みどりの一期一会

当事者の経験と情報を伝えあい、あらたなコミュニケーションツールとしての可能性を模索したい。

波板栽培の自然薯、初収穫しました。イチョウイモやトックリイモも。

2008-12-13 15:02:57 | 有機農業/野菜&ハーブ
自然薯(ジネンジョ)、今年はじめて収穫しました。

葉やツルが完全に枯れていて、そろそろ堀り時です。


今年の冬に、NHKでも愛媛県砥部町でトタン栽培を
している自然薯栽培農家の番組をやっていました。
  

今年はわが家も、半分くらいトタン(波板)栽培をしています。

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つれあいとまどくんが自然薯を掘り始めたので、
ちょっと待っててよ、とデジカメをもって畑にかけつけました。

  
トタン(波板)のうえの土をそっとどけると、
真っ白な自然薯が顔を出して感激のいっしゅんです。 

何層にも重ねての波板栽培。パイプ栽培よりも収穫が楽そうです。
 

自然薯は乾燥に弱いので、収穫したらすぐに毛布をかけます。
 

わたしはもっぱら撮影専門で、手持ち無沙汰なので、
バケツに「むかご」を集めることにしました。
むかごはほとんどツルから落ちてしまっていたのですが、
自然薯の花後がおもしろいかたちで残っています。

 

戻ってきたら、芋がずいぶんたくさんになっていました。


150センチの波板を突破して、まだ下に伸びてるのもあります。
  
わがやで昔から作っている山芋が交配した種芋を植えたところ。
ずいぶん深く伸びているので、折れないようにそっと掘ります。
  
こんなに大きな芋が収穫できました。
手を広げた形なので、イチョウイモみたいです。

もうこのくらいにしようと思ったら一本の自然薯が波板から外れて
地中深く伸びています。
 
さっそく、まどくんがショベルで掘りはじめました。

 
自然薯と山芋、たくさん掘れました。


庭に運んできて、コンパネの上で乾く前にすぐに洗います。


その夜は、無農薬の白米を炊いて、
自然薯をすり鉢で丁寧にあたって、だし汁でのばして、
自然薯のトロロで、自然薯ご飯を食べました。



オマケに、
今年の春まで連れ合いが朝日新聞の岐阜版の「いきいきセカンドステージ」に
連載していた記事で、「山芋抜ける快感に満足」を紹介します。

  「いきいきセカンドステージ」【寺町 知正さん】山芋抜ける快感に満足
(2008.2.20 朝日新聞)

 山芋のパイプ栽培の面白さを、昨年12月5日の本欄で紹介させていただいた。種芋の植え付けは桜の咲くころなので、今から畑の計画に入れてほしい。
 長さ1メートル以上ある市販のパイプは、片方(種芋側)が漏斗状に広がっている。信じがたいことだが、植え付け時のパイプの傾きは種芋側と先端で20センチほどの差で十分。20~30センチずらしてパイプを重ねる。作業中に横から見ると、斜めのパイプが将棋倒しの駒のように一列に折り重なっていて愉快な眺めだ。
 種芋はパイプの上に同じ方向で水平に置く。山芋の根には浅く横に伸びる根、放射状に斜めに伸びる根、真下に伸びる根がある。漏斗の真上に置いた種芋の頭から真下に伸びた新根は、パイプ面に当たっていや応なく筒の中を斜め下に伸び続け、秋には太り、長い新芋になる。栄養を供給放出し終えた種芋は、最初の位置で小さく縮んでいる。
 斜めのパイプの上に土をカマボコ状に盛るだけの驚きの栽培法だ。土が浅くてもできる。収穫時、縦に掘り出す重労働なしに、1メートル以上の長い芋がパイプごとスッと横に抜ける快感は十二分の満足がある。
 パイプで作ると芋の下側が真っすぐになるのでジネンジョの雰囲気が減ると、わざと高い土盛りで縦長作りにする通もいる。他方、もっと簡単で安価な方法もある。波板を土中に斜めに置く方法だ。私もムカゴや小さい芋を波板の上端に並べ、1年半放置してから冬に土をよけてみた。波板を覆い隠すほどにびっしりとたくさんの芋が斜めに肥大している光景には、笑いが止まらなかった。
 ムカゴご飯は抜群。あまり知られていないが、花の芳香も抜群。山芋栽培は楽しみが尽きない。
(2008.2.20 朝日新聞)


一緒に撮った畑の野菜も紹介したいけれど、
字数が残り少ないので、またあした。

ではまた。


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コメント (2)
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