豆を水に一晩つけて、よくあさ、朝日新聞を見ておどろいた。
「受け継がれる地豆」という記事で、わたしが珍しい豆を買った、
北海道遠軽町の記事だった。
「受け継がれる地豆」 味わい深い地元の宝
農村に伝わる地域独特の古い品種の豆、いわば「地豆」が見直されている。種苗会社が売る1代限りの種ではなく、農家が種を採り続けているのが特徴だ。生産量はごく少ないものの、個性的な色かたちや味わいを「地元の宝」として売り出す動きもある。(佐藤美千代) 2008.10.28 朝日新聞
サロマ湖から南下して、北見地方の遠軽町の道の駅で、
飲み物かお土産を買おうとしたんだけど、
なんと、お店にはお茶もなくて、乾燥した豆が数種類あっただけ。
もちろん豆は大好きだから買ったんだけど、インゲンの仲間とはわかるけど
見たこともない豆ばかりで、「このシマシマの豆はなんですか?」
とたずねたら、「カイマメ」という答えが返ってきた。
「おいしいの」「どうやって食べるの」と聞いたら、
「地元でとれる豆で、ホクホクでとってもおいしいよ。」ということだった。
それで、貝豆のことはとっても印象に残っていて、
かえってすぐ食べたら、ホクホクで「桑の木豆」にもちょっと似てた。
今回炊いたのは、茶色くて細長いインゲンのような豆で、
少し煮崩れてしまったけれど、金時豆より歯ごたえがありおいしい。
シチューやスープに入れて煮込むと、抜群だろうと思える味。
地豆(べにや長谷川商店)
貝豆
貝殻の斑紋に似ているので「貝殻豆」ともよばれています。農家では若さやのとき、さやごとゆでてお煮しめ、酢味噌和えなどにして食べていました。餡にするとあっさりした味わいが特徴です。ペーストにしてオリーブオイルとにんにく、塩、コショーで味付けしディップとして野菜やパンの付け合せにもなります。
いちばん左が貝豆、右の二つは不明。
山県市の美山地区にも特産の地豆「桑の木豆」があり、
この豆も、若いときも乾燥してもサヤごと食べるのが特徴。
「桑の木豆」収穫、山県で最盛期(2008.10.11 中日新聞)
畑の桑の木豆も、遅まきの抑制栽培でサヤが太りはじめている。
「桑の木豆」は日本一おいしいといわれているんだけど、
もう少し大きくなったら、貝豆と食べ比べてみようと思う。
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