みどりの一期一会

当事者の経験と情報を伝えあい、あらたなコミュニケーションツールとしての可能性を模索したい。

性暴力の傷、深く長く 映画「月光」公開で支援NPO法人の望月代表に聞く(聞き手・稲熊美樹)

2016-08-19 21:24:41 | ほん/新聞/ニュース
玄関横の朝顔が棚いっぱいに茂ってきました。
もうすぐ樋を越えそうです。

最初は赤い花だけだったのですが、
ちがう色の花もぽつぽつ咲いています。


夕方、陽がおちてから買い物に。
夕ご飯は、額で買ったローストビーフとローストポーク。

生協豆腐とオクラとモズクとトマトのとろとろサラダ。

お昼ごはんは、冷たい麺のきしころと蕎麦ころ。

 つれあい↑2:わたし↓1くらいの量です(笑)。

暑い日だったので、さっぱりしたものが食べたくなります。

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中日新聞生活面は、稲熊美樹さんのインタビュー記事、
「性暴力の傷、深く長く 映画「月光」公開で支援NPO法人の望月代表に聞く」。

映画「月光」が名古屋の「シネマスコーレで上映されることは知っていたので、、
日にちがあえば、観てみたいと思っています。

  性暴力の傷、深く長く 映画「月光」公開で支援NPO法人の望月代表に聞く 
2016年8月19日 中日新聞

 性暴力被害の実態を描いた映画「月光」が、全国各地で公開されている。性暴力被害者を支援するNPO法人「レイプクライシスセンターTSUBOMI(つぼみ)」代表で、公式ウェブサイトの解説を書いた望月晶子弁護士(49)に、被害の実態を聞いた。

◆7割、知り合いからの被害
 -TSUBOMIに寄せられる相談は。
 二〇一二年に開設してから今年三月末までに、全国から電話などで千三百件の相談がありました。多いのは、強姦(ごうかん)や強制わいせつなどで、深刻な相談が多いです。被害直後の場合もありますが、何年もたってから相談してくる人もいます。七割は、知り合いからの被害。警察への被害届を出すのは相談者の二割弱にすぎません。証拠がなく、泣き寝入りせざるを得ない被害者もたくさんいます。

 性被害に遭うと、人が信じられなくなって人間関係が変わってしまったり、居場所がないと感じたりする被害者が多い。TSUBOMIは、被害体験を語らなくても集える交流会として開いています。

 -被害者が自分自身を責めることがある。
 被害者には何の落ち度もありません。悪いのは、加害者。一度やって味をしめて繰り返し、警察に捕まるまでやり続ける。被害者が複数人というケースはよくあります。アダルトビデオを見て、そういうやり方がいいと勘違いしてしまっている男もいて、罪の意識が薄いように感じます。相手に与えるダメージを全く考えていない。

 被害者となる女性たちは、好きな人としか性行為をしたくないと考えている。一方、加害者は、相手は誰でもいいと思っている。合意のない性行為は、性暴力です。

 -映画の主人公は、子どものころに性的虐待を受け、大人になってからもフラッシュバックに襲われている。子どもの性被害は、児童相談所に相談があっただけでも年間千五百件にも達している。

 父親など、親しい人が加害者の場合、被害を打ち明けられないことが多い。そもそも幼いと、被害当時は「嫌だな」と感じても、行為の意味を理解していないこともあります。子どものころに性被害に遭った人たちは「誰かに話したら、自分の家族が崩れてしまう。自分の家族を守りたいから、絶対に言わない」と考えてしまいます。

 性的虐待を受けて記憶を失ってしまう人や、三十代や四十代になってもトラウマ(心的外傷)を引きずり、精神科に通い続けているという人からも相談を受けます。それほどダメージは大きく、被害は続くのです。
      ◇
 TSUBOMIへの電話相談(月-金曜と第三土曜の後2~5)は03(5577)4042。無料で、三回まで相談可。メールでも相談できる。レイプクライシスセンターのウェブサイトから(同名で検索)。 
(聞き手・稲熊美樹)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 
「月光」(小沢雅人監督)は、20日から9月2日(予定)まで、名古屋市中村区椿町の映画館「シネマスコーレ」で上映される。子どものころに親戚から性的虐待を受け、成人後にも別の男から性暴力被害に遭った女性が主人公。被害の忌まわしい記憶に苦しむ女性の姿を描く。当日一般1700円、学生1300円、シニア1100円。25日は女性1100円。(問)シネマスコーレ=電052(452)6036  


 映画「月光」公式サイト

 【首都圏】性暴力、人間の尊厳奪う 映画「月光」11日から新宿で公開(2016年6月5日 東京新聞)

 映画「月光」試写会レポート&監督インタビュー
 「魂の殺人」と呼ばれる性暴力被害を描く映画「月光」から見えること(2016/05/18 ウートピ)


 性暴力描く映画を上映 監督ら「被害気付いて」/岐阜
2016年7月31日 中日新聞

 性暴力被害をテーマにした新作映画「月光」の上映会と小沢雅人監督(38)らによるトークイベントが三十日、JR岐阜駅に隣接するハートフルスクエアーGで開かれた。事件シーンや被害に苦しむ女性の姿を生々しく描いた小沢監督。「だれもが被害者にも加害者にもなり得る。その危機意識を持ってほしい」と話した。

 性暴力をなくす社会的機運を高めようと、岐阜市の民間相談機関「こころぎふ臨床心理センター」が主催した。機器の不具合でセリフがほとんど聞こえないトラブルがあったが約五十人が鑑賞、上映後にセンターの長谷川博一代表と小沢監督が対談した。

 映画は、ピアノ教室を営むカオリが教え子ユウの父親から強姦(ごうかん)され、ユウも父親から性虐待を受けているという内容。カオリの生活は一変し、誰にも言えない悩みを抱えるユウとは心の距離を縮めていく、というストーリー。

 父親がギャンブル依存症で、自身は引きこもりを経験した小沢監督。「社会に居場所のない人たちの気持ちがよくわかる」といい、性暴力の被害者を取材したり、手記を読んだりして脚本を書いたという。

 鑑賞した人から「実は私も…」と被害を打ち明けられたこともある。葛藤する人は想像以上に多いが、声に出しにくいのが現状だと指摘する。

 作品名の「月光」には、どんな闇の中にも希望はあるという思いを込めた。「被害は日常の中で起きている。それに気付いて、手を差し伸べ、抱きしめてあげることが大事」と語った。

 映画は八月二十日から、名古屋・名駅のシネマスコーレでも上映される。
 (水越直哉)


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8月18日(木)のつぶやき

2016-08-19 01:08:06 | 花/美しいもの
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