みどりの一期一会

当事者の経験と情報を伝えあい、あらたなコミュニケーションツールとしての可能性を模索したい。

<集めて分ける 社会保障と税・人口問題編> 少子化時代 注目の働き手~高齢者・女性

2012-06-14 14:47:32 | ほん/新聞/ニュース
ともちゃんが岐阜に出かける用事があったので、
高島屋の自由書房で本を買いがてらついていきました。

待ち合わせ場所は、高島屋のデパ地下。
夕ご飯のおかずを買おうと物色していたら、
おいしい豆腐を試食させてもらったので、
いちばん大きい800Gのを買うことにしました。

富山・石川産のエンレイ大豆と「伊豆大島産の海の精にがり」だけを使った、
無添加のこだわり豆腐だそうです。
中津川にこんなお豆腐屋さんがあるって知りませんでした。
   

恵那川上屋さんのホームページで紹介されています。
 恵那山麓 中津川源流 豆乃匠 中島豆腐 
豆の香り立つ、本物の味。
 おいしい豆腐の三大要素は、厳選した国産大豆、澄んだ水、天然のにがり。そして、その素材の良さを引き出す技術も必要です。豆を炊く温度や時間、できあがった豆乳を豆腐にするまでのすべての作業においてのタイミングに豆腐の味は大きく左右されます。
中津川市手賀野で豆腐工房を営まれる中島さんは、そんな熟練の勘を体得した豆腐職人です。戦後まもなく壱代目のお祖母様が豆腐屋を始められ、20年前に跡を受け継がれて以来、豆腐一筋で研究をされてきました。
「豆腐はある程度の機材と豆腐を固める薬品があれば、誰でもつくれます。でも、薬を使わずに、天然素材のうまみを引き出して、本当に安全でおいしい豆腐を作るには研究と技術と手間が必要です」・・・・


   

さっそく食べてみました。
   

ではじめのころの「豆腐屋ジョニー」に似ていますが、
味も舌触りももっと濃厚です。
 

お値打ちな生本マグロ(クロマグロ)のきりだしも買ったので、きゅうりの千切りを妻にして、
   
どちらもわさび醤油で食べました。
   

うーん、おいしいです。

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けさの中日新聞生活面のシリーズ<集めて分ける>は稲熊さんの記事です。
「少子化時代 注目の働き手」として、女性、高齢者を取り上げていらっしゃいます。
稲熊さんならではの視点です。

  <集めて分ける 社会保障と税・人口問題編> 少子化時代 注目の働き手

少子化による人口減少が進み、十五~六十四歳の生産年齢人口は二〇一〇年からの五十年間で、三千七百五十五万人も減る見通しだ。働き手不足が懸念される中、注目されているのが高齢者と女性。現在、六十五歳以上で働く人は二割にとどまり、働く意欲のある女性は三百四十二万人いる。働き手の“伸びしろ”として、期待は高まる一方だ。 (稲熊美樹)
2012年6月14日 中日新聞

 金属部品の塗装加工を手掛ける愛知県春日井市の春日井金属塗装所。勤続八年ほどの吉留重利さん(76)は、同社従業員の最高齢者だ。
 前職の定年後、雇用延長を経て転職。時間給社員として、週四日、午前八時半から午後四時まで、金属部品を一つ一つ布製のたわしで磨いている。「近所で働けてありがたい」。生活は仕事を中心に回っている。
 同僚の山本節子さん(74)も週四日、午前九時から午後五時まで働く。主に、塗装時に保護用に貼ったテープをはがすのが仕事。作業する手の動きは滑らか。「立ちっぱなしだけど体力的に問題はない。体の動くうちは働きたい」。山本さんは、はつらつとしている。
 塗装そのものは専門的な技術を要するものの、前処理や後処理、梱包(こんぽう)など軽作業もある。社長の大久保清司さんは「若い人と高齢者では、仕事の内容が違う。高齢者に働いてもらっても、若者の雇用を奪うことにはならない」と話す。
 同社では、従業員二十八人のうち、十二人が六十代以上。長く働いてもらうことを基本に、一応、定年は七十歳にしている。吉留さん、山本さんのように、七十歳以上でも延長は可能だ。
 従業員は年二回、働き方について個人面談で社長と話し合う。高齢者がやる気を持ち続けるための目標設定、体力に配慮した日数や時間の短縮などが主な話題。高齢者でも長期間働くことで作業効率が上がり、大切な戦力となっている。
     ◇
 国立社会保障・人口問題研究所の推計では、二〇六〇年には、六十五歳以上の高齢者人口は三千四百六十四万人まで増加。日本の人口の約四割を占めるとされる。一方、支え手側の十五歳から六十四歳までの人口は四千四百十八万人で、一〇年比で12・9ポイント低下。50・9%まで落ち込む。
 急激な高齢化と、老齢厚生年金の受給開始年齢の段階的引き上げなど制度の変化に対応するため、企業は定年引き上げや雇用延長を進めてきたが、六十五歳以上で働く人は、まだ全体の二割にとどまっている。
 高齢者の就業意欲は極めて高い。六十歳以上の男女にいつまで働きたいかを尋ねた内閣府の調査では、36・8%が「働けるうちはいつまでも働きたい」と回答。「六十歳くらいまで」は9・7%にとどまる一方、六十五歳以上まで働きたい人は九割以上を占めた。
 厚生労働省の「今後の高年齢者雇用に関する研究会」は、昨年六月の報告書で「高齢者が可能な限り社会の支え手として活躍できるよう、年齢にかかわりなく働ける『生涯現役社会』を実現する必要がある」と指摘している。
 高齢者と同様、「働きたい」と考えながら、働いていないのが三十代を中心とした女性だ。
 女性の年齢別労働力率=グラフ=は、出産などを理由に退職する人が増える三十五~三十九歳の67%を底に、M字形の曲線を描く。カーブのくぼみは年々浅くなっているものの、出産をきっかけに退職する女性は六割に上り、一九八五年ごろから大きな変化がない。
 働きたいが働いていない三百四十二万人の女性は、現在の労働力人口のおよそ5%に当たる。内閣府の男女共同参画会議の調査会は「約七兆円、国内総生産(GDP)比で1・5%の新たな付加価値が創造される」と試算。五月には首相の指示で、女性の活躍に関する閣僚会議が開かれ、政府も対策に本腰を入れ始めている。


先週の<集めて分ける 社会保障と税・人口問題編> 少子化に歯止めをかけるには?、
も合わせて紹介します。

 <集めて分ける 社会保障と税・人口問題編> 少子化に歯止めをかけるには?
2012年6月7日 中日新聞 

 少子化が止まらない日本。合計特殊出生率(女性が生涯に産む子どもの推定人数、以下出生率)は一・三九(二〇一一年)と、低水準から抜け出せていない。出生率アップを遂げた先進諸外国の例も交え、日本の少子化の要因を探った。少子化に歯止めをかける対策とは-。 (宮本直子)
 子どもたちの歓声が響く東京都江戸川区の行船公園。小学四年と年長の二人の女の子を育てる主婦、宮田麻津子さん(35)は「近くに公園が多く、いつも子どもがいっぱい。少子化なんて全く感じない」と笑う。
 中学一年から年長までの四人を育てる主婦中谷初恵さん(49)も「子育て家庭への区の補助はありがたい。それを目当てに引っ越してきた人も周りにいる」と話す。二人とも「『もう一人ほしいな』という声をよく聞く」と口をそろえる。
 江戸川区の出生率は一・三七(一〇年)と二十三区で最も高く、市区町村別データを取り始めた一九九三年からトップを維持。都道府県別で全国最下位の東京都の一・一二(二〇一〇年)、二十三区の一・〇八(同年)と比べると、江戸川区の健闘ぶりが分かる。同区子育て支援課の岩瀬耕二課長は「子育て世代重視の区の独自策が出生率の高さにも表れている」と胸を張る。
 独自策の主なものは、乳児(一歳未満)養育手当=月一万三千円▽私立幼稚園通園児保護者への補助=月二万六千円▽中学生まで医療費無料▽小中学校給食費の約三分の一を区が負担-など。
 ほとんどに所得などの制限がなく、全ての子育て世代が恩恵を受ける。岩瀬課長は「都心へのアクセスがよい割に地価が安く、公園面積は二十三区一位。憩える場があり、環境面でも子育て世代には暮らしやすい」。
     ◇
 日本の出生率は第一次ベビーブーム(一九四七~四九年)には四・三を超えていた。その後、低下し、二〇〇五年には過去最低の一・二六まで落ち込んだ。政府は保育サービスの充実を柱に少子化対策を講じてきたものの、効果は見て取れない。フランスでは二・〇一(一〇年)、スウェーデンでは一・九八(同年)と出生率が回復傾向にある。出生率アップを遂げた両国では、どのような施策が功を奏したのか。
 フランスは経済支援が手厚い出生促進型。第二子から手当を支給し、子どもが増えれば加算される。税制も子どもが多いほど有利な課税方式。
 一方、スウェーデンは育児休業や保育サービスに重きを置く両立支援型。育休中の大半の期間で給料の八割を保障。休業前とほぼ変わらない賃金水準が保たれる。保育サービスは一歳児以上なら誰もが受けられる体制が整えられている。
 家族関係社会支出(国が家族手当、育児休業給付などに使った支出)の対国内総生産(GDP)比(〇七年)を比べると、フランス3%、スウェーデン3・35%に対し、日本は0・79%と約四分の一。
 第一生命経済研究所主席研究員の松田茂樹さんは「子育てにお金をかける姿勢は両国に共通している。適正な負担水準を検討し、日本もその姿勢を見習うべきだ」と話す。
 松田さんが「少子化の最も深刻で根本的な要因」とみるのが未婚化。国立社会保障・人口問題研究所の人口統計資料集(一二年版)によると、生涯未婚率(五十歳時の未婚率)を四十年前と比べると、男性は1・7%(一九七〇年)が20・1%(二〇一〇年)、女性も3・3%が10・6%へと上昇している。
 松田さんは「今は三人に一人が非正規雇用の時代。雇用の劣化が未婚化につながっている。経済的に不安定な非正規雇用者は結婚して子どもを育てることが難しい。賃金を上げる、正社員化するなど、待遇改善策が急務」と訴える。



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6月13日(水)のつぶやき

2012-06-14 01:26:58 | 花/美しいもの
10:58 from Tweet Button  [ 2 RT ]
東京新聞:再稼働 抗議のダイイン 官邸前、福島の女性ら:社会(TOKYO Web) tokyo-np.co.jp/article/nation…

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【v-wanニュース】大飯再稼働反対!女性たちの行動 | WAN:Women's Action Network wan.or.jp/reading/?p=7419

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メディア観望・ムラからの脱走/核燃サイクル「秘密会議」:まるでムラの寄り合い blog.goo.ne.jp/midorinet002/e…

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