元気に育ちます。
ここ数年、何種類も植えても、モグラに根を切られてか、
花の種類が減っていくのが、お隣のクレマチス。
とうとう紫の一種だけになりました。
鶏舎を撤去したので、目隠しのためにツルを這わせたのですが、
その役割は果たしてくれているようです。
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スイカズラ&クレマチス
スイカズラ(吸い葛・別名ニンドウ(忍冬)
スイカズラ(にんどう)は、冬にも葉が落ちないから忍冬。
花色は、咲きはじめは白色か淡い紅色ですが咲いているうちに、
だんだん黄色に変化していきます。
金銀花(きんぎんか)とも呼ばれ、
つぼみは生薬で抗菌作用や解熱作用があり漢方薬としても利用されます。
クレマチス(キンポウゲ科クレマチス属(センニンソウ属)
クレマティス(Clematis)は、キンポウゲ科クレマチス属(センニンソウ属)のつる性の多年性の植物で、世界に約250種分布しています。
クレマティスの名前は、ギリシャ語の「Klema(ブドウの蔓)」からきたと言われています。
一般にクレマティスの和名は「鉄線(テッセン)」だと思う方もいますが、テッセン(C.florida)はクレマティスの一種です。
また、カザグルマ(C.patens)も同じ誤解をされ、またテッセンとも混同されることがありますが、やはりクレマティスの一種で、花弁がテッセンは6枚、カザグルマは8枚ということで区別できます。
クレマティスの園芸種は、250種も原種のある中でテッセンとカザグルマがその交配親としているものが多く、混同されるのも無理はないでしょう。
我が国での栽培は、桃山時代には行われていたという記録があります。
特に、江戸時代にはカザグルマの園芸品種が幾つも作られていました。
一方、ヨーロッパではもともと、クレマティス属の植物は、森の中などで見られ、「休息と安らぎ」の象徴とされていましたが、花色が薄く園芸家の間ではあまり好まれませんでした。
しかし、種間交雑を行ったのは19世紀のイギリスのフォーチューンで、テッセン、カザグルマなどから今日見られるような多くの変化に富んだ園芸品種が初めて作り出されました。
ドイツの植物学者シーボルトも19世紀に我が国のカザグルマを初めてヨーロッパに紹介し、クレマティスブームが起こったほどです。
そして、現在でもクレマティスの園芸品種は我が国とイギリスで作られたものがほとんどで、その品種数は約120~130といわれています。
知らないうちに楠の枯れ木に巻きついて、今年は花をたくさんつけています。
昨年は花を見た覚えがないのですが・・・・・??
トケイソウ(時計草/トケイソウ科)
花の形が時計の文字盤に見えるのでトケイソウと呼ばれます。
英名ではパッションフラワー。
植物性鎮静剤などの薬に使われます。
文字盤には長針も短針もちゃんとついていて、
なんとも不思議で、魅力的な時計草の花です。
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