東京都知事選挙の告示まであと11日。
細川護熙元首相が候補者に加わりそうで、
マスコミの取り上げ方も前向きになってきました。
朝日新聞は10日に、
「東京都知事選―多彩な候補を歓迎する」と社説で論じています。
おもしろかったのは、今朝の毎日新聞の「クローズアップ2014」、
「細川氏、都知事選出馬へ にわかに「脱原発」の、
各候補と政党との関係と思惑です。
首都東京の知事選の結果によっては、やりたい放題の現政権が変わるかもしれない、
と、選挙権はありませんが、都知事選のゆくえから目がはなせません。
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自民党が仕掛ける都知事選“細川潰し”ネガキャンの姑息(日刊ゲンダイ 2014年1月11日掲載)
出馬直前仰天情報! 細川陣営スポンサーに大富豪・鳩山邦夫(日刊ゲンダイ 2014年1月10日掲載)
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細川護熙元首相が候補者に加わりそうで、
マスコミの取り上げ方も前向きになってきました。
朝日新聞は10日に、
「東京都知事選―多彩な候補を歓迎する」と社説で論じています。
おもしろかったのは、今朝の毎日新聞の「クローズアップ2014」、
「細川氏、都知事選出馬へ にわかに「脱原発」の、
各候補と政党との関係と思惑です。
首都東京の知事選の結果によっては、やりたい放題の現政権が変わるかもしれない、
と、選挙権はありませんが、都知事選のゆくえから目がはなせません。
社説:東京都知事選―多彩な候補を歓迎する 2014年1月10日 朝日新聞 2月9日の東京都知事選に向け、候補者がようやく出そろいつつある。 舛添要一元厚労相や宇都宮健児前日弁連会長らが立候補の意向を表明したほか、細川護熙元首相も出馬を考えていることが明らかになった。 巨大な首都のかじ取り役を決める大事な選挙だ。多彩な候補が名乗りを上げることは歓迎したい。 舛添氏は自公政権で厚労相を務めたが、2009年の野党転落後に「自民党の歴史的使命は終わった」と離党届を出し、除名された。昨年の参院選は出馬を断念。ただ、世論調査の「首相にしたい政治家」の常連だったこともあり、今回も早くから有力候補とされてきた。 一方、93年に非自民連立政権の首相となった細川氏には、民主党が立候補を働きかけている。細川氏には「脱原発」を争点化する狙いがあり、同じ考えの小泉元首相との連携を模索しているという。 実現すれば最大の電力消費地・東京で、エネルギー政策が大きな争点に浮上する可能性もできてきた。脱原発は宇都宮氏も掲げているが、元首相が訴えるインパクトは大きい。東京の都市計画や人々の価値観、ライフスタイルに関わる重いテーマである。 課題はこれだけではない。 2010年から40年にかけて都民の高齢化率は20%から34%に上がると推計されている。この高齢化にどう対応するのか。 20年東京五輪へのインフラ整備と、30年以内に70%の確率で起こるとされる首都直下地震への備えをどう両立させるか。 暮らしに直結する問題が論じられなければならない。 都知事選は政党にとっては鬼門だ。支援する候補を決めても、著名人が後から名乗り出て圧勝する。こんなパターンが、95年に青島幸男氏が当選して以来たびたび起きた。 有権者が1千万人を超え、政党の組織力だけでは勝ち目がないという特殊事情はある。とはいえ、知名度頼み、風頼みの選挙を重ねていては、やがて都政の劣化を招くだろう。 青島氏は、公約の世界都市博中止こそ実現したが、その後は精彩を欠いた。石原元知事は、4期目の途中で国政に転じた。そして猪瀬前知事の金銭スキャンダルだ。 今の東京に、任期途中での知事交代を繰り返す余裕はない。 知名度に踊らされることなく、政策をじっくりと吟味する。有権者の側も、こんな態度を養いたい。 |
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クローズアップ2014:細川氏、都知事選出馬へ にわかに「脱原発」 毎日新聞 2014年01月12日 猪瀬直樹氏の辞職に伴う東京都知事選(23日告示、2月9日投開票)は、細川護熙(もりひろ)元首相(75)が立候補の見通しになったことで、構図が一変した。各政党が独自候補擁立に及び腰のなか、自民、公明両党が支援に回った舛添要一元厚生労働相(65)を軸に選挙戦が展開されるとの見方が強まっていたが、細川氏の参戦で一気に緊張。「原発ゼロ」を訴える細川氏は小泉純一郎元首相との連携も模索しており、争点として脱原発が際立つことは確実だ。安倍晋三首相の政権運営にも影響しそうだ。 ◇争点化、政権は警戒 細川氏は週明けにも立候補について最終判断する見通し。安倍政権は、2011年の東京電力福島第1原発事故を受けて強まった「原発ゼロ」の主張が、細川・小泉連合の「劇場型選挙」で一気に拡大する事態を警戒している。政府・自民党は衆参両院で多数を確保した後、世論の批判をかわしながら原発維持へかじをきりつつあった。 しかし、都知事選で原発を巡る政策が争点化すれば、1000万都民の「民意」が示されることになる。選挙結果によっては原発再稼働の方針にも大きな打撃となりかねない。「1強多弱」の国政に、原発ゼロをてこにした新勢力が生まれる可能性さえある。自民党の石破茂幹事長は10日、細川氏の原発ゼロ路線に関し「エネルギー政策は国政の課題だ。それを争点にするのを都民がどう判断するか」と指摘。都知事選の争点は原発ではないとけん制した。 安倍首相にとって、都知事選の「必勝」は政権を不安定化させないための条件だ。19日投開票の沖縄県名護市長選は劣勢が伝えられ「都知事選と1勝1敗に持ち込んで、政権のダメージを最小限にとどめたい」(自民党幹部)ともくろむ。4月には消費増税を控えており「景気が冷え込み、内閣支持率も低下する」との見方は消えない。政権を安定的に継続させ、集団的自衛権の行使容認などの「安倍カラー」政策を推進するため、今春までに政権が動揺する展開は避けたいところだ。 かぎを握る小泉氏の思惑について政権は「そこまでするのか」と半信半疑だ。安倍首相は9日からの中東・アフリカ外遊前、「小泉さんと話してみようかな」と周辺に漏らした。自民党執行部は、小泉氏と親しい森喜朗元首相を通じ、細川氏を支援しないよう小泉氏の説得を試みる考えだ。 ただ、細川氏は首相辞任後の1996年、小泉氏や田中秀征元経済企画庁長官らと「行政改革研究会」を旗揚げするなど、細川、小泉両氏の関係は長い。細川氏周辺は「当時から細川さんがずっと会っているのは小泉さんだけ。自民党総裁選で小泉さんが負けた時も、細川さんは励まし続けた」と強調。小泉氏の支援に期待を込めた。 一方、民主党は都知事選で細川氏が「台風の目」になれば安倍政権を揺るがす好機とみている。11日の都連選対会議では、細川氏が出馬した場合、推薦などは出さず「勝手連の一つとして支援する」(松原仁都連会長)との方針を決めた。 前日の10日、細川氏の関係者が海江田万里代表と接触し、「政党から支援を受けたり、政策協定を結んだりするつもりはない。黒衣に徹してほしい」と要請。党執行部は、政党色を出さない細川氏側の戦略を踏まえ、水面下で全面支援する構えだ。 民主は当初、自公両党とともに舛添元厚労相への「相乗り」に傾いていた。だが、細川氏の登場で対応は一変。民主は細川氏に乗り換え、便乗して政権との対決姿勢をアピールしたい思惑がある。 共産、社民両党は細川氏と脱原発で一致する宇都宮健児・前日本弁護士連合会会長(67)の推薦を決めている。社民党幹部は「細川氏には(1億円借り入れで首相辞任につながった)東京佐川急便問題があった。細川氏支援はリスクが大きい」と指摘した。【小山由宇、影山哲也】 ◇都議選、参院選…一定の集票力 「脱原発」は東京都でどのくらい集票力があるのか。東日本大震災以降の選挙では、2012年12月の前回都知事選で、脱原発を掲げる各党の支援を受けた宇都宮氏が猪瀬氏に大差で敗れたが、昨年6月の都議選では共産が改選前の8から17議席に倍増。7月の参院選でも東京選挙区(改選数5)で無所属の山本太郎氏が67万票近くを集めて当選し、比例代表で緑の党は、全国の得票の約2割(約9万票)を都内で集めた。 当選ラインとの関係を見ると、過去10回の都知事選で最少得票の当選者は、19人が乱立した1999年選挙の石原慎太郎氏の約166万票。昨年参院選で脱原発を中心に訴えた東京選挙区の主な候補・政党の得票合計は、選挙区は約161万票、比例代表は約120万票だった。脱原発運動の関係者は「潜在的な賛同者はもっと多いが、投票の優先順位が低かった。細川氏の出馬で関心が高まれば、得票は増える」と分析する。 ◇宇都宮氏側に一本化を打診 脱原発票が分散する恐れもある中、複数の関係者によると、細川氏側は既に人を介して宇都宮陣営に一本化調整を打診したが、宇都宮陣営は応じなかったという。11日の事務所開きで宇都宮氏は「脱原発を訴える人が出るのは大歓迎だが、細川さんはそれ以外の政策はどうなのか」と述べ、一本化を否定した。 都政の課題は他に多く、原発が都内に無い中での争点化には疑問の声も多い。東京で脱原発を推進する実効性も不透明だ。 都は東京電力の大株主で、副知事当時の猪瀬氏が、筆頭株主として12年6月の株主総会で東電病院の売却を迫ったこともある。だが東電はその後に実質国有化され、原子力損害賠償支援機構が過半数の株を持つ。所有割合1・2%の都が経営に携われる余地は少なく、都幹部は「都が東電改革を主導できる状況ではなくなった」と話す。【竹内良和、藤沢美由紀】/td> |
細川氏出馬へ国政に一石 金曜デモ「脱原発」歓迎 2014年1月10日 東京新聞 「国の政治を変えるきっかけに」-。「脱原発」を掲げる細川護熙元首相(75)が東京都知事選への出馬の意向を固めたことに、首相官邸前で原発抗議活動をしている人々からは十日、歓迎の声が上がった。電力の最大消費地である首都の顔選びで、原発をどう位置付けるのか。一人ひとりの一票が、国の針路に一石を投じる選挙にもなりそうだ。 冷え込み厳しい中、この日も官邸前には分厚いコートを着込んだ人らが集まり「原発ゼロを撤回するな」などの声を上げた。 三鷹市の大村みどりさん(70)は「日本の人口の十分の一が住む東京の都知事選をきっかけに国民の声を国政に届けたい」と話す。今の政権は特定秘密保護法や原発で、国民の声に耳を傾けないという危機感を抱く。生活保護の削減など、弱者に厳しい政策に苦しむ友人も少なくない。 「本来は国政で問うべき問題だが、まずは東京都を都民の声を聞く都政にし、それが国政を変える動きにつながれば」 中野区の公務員大岡薫さん(61)も、都知事選を国政を変えるきっかけにしたいと考える。ただ細川氏の立候補で、脱原発を掲げる候補者が二人になり、票が割れることに懸念もある。 「原発はもちろんだが、他の政策もみて誰に投票するか決めたい。知名度に流されず、政策で都知事が決まるような選挙になってほしい」と話した。 「国民の声を聞かずに突き進む自民党政権を支持していないぞ、ということを示したい」と話すのは世田谷区の派遣社員女性(33)。脱原発の候補者が二人に増え、原発が大きな争点になることを期待する。「道徳を強化するなど教育の問題も心配。原発以外の問題も見ていきたい」と厳しい表情で語った。 あきる野市の松本勝利さん(62)は脱原発とともに、都営住宅や保育所を増やすなど若者が暮らしやすい都政を願う。「東京都が解消すべきさまざまな問題を問う選挙になれば」と言う。 目黒区の高校三年生塔嶌(とうじま)麦太さん(18)は、事故が起きなくても、人が被ばくをしなければ動かない原発はやめるべきだと考え、デモに参加してきた。「東京は影響力が大きい。まだ選挙権がないのが残念。選ぶ人にも責任があるということを真剣に考えて投票してほしい」と大人たちに願いを託した。 |
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