生活保護の受給に厳しい声が広がっている昨日、
友人の白井さんの<壮春グラフィティ>の記事が載りました。
生活困窮者を支援のために走りまわる坂優さんという方を取り上げた白井さんらしい記事、
応援クリック
してね ![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/heart_pink.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hearts_pink.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/heratss_blue.gif)
本文中の写真をクリックすると拡大します。
同じ日、毎日新聞の「クローズアップ2012」でも、生活保護儒教の問題を取り上げていました。
最後まで読んでくださってありがとう![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/heart.gif)
クリックを
記事は毎日アップしています。
明日もまた見に来てね
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/1a/a4/fc808d2c8bb9303335b38bdf3661025e_s.jpg)
友人の白井さんの<壮春グラフィティ>の記事が載りました。
生活困窮者を支援のために走りまわる坂優さんという方を取り上げた白井さんらしい記事、
<壮春グラフィティ>「仲間だから」と昼夜奔走 生活困窮者を支援する 坂 優さん(65) 2012年6月6日 中日新聞 「病気にならんように」。金沢市で生活困窮者の支援活動を続ける坂優(さかまさる)さんは、毎日、昼も夜も柔和な表情で声を掛けて回る。 路上生活をしている人には、生活保護の申請をするよう説得することが多い。その人が役所の窓口ではねつけられた場合は、同行して担当者と折衝する。 助けられた人との会話は、冗談も交じって打ち解けた雰囲気だ。「仲間だから」と坂さんは言う。自身、二〇〇八年暮れから約五カ月間、金沢駅近くの地下通路が寝場所だった。 〇四年、電気工事会社に勤めていたとき心臓病で倒れ、約一年後に退職した。再就職はなかなかできず、貯金を取り崩してしのいだ。同居の女性に「このままでは、二人とも破滅する」と有り金を渡して別れ、一人ホームレス生活に入った。 厳しい不況の時期。冷たい地下通路に十数人が横たわっていた。職に就こうと頑張っても「住所のない人はお断り」と言われる人が多かった。「何とかせねば」。〇九年の二月から一カ月ほど、図書館に通って生活保護制度を勉強した。 そのころ、路上生活者の支援活動をしていた社会福祉士の女性に、生活保護の申請を勧められていた。思い切って、一人で市役所の申請窓口に足を運んだ。が、「当時は生活保護の受給者を増やさないという空気が強く、受け付けてもらえなかった」。しかし、社会保障に関わる団体の幹部を女性から紹介され、同行してもらうと、申請は受理された。 「仲間を救える」。坂さんは女性と協力。金沢駅周辺の路上生活者一人一人を説得し、生活保護の受給申請をさせた。坂さんが関わって生活保護が受けられるようになった人は、三十人を超える。 活動ぶりが伝わり、路上生活者を支援する金沢の人たちは、学者、地方議員、病院のケースワーカーと増えていった。一〇年には、数人の司法書士が資金を出して金沢市内のアパートの一室を借り上げた。生活困窮者の一時避難場所(シェルター)にするためだ。坂さんの紹介でシェルターを利用する生活困窮者も。 路上生活を脱した人への声掛けにも力を入れる。「何をしていいか分からない、という感じで孤独で苦しむ人が多いから。自分もかつてそうだった」 三月に六十五歳になり、老齢年金を満額受給できるようになった。それまで一部受給していた生活保護から抜けた。心臓病が再発しないかという不安はある。それでも活動は「ずっと続ける」と断言する。 (白井康彦) |
応援クリック
![人気ブログランキングへ](http://image.with2.net/img/banner/banner_22.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/heart_pink.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hearts_pink.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/heratss_blue.gif)
本文中の写真をクリックすると拡大します。
同じ日、毎日新聞の「クローズアップ2012」でも、生活保護儒教の問題を取り上げていました。
クローズアップ2012:扶養厳格化、現実の壁 疎遠の子、援助拒否も 毎日新聞 2012年06月06日 売れっ子お笑いコンビ「次長課長」の河本(こうもと)準一さんが、母親の生活保護受給を謝罪したことで注目を集めている親族間の扶養義務。この問題をきっかけに、生活保護20+件自体の在り方が問われる一方、受給しにくくなるのではないかとの不安が広がっている。生活保護20+件制度上の扶養義務はどこまで広がり、厳格化できるのか。厚生労働省は、受給者らの親族に扶養できない理由の説明を義務付ける方向だが、最前線を受け持つケースワーカーの不足など課題は多い。【野倉恵、遠藤拓】 「男性はドアに背を向け、玄関の上がり口でうずくまっていて、黒い塊のように見えました。あの時の悲しみが、この騒ぎでかき消されたら残念です」。北九州市のケアマネジャー、花井美知子さん(72)は取材の電話にため息をついた。 かつて扶養義務が注目を集めたのが、北九州市で05、06年に相次いだ生活保護を求める男性2人の孤独死だ。電気や水道を止められた八幡東区の男性が保護を繰り返し求めたが、別の世帯で暮らす子供の援助を受けるよう求められた。福祉事務所とはトラブル続き。05年1月、借家で死亡しているのを花井さんが見つけた。門司区では別の男性が子供に伴われて福祉事務所の窓口を訪ね、事情があって近く援助が受けられなくなると訴えた。それでもなお親族からの支援を求められ、申請書ももらえないまま06年に亡くなった。 同市の福祉事務所は長年、親族が扶養できないか確認できるまで申請書を渡さない「水際作戦」をとっていた。市は誤りを認めて対応を改善。厚労省も07年、全国の担当者会議で、扶養義務を理由に申請書を渡さないなどの申請権侵害を戒め、今に至っている。 民法は、夫婦は協力し扶助しなければならず、直系血族(親子、孫と祖父母など)と兄弟姉妹も互いに扶養義務があると規定している。それ以外でも、おじやおいなど3親等内の親族は家裁の決定を経れば扶養義務を負う。生活保護20+件法もこれに準じている。 だが、実際の運用は異なる。国が自治体に示している連絡文書では、未成年(未成熟)の子について両親は自分と同程度の生活を保障しなければならないとされているだけで、それ以外の親族間の扶養義務は、自らが社会的地位にふさわしい生活を確立した上で余裕があれば援助すべきだと解釈されている。 今回の騒動は成人した子から親への扶養に当たり、「売れっ子芸人がそれに見合う扶養をしていなかった」という点が問題になった。ただ「地位にふさわしい生活」の捉え方に基準はない。ケースワーカーの間では、一定の年収や資産があっても住宅ローンや教育費がかさむと言われれば踏み込めないのが現実で「申請者の生活が困窮しているかで判断するしかない」との見方が定着している。 経済的事情だけでなく、親族間の心理的抵抗感も壁の一つだ。首都圏で30年近く勤めた元ケースワーカーの男性は、何度か高額所得者の親族の保護申請に対応した。ある有名スポーツ選手は「子供時代に酒浸りの父親に殴られ続けた。昼夜なく働いた母なら援助するが、父はいやだ」と扶養を拒否。有名私大教授が「妻と母の折り合いが悪い」として母親の扶養を断った例もあったという。 市民グループ「公的保障の会」を主宰するケースワーカー歴25年の奥森祥陽(よしはる)さん(京都府)は「不正受給は許されないが、民法上の扶養義務と援助できるかどうかは別問題。核家族化の中、私的扶養(民法が定める親族による扶養)を強いる流れは時代に合わない」と見ている。 ◇政府、最前線なおざり 受給者ら、バッシングを懸念 今回のようなケースの対応策として厚労省は4日、国家戦略会議に生活保護20+件制度の見直し案を報告した。そこでは、親族に扶養義務を果たしてもらうための仕組みを打ち出している。これに付随して、小宮山洋子厚労相は扶養義務を果たさない親族に対し、理由を説明することを義務付けるよう法改正を検討すると表明している。 この他、厚労省では、扶養可能な親族には必要に応じ、保護費の返還を求める方針だ。生活保護20+件法は、家裁の決定を経れば資力のある扶養義務者から費用を取り戻すことができると想定しており、同省は近く、申し立て手続きのマニュアルを自治体に示し、活用を促すことにしている。 しかし、長年変わらない扶養義務の枠組みと核家族化した現実との矛盾解消や、受給者増大に伴う現場の人員増強は進んでいない。 ケースワーカー1人が受け持っているのは平均92被保護世帯(09年度)と国の基準(80世帯)を上回り、100世帯を超えている自治体も多い。西日本のケースワーカーは「人が足りず十分な訪問もできていないのが現状だ」と強調。親族調査の厳格化について「扶養可能なラインをどう判断し、誰がどう返還を求めるのか。具体的な基準もなく現場で使うのはきわめて難しいのでは」と疑問を呈する。 一方、受給者や申請を予定している人たちは「扶養義務が強調されすぎると申請の抑制や取り下げ、保護の辞退につながりかねない」と懸念。先月30日に東京都内で記者会見を開いた受給者らは「バッシングが強まると、保護から抜け出すための就労もままならなくなる」と訴えた。 吉永純・花園大教授(公的扶助論)は「親族から見放され、最後に福祉事務所の門をたたく人が大半だ」と指摘。「孤立死防止、就労支援、不正受給対策と現場の役割は重くなる一方だが、多くは2、3年で異動し人材が育ちにくい。親族調査の強化といった対症療法ではなく、ケースワーカーの質・量を高める根本対応が必要だ」と話している。 ◇「親族の義務」重い日本 欧米は対象範囲を限定 日本の扶養義務は他の先進国に比べて広く、厳しく捉えられている。そしてもう一つ大きく異なるのは、生活保護20+件法で「扶養義務者による扶養は法による保護に優先されるべきである」と規定している点だ。このため、親族から援助があればその分が支給額から削減される。 厚生労働省の資料は03年当時のものだが、それによると、イギリス、フランス、スウェーデンでは基本的に、扶養義務の範囲は夫婦もしくは未婚のカップルと未成年(未成熟)の子供に限定。扶養せねばならない子供の年齢は英が19歳未満、仏がおおむね25歳未満となっている。 州によって異なるアメリカも、夫婦間と未成年の子供に対する扶養義務があるとされている点は欧州と共通。ただし、カリフォルニア州では成人した子にも親を扶養する義務がある。 英国やスウェーデンには扶養が保護に優先するという考え方自体がなく、生活保護問題対策全国会議事務局長の小久保哲郎弁護士は「今回の(河本さんを巡る)騒ぎを英国人に話しても、何が問題なのか分からないだろう」と指摘している。 |
生活保護制度に関する冷静な報道と議論を求める緊急声明 2012 年5 月28 日 生活保護問題対策全国会議 代表幹事弁護士尾藤廣喜 全国生活保護裁判連絡会 代表委員小川政亮 1 人気お笑いタレントの母親が生活保護を受給していることを女性週刊誌が 報じたことを契機に生活保護に対する異常なバッシングが続いている。 今回の一連の報道は、あまりに感情的で、実態を十分に踏まえることなく、 浮足立った便乗報道合戦になっている。「不正受給が横行している」、「働くよ り生活保護をもらった方が楽で得」「不良外国人が日本の制度を壊す」、果て は視聴者から自分の知っている生活保護受給者の行状についての「通報」を 募る番組まである。一連の報道の特徴は、なぜ扶養が生活保護制度上保護の 要件とされていないのかという点についての正確な理解1を欠いたまま、極め てレアケースである高額所得の息子としての道義的問題をすりかえ、あたか も制度全般や制度利用者全般に問題があるかのごとき報道がなされている点 にある。・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ |
最後まで読んでくださってありがとう
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/heart.gif)
![人気ブログランキングへ](http://image.with2.net/img/banner/m04/br_banner_ayame.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/arrow_l.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kaeru_thank.gif)
明日もまた見に来てね
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/sayonara.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/1a/a4/fc808d2c8bb9303335b38bdf3661025e_s.jpg)