みどりの一期一会

当事者の経験と情報を伝えあい、あらたなコミュニケーションツールとしての可能性を模索したい。

<変わる主婦の働き方>年金の「3号制度」見直し◆保険料負担、公平感を/ズッキーニと夏野菜のラタティユ

2016-08-05 15:35:57 | ほん/新聞/ニュース
明日あさってと名古屋で開催する「む・しネット」主催の
市民派議員塾(第2回)の講師を引き受けているので、
月曜日から詰めて仕事をしています。

外は猛暑なので、エアコンを26度に設定した、
家のなかにこもって仕事ができるのはよいのですが、
集中してパソコンとレジメを読んでいると、
半日もすると、目がしょぼしょぼしてきます。

ときどき、その場スキップやスクワットをしたり、
新聞を隅から隅まで読んだり。
と思っていたら、
玄関にズッキーニと夏野菜が届いたので、
気分転換に、ラタティユを作ることにしました。


ズッキーニと、ナスとトマトを2センチほどに切って、
ル・クルーゼの鍋に入れて、ブィヨンとトマトジュースを入れるだけ。

ふたをして弱火で20分ほど煮て、水分が出てきたら一度かき混ぜて、
あとは、ふたをして、ことことと30分ほど煮るだけです。
  
はい。
かんたんラタティユのできあがり。


うすあじで、野菜の滋味がやさしい鍋料理です。

クリック してね 


昨日の中日新聞の生活面、木曜日なので白井さんの記事かしら、
と思ったら、諏訪記者さんの
<変わる主婦の働き方> 年金の「3号制度」見直し」という記事でした。
タイムリーな記事で、制度の問題点とその対策まで言及したおもしろい内容です。

  <変わる主婦の働き方> 年金の「3号制度」見直し
2016年8月4日 中日新聞

 十月からの社会保険適用拡大で大きな影響を受けるのは、夫の扶養となり保険料を納めなくても年金を受け取れる「三号制度」の対象の主婦だ。自民党は七月の参院選で、制度見直しを公約に明記し、今後、改正への動きが本格化するとみられる。専門家の間でも「制度を廃止すべきだ」との意見が根強い。

◆保険料負担、公平感を
 三号制度ができたのは、三十年前の一九八六年。「女性の年金を巡る課題などを解決するための妥協の産物だった」。年金制度に詳しい植村尚史・早稲田大教授(社会保障政策)は説く。女性の年金受給権を確立し、離婚で無年金になってしまう女性をなくすことが大きな目的だったが、植村教授はそれ以外にも隠れた意図があったとみる。

 まず、年金財政逼迫(ひっぱく)を防ぐため、受給額を下げること。厚生年金は当時、「サラリーマンの夫と専業主婦」をモデル世帯に、夫婦二人分の金額を夫に給付していた。保険料に比べ給付水準が現行より高いうえ、独身者は二人分、共働き世帯は四人分を受け取れた。「独身者や共働きが増えており、過大な給付が問題となっていた」という。

 受給額を三割程度減らす代わりに、困窮が予想されたモデル世帯向けとして専業主婦に対する三号制度を新設した。結果的に、夫の年金は減るが、夫婦でもらう合計は以前と同じ水準を維持した。

 もう一点は、自営業者の減少で厚生年金以上に破綻の恐れがあった国民年金を厚生年金で救済すること。加入期間に応じて誰もがもらえる老齢基礎年金ができたのは、三号制度と同じ八六年。財源は厚生、国民、共済(当時)の各年金から出すことにした。

 だが、サラリーマンから自分たちの納めた厚生年金保険料が自営業者の年金へ回されることに反発が予想された。植村教授は「三号制度は、その反発を抑える側面もあったのではないか」と指摘する。

 共働き世帯が増えた今、三号制度をどうすべきなのか。永瀬伸子・お茶の水女子大教授(労働経済学)は「制度を廃止し、働いた方が得になるように変えるべきだ」と強調する。制度が労働時間の抑制につながっていると考えるからだ。

 今は年収が百三十万円以上だと年金などの保険料負担が発生し手取りが減るため、「百三十万円の壁」と呼ばれる。十月からは月収八万八千円(年収約百六万円)以上などの条件を満たすと保険料を負担することになり、壁が約百六万円に下がる。労働時間を減らす主婦も多くなるとみられる。

 永瀬教授は「国全体でみれば労働力が不足している今、女性の労働力を生かす方策が欠かせない」。男性の稼ぎがかつての成長期のように伸びるとは考えにくく、「夫が稼ぎ、妻が家庭を守る」世帯モデルは成立しなくなるという。

 「三号制度は専業主婦に年金権を与えた点は評価できる。だが、労働時間を調整した方が得になる制度は、人口減少社会に合わない」。保険料は収入に比例して納める仕組みとし、子育てで働けない期間は世の中の平均収入で働いて保険料を納めたとみなすなどの配慮が望ましいという。

 さらに「パート賃金のアップなど、女性の処遇改善が欠かせない」。加えて、男性の働き方も変える必要があるという。全国転勤や長時間労働を求められ、応じなければ人事考課に響く雇用慣行が残っている以上、家事や育児が女性にのしかかるからだ。「三号廃止と雇用慣行の改革をセットで進めなくてはいけない」と永瀬教授は説く。
(諏訪慧)


最後まで読んでくださってありがとう
人気ブログランキングへ
クリック してね
 

 記事は毎日アップしています。
明日もまた見に来てね
 



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

8月4日(木)のつぶやき

2016-08-05 01:10:17 | 花/美しいもの
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする