みどりの一期一会

当事者の経験と情報を伝えあい、あらたなコミュニケーションツールとしての可能性を模索したい。

東大で「福井・情報公開非公開取消訴訟」の報告集会をしました/東大ジェンダーコロキアム

2008-10-08 08:31:22 | 「ジェンダー図書排除」事件
一夜明けて、いつもの?東京某所。
今朝も雨で、肌寒い朝です。

昨日は、東大ジェンダーコロキアム。

福井の生活学習館からジェンダー図書撤去事件が起きてから2年半、
ずっと事務局をやってきたのですが、
情報公開で得た公文書や、申し入れ書、新聞記事などなど
集めた資料はコンテナ2杯に膨大な量で、
前日までに選んだ資料を朝から、A3の裏表に約2000枚印刷しました。

「訴訟に至る経緯」を再確認するために
時系列で資料の整理もできたので、それはそれでよかったのですが、
提訴のときの写真入りの新聞の束がどうしても見つかりません。
あきらめて、『む・しの音通信』にのせた新聞記事を使いました。
いつものことですが、出かける時間ぎりぎりまで印刷して、
資料組みをともちゃんに手伝ってもらって、
キャリーに押し込んで出発。

岐阜で食事をする予定はパス、新幹線の中でサンドイッチを食べて、
東京には4時ころ到着。雨が降りだしそうだったので、
とりあえず会場の東大の正門前の喫茶店にたどり着きました。

2時間ほど時間があったので、ともちゃんと
10月の「市民派議員のためのスキルアップ講座」の内容など打ち合わせ。

30分ほど前についた会場の法文1号館113室はまだ使っていたので、
外で待つうちに、なつかしい皆さんに次々にお会いしました。

時間になってやっと会場があき、ばたばたと資料など準備し、10分遅れで、
「バックラッシュとジェンダー~福井「焚書坑儒」事件と情報公開訴訟」
の始まりです。

まずは主催者の上野さんから、ジェンダーコロキアムや最新の本の紹介、
続いて、裁判の報告に入ります。

最初に、原告代理人の清水勉弁護から準備してみえたレジメに沿って、
「福井「情報非公開処分取消訴訟」控訴審判決の解説」。
初めて聞く人には、本体の図書排除事件の説明が必要だろうということで、
わたしが次に「訴訟にたいる経緯」を話すことに。

ともまささんが「直接民主主義の手法」を話してから、
わたしがその手法を使って福井の問題を解決した話をするということで、
二人では打ち合わせてあったのですが、、
「ジェンダー図書」排除事件の経緯を話してから、
手法の部分ははしょって、事件の背景だけ話しました。

つぎに知正さんが、「市民として直接民主主義の公的制度を使う」
をレジメに沿って話しました。
豊富な経験と具体的事例を交えた、情報公開や住民監査請求などの手法は
初めて聞いた人も多くて、アンケートを読むと、この話がとても好評でした。

直接民主主義の手法は使えると思ってくださった人が多かったようで、
やったかいがありました。
最後に、上野さんが福井事件だけでなく、他の事件にも言及して、
「ジェンダーとバックラッシュ」でフィニッシュ。

反省点としては、
わたしが最初に本体の図書排除事件と訴訟までの説明をすればよかったこと、
テーマやスケジュールの頭書きを作っていかなかったことなど。

とはいえ、原告のみなさんのスピーチもとてもよかったので、
東京で集会をやりたいと言って準備した言いだしっぺとしては、
ほっと一息、肩の荷が下りました。

参加者は約50人、いつものジェンダーコロキアムより、
広い範囲の方が見えていたようです。

終わってからは、会場を移動して、原告団の打ち上げ。
清水さんが「必勝宣言」をして最高裁の前祝いです(笑)。

終わってから、写真を一枚も撮ってないことに気が付きました。

新幹線を降りてから、熱があって体がだるかったのですが、
やっぱり緊張していたのですね。

ジェンダーコロキアムの参加は無料が基本だそうですが、
会場で急きょ呼びかけたカンパは、約5万円もありました。
カンパは訴訟の費用にあてさせていただきます。
カンパをお寄せいただいたみなさま、ありがとうございます。

ということで、久しぶりに字ばかりのそっけない報告です(笑)。


帰りに写した東大赤門。

ではまた。


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コメント (2)
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