みどりの一期一会

当事者の経験と情報を伝えあい、あらたなコミュニケーションツールとしての可能性を模索したい。

『む・しの音通信』67号を発行&インフォメーション/「手をつなぐ貧困女性(下)」(朝日新聞)

2008-10-03 06:52:13 | 「市民派議員塾」「M&T企画 選挙講座」
 読者の皆さんのお手もとには、すでに届いていると思いますが、
出来あがった、『む・しの音通信』67号の、
      表紙    と  インフォメーション


発送は終わったのですが、ホームページへのアップはまだ。
とりあえず、インフォメーションのページだけ紹介しますね。

『む・しの音通信』67号(2008.9.28)
~ インフォメーションのページ ~
 

M&T企画(寺町みどり&ともまさ)
/「市民派議員としてのスキルアップ連続講座」
 
「む・しネット」の共催で3回連続講座。第2回の担当スタッフは、島村きよみです。
【第2回】
テーマ「議会活動のレベルアップ/各手法の実践的テクニックを身につける」

日時:10月24日(金)13~20時
25日(土) 9~12時
会場:ウィルあいち(名古屋市)
講師:寺町みどり&ともまさ
《講座対象者》「無党派・市民派」の議員
       および立候補予定者の市民
《参加費》 1万5千円(2日間通し)
《締め切り》定員15名(先着順)
《問合せ先》寺町知正(T/F 0581-22-4989)
【セッションの内容】
・「議会改革を=自分の議会がすべてじゃない」議会運営の問題点-議会の内と外の区別を明確にする/申し合わせの点検・見直し
・発言、質疑、一般質問のテクニック&行動や行政交渉のテクニック
・「情報公開の問題点と改善」情報公開の制度と条例、請求のテクニック/公開文書の点検と問題点=改善点/異議申立の仕方、構成、要点
・「議会の議論を鍛える住民監査請求の立論」
・「議会改革で抱えている具体的課題の解決」
【第3回予告】 2009年1月30日(金)13-20時~1月31日(土) 9-12時
テーマ「一般質問と議案質疑の組み立て/情報公開/不正支出/予算審議対策」

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【東大ジェンダーコロキアム】
テーマ:バックラッシュとジェンダー~
福井「焚書坑儒」事件と情報公開訴訟
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日時:10月7日(火)18:40~20:30
会場:東京大学 法文1号館315室(予定)
・清水勉(原告代理人) 「福井「情報非公開処分取消訴訟」控訴審判決の解説」
・寺町知正(本人訴訟)「市民として直接民主主義の公的制度を使う」   
・寺町みどり(原告団事務局)
「福井「ジェンダー図書」排除事件と背景」   
・上野千鶴子(原告団代表)
「訴訟の意義と効果」
・原告から一言メッセージ
・会場参加者とのディスカッション

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~「む・しネット」プロジェクト企画~
「『おひとりさまの老後』を読む会」
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上野千鶴子さんの75万部の大ベストセラーの読書会です。オープン企画なので、参加したい方は、みどりまでご連絡ください。
◆第4回:10月27日(月)10~12
小研修室1(ハートフルスクエアG・2F)
お問い合わせは0581-22-4989(寺町みどり)
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<編集後記> 67号はほぼ完成していたけれど福井・情報公開訴訟の控訴審判決を入れたくて待機。結果は一審に続いて棄却。舞台はいよいよ最高裁に! 判決を受けて10月7日に、東大ジェンダーコロキアム《バックラッシュとジェンダー~福井「焚書坑儒」事件と情報公開訴訟》を開催します。(みどり)


10月7日の東大ジェンダーコロキアムに、
ぜひお誘いあわせてご参加ください。

上告には費用もかかりますので、応援してやろうという方は、
ぜひカンパもお願いします。

「原告団」へのカンパは、以下の郵便振替口座へ。
    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
   ●加入者名:市民派議員アクションフォーラム
   ●口座番号:00880-5-35806

    ※通信欄に「福井・情報公開訴訟カンパ」と明記のこと。
   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
訴訟へのご支援、ご協力、よろしくお願いします



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話しは変わりますが、
前日に続いて、10月1日の朝日新聞に竹信三恵子さんの、
「手をつなぐ貧困女性(下)」が載っていました。

  「女性と貧困ネットワーク」28日に立ち上げ集会開催
/手をつなぐ貧困女性 2008-09-30


記事は、9月28日(日)に東京都の千駄ヶ谷区民会館で開かれた
「女性と貧困ネットワーク」の発足集会のこと。


写真をクリックすると拡大。その右下のマークをクリックするとさらに拡大

手をつなぐ貧困女性(下)
高まれ関心 分野超え連帯


ネット結成、政策提言目指す
 「女性で安心、貧乏でも安心」。こう書かれた幕の前で女性たちがそれぞれの貧困を報告する。9月28日、東京の千駄ケ谷区民会館で開かれた「女性と貧困ネット」の発足集会は熱気であふれた。
 ホームレス女性らの「ノラ」の会や「新宿野宿者女性の会『心を開く輪』」、ひとり親の助け合いNPO「しんぐるまざあずふぉーらむ」、「働く女性の全国センター(ACW2)」……。こうした組織が初めて分野を超えて連携に踏み出した。
 引き金は、「女性の貧困」への世間の関心の低さだった。非正社員は働く女性の5割を超え(グラフ)、その賃金は男性正社員の4割程度。ACW2には、パートの低賃金で働いても食べられない、 社会保険に入れない、と悲鳴のような相談が相次ぐ。
 シングルマザーの平均年収は170万円程度。これを支える児童扶養手当も削減が打ち出される。シングルマザーの8割は働いているのに、政府は就労による自立を促す。
 「女性の低賃金は問題にされにくい。非正社員の過酷さが社会問題になったのは男性の非正規化が進んでから」とACW2の伊藤みどり代表。
 フリーターの当事者発信雑誌をつくる「フリーターズフリー」の栗田隆子さん(34)ら若手も合流した。「20、30代は男性も非正社員が多い。女性を養えるとは思えないが、女は貧乏でも結婚すればいいと言われる」と笑う。
 女性の貧困を見えるようにする、異なる分野の連携で安心のシステムをつくる、貧困問題に政策提言をしていく--。そんな目的で、ネットワークの結成が決まった。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・(中略)・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
男性に波及、解決に一石
 女性の働き方は、男性のワーキングプア化の「先行事例」との見方も相次いだ。
 東京の派遣社員の女性(45)は、OA機器の操作や財務管理などを担当してきた。課長級の資格で深夜の会議にも出席を求められ、賃金は月13万円。いきなり仕事を打ち切られ、日雇い派遣でつないできた。最近、若い男性が「こんな賃金ではプロポーズもできない」「子どももつくれない」と、嘆き始めた。「女性たちの問題がついに男性にも波及した」と感じる。
 「しんぐるまざあずふぉーらむ」の赤石千衣子さんは、「女性は食べられないほどの低賃金でも社会保険がなくても問題にされない。その便利さを味わった企業が、男性にもこれを広げた」。
 会場からは「男性の貧困化はよくないが、男女が共通の言葉で貧困を話し合えるようになった面もある」との声も。「貧困女性の連携」は、男性の貧困解決にも一石を投じつつある。
 「女性と貧困ネット」のブログはhttp://d.hatena.ne.jp/binbowwomen/
(編集委員・竹信三恵子)
(2008.10.1 朝日新聞)

「女性と貧困ネットワーク」ブログ


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