けさ大阪府知事選挙が告示されました。
府知事選は7人が立候補の届け出を済ませたようですが、
関西のことなので、だれが有力候補なのかよくわかりません。
大阪府知事選告示、都構想争点に 7新人が届け出(2011/11/10 共同通信)
ダブル選挙となる大阪市長選の告示は13日で、投開票日はいずれも11月27日の日曜日。
大阪市長選は、現職の平松邦夫市長と橋下徹前大阪府知事の事実上の一騎打ち。
この構図は複雑怪奇。
そもそも橋本大阪府知事が、なぜ府から市に鞍がえてして大阪市長選に立候補したのか、
真意がよくわかりません。
市長のほうが魅力があるというより、もっと別の思惑があるのでしょう。
迎えうつ現市長のほうも、市民のほうを向いているというよりは、
政党の思惑で動いているように見えます。
どちらも、住民の利益を考えていなくて、
市長の椅子をみずからの利益はの道具に使おうとしているのが、
見え隠れしているのが、有権者でなくても、市民としては不快です。
応援クリック してね
本文中の写真をクリックすると拡大します。
そんな複雑怪奇なダブル選挙の構図と問題点を、わかりやすく書いているのが、
「ダイヤモンド・オンライン」に記事を連載している
友人のジャーナリストの相川さんの「相川俊英の地方自治“腰砕け”通信記」。
特に、最新記事がタイムリーでおもしろいです。
わたしが大阪市民だったら、既成政党相乗りの平松も「大阪維新の会」の橋下もイヤ、
いれたい人がいないなぁ、と思っていたのですが、
選択肢がない、のは今に始まったことではなかった・・・。
「6割以上の市民が市長選びに関与していないのである。市政に無関心だったり、
そっぽを向いてしまったり、さらには参加そのものを諦めてしまっているのである。・・・」
「民意を問う」と言いながら、市民を蚊帳の外に置いて、政党や組織の思惑が先行する候補者、
民主主義の原点である「参政権」を放棄している市民。
うーん、問題の根は深いですね。
最後まで読んでくださってありがとう
クリックを
記事は毎日アップしています。
明日もまた見に来てね
府知事選は7人が立候補の届け出を済ませたようですが、
関西のことなので、だれが有力候補なのかよくわかりません。
大阪府知事選告示、都構想争点に 7新人が届け出(2011/11/10 共同通信)
ダブル選挙となる大阪市長選の告示は13日で、投開票日はいずれも11月27日の日曜日。
大阪市長選は、現職の平松邦夫市長と橋下徹前大阪府知事の事実上の一騎打ち。
この構図は複雑怪奇。
そもそも橋本大阪府知事が、なぜ府から市に鞍がえてして大阪市長選に立候補したのか、
真意がよくわかりません。
市長のほうが魅力があるというより、もっと別の思惑があるのでしょう。
迎えうつ現市長のほうも、市民のほうを向いているというよりは、
政党の思惑で動いているように見えます。
どちらも、住民の利益を考えていなくて、
市長の椅子をみずからの利益はの道具に使おうとしているのが、
見え隠れしているのが、有権者でなくても、市民としては不快です。
共産、平松氏を全面支援へ 大阪市長選 「独裁を阻止」 2011年11月6日 朝日新聞 共産党大阪府委員会は5日、大阪市長選で再選をめざす平松邦夫市長(62)の全面支援に乗り出す方針を固めた。前大阪市議の渡司(わたし)考一氏が同市長選への出馬を撤回したことを踏まえ、橋下徹前大阪府知事の当選を阻止するため支持者に「平松氏支持」を呼びかける。共産推薦候補は前回市長選で11万票余りを獲得。異例の判断は選挙戦に大きな影響を与えそうだ。 渡司氏は5日の会見で「橋下氏の独裁政治や教育基本条例案の成立を阻止するため、現時点での最善の判断」と、不出馬の理由を説明。「橋下氏は今のやり方を全国に広げると言っている。ファシズムの台頭を大阪で止めるには、(平松氏への)支援を表明した方が一番すっきりする」と語った。 会見に同席した共産党大阪府委員会の山口勝利委員長は、平松氏側には政策協定を求めず「党の支持者には平松氏の支持を呼びかけていく」とした。党市議団の幹部も「独自候補の擁立見送りは、私も経験のない歴史的な非常事態。決断した以上は結果を出すために全力で平松氏への投票を呼びかける」と説明。選挙戦では集会などで平松氏への支持を呼びかけるという。 |
大阪ダブル選:既成政党、「維新の会」の国政進出を警戒 毎日新聞 2011年11月9日 大阪府知事・大阪市長のダブル選は10日、知事選の告示で選挙戦に入る。「大阪維新の会」の橋下徹代表は次期衆院選での国政進出にも言及し、民主、自民、公明など既成政党を揺さぶっている。 「偏った見解は難しいという態度決定になった」 公明党大阪府本部代表の佐藤茂樹衆院議員は8日、知事選、市長選のいずれも自主投票で臨む方針を正式に発表した。同党の山口那津男代表も8日の記者会見で「大阪の複雑な状況があり、府本部の対応に委ねる」と述べ、党本部として関与しない考えを強調した。 公明党にとって、最優先課題は次期衆院選だ。09年衆院選で8小選挙区で全敗。次期衆院選で候補を擁立する9小選挙区のうち、大阪府内だけで4候補を占める。同党幹部は「大阪は最重要地域。橋下氏を刺激したくない」との本音をもらす。 伏線はあった。10月下旬、大阪市天王寺区の創価学会関西池田記念会館。作家の堺屋太一氏らが学会幹部を訪ねた。堺屋氏は橋下氏との共著で、府と大阪・堺両市を再編する大阪都構想に関する本も出版している。 関係者によると、堺屋氏は、公明党が大阪都構想に賛成するなら、次期衆院選で公明候補が立候補予定の大阪4小選挙区に維新の候補者を立てない意向を伝えたという。ダブル選の態度を決めかねていた公明党の関係者は「自主投票を求められた」と受け止めた。 ダブル選挙に距離を置く公明党に対し、橋下氏の対抗馬を支援する民主、自民両党も腰が定まらない。9月24日には大阪市内のホテルで自民党の石原伸晃幹事長が橋下氏と会談。石原氏が呼びかけ、橋下氏は都構想に賛同を求めたという。民主党も橋下氏を刺激しないよう、「大阪のことは大阪に任せる」(幹部)とのスタンスだ。 既成政党の苦しい対応にはダブル選挙後、維新の国政進出に対する警戒感がある。都構想を実現するには、地方自治法など関連法の改正が必要。橋下氏は9月26日、記者団に「国政政党が都構想を潰そうとするなら、近畿圏を視野に国政をやる」と宣言した。次期衆院選の候補者擁立をちらつかせ、各党に揺さぶりをかけている。【高山祐、小林慎、岡崎大輔】・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(以下略)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ |
応援クリック してね
本文中の写真をクリックすると拡大します。
そんな複雑怪奇なダブル選挙の構図と問題点を、わかりやすく書いているのが、
「ダイヤモンド・オンライン」に記事を連載している
友人のジャーナリストの相川さんの「相川俊英の地方自治“腰砕け”通信記」。
特に、最新記事がタイムリーでおもしろいです。
わたしが大阪市民だったら、既成政党相乗りの平松も「大阪維新の会」の橋下もイヤ、
いれたい人がいないなぁ、と思っていたのですが、
選択肢がない、のは今に始まったことではなかった・・・。
「6割以上の市民が市長選びに関与していないのである。市政に無関心だったり、
そっぽを向いてしまったり、さらには参加そのものを諦めてしまっているのである。・・・」
「民意を問う」と言いながら、市民を蚊帳の外に置いて、政党や組織の思惑が先行する候補者、
民主主義の原点である「参政権」を放棄している市民。
うーん、問題の根は深いですね。
「相川俊英の地方自治“腰砕け”通信記」【第37回】 2011年11月9日 「反ハシズム統一戦線」に共産党まで相乗りする混沌 民意不在、投票率低迷の大阪市長選に何を問うべきか 共産党推薦の前市議が出馬を取り止め 「反橋下戦線」が形成される大阪市長選 11月27日投開票の大阪ダブル選挙に、新たな動きがあった。大阪市長選に共産党推薦で立候補予定だった前市議が4日、出馬の取り止めを表明したのである。「橋下徹氏の当選を阻止するために出馬断念を決意した」と関係者は事情を明かした。 告示(11月13日)直前での出馬断念は2人目で、現職の平松邦夫市長と橋下徹・前大阪府知事の一騎打ちとなりそうだ。共産党は平松氏と政策協定などは結ばないものの、党の支持者らに平松氏への投票を呼びかけるという。 これまで、市長選に独自候補を擁立し続けてきた共産党が今回、党の旗を降ろすことになった。1963年以来なので、48年ぶりである。 さらに、自前の候補を出さないだけではなく、自民や民主と事実上、共闘するというのである。思わぬ展開に驚きの声が広がったが、方針の大転換の理由として「橋下氏の独裁を阻止するため」「大阪市を守るため」「民主主義を守るため」といったことが、切迫感とともに語られた。 こうして現職と前知事による異例の市長選は、地域政党「大阪維新の会」と既成政党の大連合による激突となる。維新への完全包囲網が形成されたといってもよい。 それほどまでに橋下氏と「大阪維新の会」は既成政党に敵視されている。なかには大阪の自治を守るための「反ハシズム(橋下的政治手法)統一戦線」だと鼻息荒くする人もいる。 今回の大阪市長選の特異性は他にもある。というとやや大仰かもしれないが、市の助役(副市長・以下同)出身の候補者が誰1人いない点だ。現職市長と前知事はともに民間出身で、行政職員の経験はない。大阪市において助役出身の候補者ゼロの市長選は、何と1955年以来の歴史的な出来事となる。 自主財源の乏しい地方自治体の悲哀を表す言葉に、「3割自治」というのがある。国から配分される地方交付税や各種補助金に依存せざるを得ず、自治とは名ばかりの実態を揶揄するものだ。 もちろん、固定資産税や法人市民税などに恵まれた有数の富裕自治体である大阪市は、これにはあてはまらない。だが、大阪市は別な意味で「3割台自治」といえる。何かというと、住民自治の土台となる市長選や市議選における投票率である。 大阪市での選挙は低投票率に終わるのが恒例化している。たとえば、今回の市長選だ。戦後(1947年から)これまで18回実施されたが、このうち投票率が5割を超えたのはわずかに6回。それも昭和30年代が多く、最後に5割の壁を超えたのは、1971年の市長選挙である。 大阪万博の翌年のことで、それ以来、40年間に11回の市長選が行なわれたが、このうち8回が3割台以下の投票率に終わっている。ワーストの投票率は28.45%(95年)だ。 つまり、6割以上の市民が市長選びに関与していないのである。市政に無関心だったり、そっぽを向いてしまったり、さらには参加そのものを諦めてしまっているのである。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(以下は「ダイヤモンド・オンライン」でご覧ください)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ |
「相川俊英の地方自治“腰砕け”通信記」【第36回】 2011年11月2日 思惑入り混じる大阪秋の陣、“舌戦”の舞台裏 二重行政の弊害を破るダブル選挙の「真の価値」 大阪維新の会 VS 反維新の会 火ぶたを切った「大阪秋の陣」 これほど対立軸がはっきりした地方選挙は珍しい。また、日本全体に及ぼす影響の大きさがこれほどの地方選挙であることも。そして、だからこそ、告示前からこれほど激しい舌戦が展開されているのだと言える。大阪ダブル選挙のことだ。 大阪市を解体し、特別区に再編する「大阪都構想」を掲げる「大阪維新の会」と、現在の枠組みの死守を叫ぶ反維新陣営による「大阪秋の陣」が火ぶたを切った。大阪府知事選(11月10日告示)と大阪市長選(11月13日告示)に互いに候補を擁立し、相手陣営を激しく攻撃し合っている。 「大阪都構想」の是非を問うというわかりやすいダブル選挙だが、その一方で、戦いの構図は複雑怪奇なものとなっている。反維新陣営内(共産党を除く)に様々な思惑が入り混じり、足並みに乱れが生じているからだ。 そのなかでもまとまりを欠くのが、自民党である。知事選の候補者選定が迷走し、名乗りを上げる動きが続くなど、告示日ギリギリまで予断を許さない状況となっている。自民党本部と大阪府連、大阪府議団、大阪市議団の4者が一枚岩となっておらず、それぞれが不信感を募らせている感さえある。 大阪府と大阪市が長年いがみ合い、「府市合わせ」な関係となっているのと同様の現象である。実は、大阪の知事選で自民党が分裂選挙となるのは、半ば恒例化している。 10月29日に自民党大阪府支部連合会大会が開催され、会場に500人以上の党員が詰めかけた。大会は、東日本大震災の犠牲者への黙とうと、君が代、自民党歌の斉唱で始まった。全国が注視するダブル選挙直前の大会である。 しかも、前日に自民党参院議員の丸山和也氏が知事選出馬の意向を表明していた。報道陣が大挙して押しかけ、異様な雰囲気に包まれた(その後、丸山議員は不出馬を表明し、都知事選に続いてまたしても「出る出る出ない候補」に終わった)。 国会議員が次々にマイクに向かい、2年余りで3人目の総理大臣となった民主党政権の稚拙さや出鱈目さを激しく批判した。そして、財務省と官僚、それに労働組合に依存する野田内閣に公務員改革はできないと批判した。 そのうえで、1日も早く解散総選挙に追い込んで政権を奪還しなければと訴えた。だが、目前に迫っている最大級の関心事・ダブル選挙に触れる国会議員は少なく、会場内に妙な空気が漂った。 大会決議が読み上げられ、予定の日程がほぼ終了となった瞬間だった。大阪府議団の花谷充愉幹事長が大阪知事選についての報告を求め、マイクに向かった。花谷幹事長は、「候補の選定については府議団一任となっている」とし、「池田市長の倉田薫氏を支援することに決定した」と明言した。 さらに、「これまで霞が関やタレントといった候補が擁立されてきたが、今回、初めて地方自治のプロを支援する」と述べ、了承を求めた。続いて、大阪市議団の荒木幹男幹事長がマイクに向かい、「市議団は平松邦夫市長を推薦することを決定した」と報告した。 「平松市長は関前市長の市制改革を継承し、上回る実績をあげている」と称賛し、「我々と同じ立ち位置をとっている。大阪市を解体支配しようとする維新の会と戦う大事な選挙だ」と力を込めた。 2人の幹事長報告が拍手で了承され、会場内で待ち構えていた平松市長が壇上に促された。4年前、民主党推薦で出馬し、自民党と公明党推薦の現職を打ち破った人物だ。 かつての敵陣にやってきた平松氏 民主・自民の相乗りが状況を複雑に 今回は一転して、民主と自民の相乗り候補となった。かつての敵陣に単身でやってきた平松氏は、「初めてお招きいただき、緊張しています」と語り出した。そして、自民党市議団の推薦に謝辞を述べた後、「大阪の街はよくなっている。その大阪を我が物にしようとしているものを見過ごすわけにはいきません。共に闘ってまいりましょう」と、声を張り上げた。 平松市長が挨拶を終え、一瞬、間が空いたときだった。ひとりの国会議員がなにやら弩号をあげ、会場内に緊張が走った。議員団の決定を快く思っていないのが明白だった。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(以下は「ダイヤモンド・オンライン」でご覧ください)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ |
最後まで読んでくださってありがとう
クリックを
記事は毎日アップしています。
明日もまた見に来てね