友人の共同通信の原さんが取材にいらっしゃった時に、
連載していた記事をまとめた『ニッポンに生きる 在日外国人は今』という本をいただきました。
「おわりに」に書かれているように、原さんの初任地は岐阜支局で、
ちょうどそのころ、私たちは指紋押捺拒否をした在日韓国人の支援の運動をしていました。
原さんとはそれ以来のおつき合いです。
原さんのライフワークともいえるテーマが、一冊の本となってここにある。
とてもうれしい思いです。

『ニッポンに生きる在日外国人は今』
共同通信社取材班 (著)現代人文社
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先週本屋さんで福岡伸一さんの本を見つけたので、迷わず買いました。
いままでに読んだ福岡さんの本は『生物と無生物のあいだ』『できそこないの男たち』『動的平衡』
『世界は分けてもわからない 』で、この本で5冊めです。
福岡さんの文章は読みやすいしどの本もおもしろかったので、
きっとこの本もおもしろいだろうと読み始めたら、やっぱり、おもしろかったです。

『動的平衡2 生命は自由になれるのか』
福岡伸一 (著) 木楽舎
『動的平衡 生命はなぜそこに宿るのか』 福岡伸一/視点・論点「ミツバチ異変と動的平衡」(2009-07-31)
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連載していた記事をまとめた『ニッポンに生きる 在日外国人は今』という本をいただきました。
「おわりに」に書かれているように、原さんの初任地は岐阜支局で、
ちょうどそのころ、私たちは指紋押捺拒否をした在日韓国人の支援の運動をしていました。
原さんとはそれ以来のおつき合いです。
原さんのライフワークともいえるテーマが、一冊の本となってここにある。
とてもうれしい思いです。

『ニッポンに生きる在日外国人は今』
共同通信社取材班 (著)現代人文社
『ニッポンに生きる 在日外国人は今』 著者: 共同通信社取材班・著 <内容> 韓国併合100年、難民第三国定住受入開始という、外国人受入の節目の年となった2010年に各地方紙に掲載された同名の連載を単行本化。さまざまな事情で日本に暮らす外国人の日常や抱える問題などを、写真とともに伝える。 <目次> 第1章 隣の外国人 日本語できずに苦労 死線さまよい、難民として来日──コイ・パダラ(カンボジア) 娘の夫は父が決める 異国でもイスラム貫く──モハメド・アフザル(パキスタン) ごちそうし、もっと困った人にあげる ボランティアの食料配給を受けて──金平ジウバーニャ(ブラジル) 日本人夫のDVにぼう然 娘の自立願うシングルマザー──村木マリア(仮名、フィリピン) 互いに知らないこと多い 大学院目指す就学生──李春霞(中国) つながりの中で自分再発見 2国間で揺れた在日3世──山元大輔(韓国) 第2章 隣の日本人 コミュニティーづくりの中心に 不動産業で異文化交流──荻野政男 法改正は双方に打撃 研修・実習生を受け入れた工場経営者──室山宗平(仮名) 小説を読むのが夢 老いて日本語を学ぶ中国残留孤児──大中はつゑ 別れても借金背負う フィリピン人女性と偽装結婚──阪口真一(仮名) 会話する場をつくりたい 主婦らがボランティアで日本語教室──古賀美津子 強制送還後も仕事を支援 不法滞在者を雇った造園業者──関谷正夫 第3章 働いて働いて 帰りたい、でも帰れない 一時解雇された日系人──レオナルド・ウエハラ(ペルー) 最後のチャンスに懸ける 国家試験に臨む看護師候補者──パルリアン・インダ・ヤティ(インドネシア) 保証金没収を恐れ、不正も「仕方ない」 元実習生が工場を提訴──田紅遠(中国) 社会に受け入れられない 不法滞在で在日22年以上──ザイン・ミルザ(仮名、パキスタン) 競争にもまれ、転職繰り返す 質と量を兼ね備えた技術者──アミト・シンデ(インド) 第4章 併合100年の韓国・朝鮮人 苦労ばかりやった 年金から排除された在日1世──宋良 民族や体制を超えた支援を受けて 建て替えの朝鮮学校前校長──宋賢進 在日には今も日本国籍がある 政府を訴えた研究者──金明観 家族と普通に暮らすのが夢 帰国事業で北へ、脱北し再び日本へ──木村成泰(仮名) ニューカマーの支援に奔走 指紋押捺拒否した弁護士──張学錬 副主任を解任、また任命 神戸市立中の常勤講師──韓裕治 地方選挙権に決着を 最高裁で実質勝訴した原告団長──金正圭 韓国の民族名で教壇に ルーツ示す日本国籍教諭──宋喜久子 南北境界に養豚場を 統一後押しする実業家──都相太 第5章 難民鎖国 精神的拷問を受けている 千人申請しても認定ゼロ──ハリル・チカン(トルコ・クルド) 助けを求めに来て収容される 認定申請中は働けず困窮──キンボワ・ワハブ(仮名、ウガンダ) 認定されても仕事なく 生活保護に頼る元記者──ジョゼフ・ボンゴ(仮名、アフリカ) 在特が出ても家族を呼べず 在留資格「定住者」と「特定活動」で格差──マウン・マウン(仮名、ミャンマー) 孤立して薬物や窃盗に走る 服役繰り返すインドシナ難民──グエン・バン・ダイ(仮名、ベトナム) 第6章 自らの手で 「オレの歌」が自分の証明 難民2世のラッパー──MCナム(ベトナム) 2つの世界を泳げる人に 同胞を支援する母娘──松原マリナ、ルマ(ブラジル) 日本企業本社の経営幹部候補 日本に留学して就職──何書勉(中国) 同じ立場の無国籍者を組織化 横浜中華街出身の研究者──陳天璽(台湾) 広がる排外主義に抗う 研究者や労組役員が運動──前田朗、山口素明 第7章 共生への提言 50年で1千万人受入れを 育成型で新しい国づくり──坂中英徳(移民政策研究所長) 努力に報いる制度を 求められる労働環境の底上げ──鈴木江理子(国士舘大准教授) 差別許さないメッセージを 2カ国語教育の公立校も──アンジェロ・イシ(武蔵大准教授) なぜ日本にいるのか理解を ありのままが認められない──金朋央(コリアNGOセンター東京事務局) 難民認定の独立行政機関を 包括的な政策が必要──渡辺彰悟(全国難民弁護団連絡会議事務局長) 高校に進学できる指導を 非漢字圏の子の状況深刻──王慧槿(多文化共生センター東京代表) 将来は単純労働者も必要に 国民に選択肢示したい──黒岩宇洋(法務政務官) 第8章 解説 在日外国人小史 在日外国人の現状と課題 |
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先週本屋さんで福岡伸一さんの本を見つけたので、迷わず買いました。
いままでに読んだ福岡さんの本は『生物と無生物のあいだ』『できそこないの男たち』『動的平衡』
『世界は分けてもわからない 』で、この本で5冊めです。
福岡さんの文章は読みやすいしどの本もおもしろかったので、
きっとこの本もおもしろいだろうと読み始めたら、やっぱり、おもしろかったです。

『動的平衡2 生命は自由になれるのか』
福岡伸一 (著) 木楽舎
『動的平衡 生命はなぜそこに宿るのか』 福岡伸一/視点・論点「ミツバチ異変と動的平衡」(2009-07-31)
【科学の力】生命は変化するからこそ 何十億年も存続した―― 『動的平衡2』 (福岡伸一 著)木楽舎 鎌田 浩毅 2012.05.31 文芸春秋WEB 巷に科学書は溢れているが、何をどう読めばよいのか皆目見当が付かない人は少なくない。地球科学を専門とする私は、「科学の伝道師」活動の中でこうした悩みを多数聞いてきた。連載の第1回では、とびきり上手な文章を書く生物学者のベストセラーを紹介しよう。 生命の本質は「動的平衡」にあると著者は説く。もともと平衡とは釣り合いがとれて安定していることだが、動的平衡とは、絶え間なく動きながらも絶妙なバランスを保っている状態を指す。 「生命は個体としては一日、ひと月、四季といった周回リズムのうちにあり、個体と個体は、あるときは食う食われるという関係、また別のときには合成者と分解者の循環の中にある」(『動的平衡2』)。たとえば、人体を構成する分子は、日々少しずつ入れ替わりながらも何十年も体を存続させているのである。 動的平衡の原理は地球についても当てはまる。地球生命は今から38億年前に誕生したが、それ以来人類のような高等生物まで一度も絶えたことがない。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・(以下略)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ |
【書評】新聞社の信用を回復させる迫真の調査報道 『プロメテウスの罠 明かされなかった福島原発事故の真実』 (朝日新聞特別報道部 著) 評者:金子 勝 2012.05.25 文芸春秋WEB どんなスキャンダルよりも、一番知りたかったことがある。それは福島第一原発事故に潜む真実である。 理由は簡単だ。 法治国家の日本では、交通事故で人身事故を起こしたら逮捕される。だが、福島第一原発事故は違っている。これだけの重大事故を引き起こしたにもかかわらず、誰一人責任をとらず捕まってもいない。それどころか、事故の検証も終わらず、多くの福島県民が放射能被害に苦しんでいるのも構わずに、経済産業省原子力安全・保安院と原子力安全委員会は何事もなかったかのごとく電力会社が提出したストレステストを「審査」して原発を再稼働させようとしてきた。もちろん、最初から審査結果はわかっている。原子力安全行政は完全に壊れている。 すぐに思いつく疑問がある。たとえば、SPEEDI(放射能影響予測システム)はどうして隠されたのか。なぜ米軍だけにそのデータが流れていたのか。政府機関は心ある研究者たちの放射線量測定をどのように妨害してきたのか。それによって、どれだけの人が被曝したのか。なぜ水素爆発は防げなかったのか。首相官邸と東京電力の間に何が起きていたのか、等々である。 本書はこれらの疑問に十分に答えてくれる。記者たちは菅直人前首相や福山哲郎前官房副長官らからも聞き取りを行い、取材は非常に丹念だ。 班目春樹原子力安全委員長は判断を誤ってばかり、経産省原子力安全・保安院も文科省の原子力関連機関も官邸には情報を届けない。緊迫した状況の中で、首相官邸が悪戦苦闘する姿が浮かび上がってくる。原発推進派は、事故の深刻化の責任を“脱原発派”菅直人前首相に帰させようとしてきたが、少なくとも一面的であった。第一義的な責任は、東京電力と原子力行政を担う官僚たちにある。本書が明らかにしたように、いまや東京電力は、二本松のゴルフ場経営者が除染とその費用負担を求めた訴訟において、自ら飛散させた放射性物質を「無主物」(東電の所有物ではない)と主張するに至っている。 本書のタイトルは、人間に火を与え文明をもたらしたプロメテウスにちなんで原子力が「プロメテウスの第二の火」とされていることに由来する。だが、本書に登場する原子力を担う人々はプロメテウスというより、後知恵の愚かな弟エピメテウスであり、パンドラの箱を開けてしまっただけである。その事実を白日の下にさらしたことに本書の価値がある。 もちろん、本書にも限界がある。政権内部の誤りに対して追及が不十分な点である。たとえば、事故直後にメルトダウンしていたことを原子力安全・保安院は分析し、枝野幸男経産相(当時は官房長官)もそれを知っていたが、情報を隠した。 だが、それを差し引いても、久しぶりに迫真に迫る調査報道を読むことができた。福島第一原発事故以降、中央の新聞・テレビの報道は原子力ムラの御用学者たちを頻繁に登場させ、誤った情報を流し続けた。朝日新聞も例外ではない。おかげでジャーナリズムの信用は地に落ちてしまった。この「プロメテウスの罠」がなかったら、朝日新聞は新聞としての品格を失っていただろう。 |
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