みどりの一期一会

当事者の経験と情報を伝えあい、あらたなコミュニケーションツールとしての可能性を模索したい。

至福の読書/『米原万里の「愛の法則」』『ぼくには数字が風景に見える』『生物と無生物のあいだ』

2007-08-21 15:11:32 | ほん/新聞/ニュース
久しぶりに本の話です。

土曜日に名古屋へ行ったとき、
JR高島屋の11階の「三省堂名古屋駅前店」で本を買った。

岐阜の書店になくて、名古屋まで遠征して探していたのは、
伊藤比呂美さんの『とげ抜き新巣鴨地蔵縁起』(講談社)と、
亡くなった小田実さんのパートナーの玄順恵さんの
『私の祖国は世界です』(岩波書店) なんだけど、
いまだに見つかっていない。
見つけて読んだらまた紹介しますね。

ということで、かわりに買った本は、
『米原万里の「愛の法則」』と、
『ぼくには数字が風景に見える』『生物と無生物あいだ』の3冊。
代わりに、というのは正確ではなくて、
どの本も読んでみたかった本です。

本ならアマゾンで注文すれば早いのだけど、
「本を手にとって見て買う」という快感を手放せないわたしは、
この暑い中、愚直に、本屋さん通いをしているというわけ。
わか人生にとって、本屋さんと図書館はなくてはならない必需品です(笑)。

とはいえ、読みだしたら止まらないので、
買った本の袋も開けずにいて、昨日一気に3冊読みました。
酷暑は気にならず、至福の一日でした。

まず読んだのは、昨年なくなった米原万里さんの最新刊。

『米原万里の「愛の法則」』
(米原万里/集英社新書/2007) 
稀有の語り手でもあった米原万里、最初で最後の爆笑講演集。世の中に男と女は半々。相手はたくさんいるはずなのに、なぜ「この人」でなくてはダメなのか―〈愛の法則〉では、生物学、遺伝学をふまえ、「女が本流、男はサンプル」という衝撃の学説!?を縦横無尽に分析・考察する。また〈国際化とグローバリゼーション〉では、この二つの言葉はけっして同義語ではなく、後者は強国の基準を押しつける、むしろ対義語である実態を鋭く指摘する。四つの講演は、「人はコミュニケーションを求めてやまない生き物である」という信念に貫かれている。
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まずは笑って共感した、第一章〈愛の法則〉。

「率直に自分の心のほんとうの声を聞いてみると、私はあらゆる男を3種類に分けています。皆さんもたぶん、絶対そうだと思います。第一のAのカテゴリー。ぜひ寝てみたい男。第二のBは、まあ、寝てもいいかなってタイプ。そして第三のC、絶対寝たくない男。金をもらっても嫌だ。絶対嫌だ(笑)。皆さん、笑ったけど、ほんとうはそうでしょう。・・・・」 

米原万里さんは、90パーセントの男がCにはいるそうだけど、
わたしは、男の許容値が低いから、
95パーセントは「ぜったいイヤ」だ。

第四章の「通訳と翻訳の違い」。
通訳としての著者の「生きた言葉にするためのプロセス」が圧巻。

「文を読んだり聴いたりして感受していくプロセスは、このように分析的なのですね。理解するというプロセスは分析的です。ところが、話したり書いたりして表現しているときは、バラバラになっているさまざまな要素を統合していかなくてはなりません。バラバラのままでは表現できません。つまり、まったく逆なのです。通訳には、分析的に物を聞き取って正確に把握する能力と、それをもう一度統合してまとめて表現する能力、この両方が必要なんです。・・・・」

「・・・単語が誕生する瞬間を思い出してほしいのです。単語が現れる瞬間というのは、なにかこう言いたいことが出てくる。それをなんと言ったらいいのかわからない。この心や頭の状態。・・・・言葉が出てくるためには、まずそのもやもやが必要なのです・・・・。」

「言葉が出てくるメカニズムは音とかで受け取ったときに、まずその内容を解読しますね。聞き取って解読する。あるいは読み取って解読する。解読して、ああこれが言いたかったのかと、もやもやの正体というものを受け取るのです。そこで、このもやもやの正体がわかったところで、理解できたとなるわけです。文字そのものではないのです。ですから、通訳するときには、このもやもやをまた作り出さなくてはならない。つまり、先に言葉が生まれてきたプロセスを、もう一度たどらなくてはいけない。」

「言葉が生まれてそれを聞き取って、あるいは読み取って、解読して何がいいたいかという概念を得て、その概念をもう一度言葉にしていく。つまりコード化して、音や文字にするプロセスを経ないと、生きた言葉にならないんです。」

「言葉というのはその部品ではなくて一つのテキストだからです。」

米原万里さんに生きていてほしかった、と強く想う一冊でした。


2冊目は、『ぼくには数字が風景に見える』
(ダニエル・タメット 古屋美登里訳/講談社/2007)

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『ぼくには数字が風景に見える』(2007.7.17 本よみうり堂)
「人と違ってもいい」勇気
 脳を知ろうとすることは、「人間とは何か」という問いに対する答えを模索することである。脳をどう見るかで、人間観が問われる。
 近年の脳科学の研究が明らかにしてきたのは、脳は多様性を秘めた存在だということ。頭の良し悪しなど、単純に割り切れるものではない。ジャングルの中にさまざまな生きものが根付くように、脳の中にも多様な能力が潜んでいる。他の人との比較で一喜一憂するのではなくて、自分の脳のユニークさを生かせるようになるのが理想である。
 映画『レインマン』で一般的にも知られるようになった、「サヴァン能力」。複雑な計算を瞬時にこなしたり、電話帳の番号を全て覚えてしまうといった驚異的な能力を示す一方で、人間関係を苦手とする。人間の脳に潜在する能力とその多様性を示す事例として、近年、研究者の間で注目されてきた。
 本書は、その驚異の能力がイギリスやアメリカのテレビ番組で放送され、大きな話題を呼んだサヴァン能力を持つ著者による自伝。自閉症の一つである「アスペルガー症候群」と診断され、人間関係に苦しみながらも、数字への愛着を一つのきっかけとして自分らしい生き方を見いだしていく。
 著者には、数字の一つひとつが明確な個性をもってイメージされる。その組み合わせが風景となり、計算の答えがわかる。想像を超える事実を前に、厳粛な思いがこみ上げる。
 サヴァン能力を持つ人は、自身の内面について言語表現をすることは苦手なことが多い。本書は貴重な「心の内側への旅」の記録であり、著名な研究者はエジプト古代文字解読のきっかけになった「ロゼッタ・ストーン」にたとえた。
 「人と違ってもいい」 読む者にそんな勇気を与える好著。人の数だけ、脳の個性もあるのである。古屋美登里訳。
 ◇Daniel Tammet=1979年、ロンドン生まれ。2004年、円周率の暗唱でヨーロッパ記録を樹立。
講談社 1700円
評・茂木健一郎(脳科学者)
(2007年7月17日 読売新聞)
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「今週の本棚」(毎日新聞 2007年7月22日)にも、
昨日の朝日新聞・書評にも紹介されています。


この本を読むと、人の多様性に驚き、世界の見え方が変わります。

わたし自身、子どもの頃、
人から「変わっている」「普通じゃない」と言われ続けて、
「わたしはどこか人と感じ方が違うのではないか」思っていたので、
「数字が色や風景に見える」ことを、理解することはできなくても、
共感するところが多い本です。

関連で、アスペルガー症候群の当事者が書いた、
『自閉症だった私へ』(ドナ・ウィリアムズ著・河野万里子訳/新潮社)もお勧め。

 
最後に、『生物と無生物あいだ』
(福岡伸一/講談社現代新書/2007)。

通しで読んでみると、この3冊にはどこか関連性があります。

『生物と無生物あいだ』は、生命とは何か?という問いに対して、
真摯に謙虚に向き合った分子生物学者の良質なエッセイです。

著者は、生命とは何か?という問いを反転させます。
「われわれの身体は原子に比べて、
なぜ、そんなに大きくなければならないのでしょう」と。

生命とは何か?
「それは自己複製するシステムである」という考えに対し、
著者は、「生命とは動的平衡である」と定義します。

「私たちの生命は、受精卵が設立したその瞬間から行進が開始される。それは時間軸に沿って流れる、後戻りのできない一方向のプロセスである。」

「さまざまな分子、すなわち生命現象をつかさどるミクロなジグソーパズルは、ある特定の場所に特定の特定のタイミングを見計らって作り出される。そこでは、新たに作り出されたピースと、それまでに作り出されていたピースとの間に、形の相補性に基づいた相互作用が生まれる。その相互作用と常に、離合と集散を繰り返しつつネットワークを広げ、動的な平衡状態を導き出す。・・・・」
 

この本の内容は専門家には周知のことかもしれないけれど、
エピローグで、著者の原点ともいえる体験が語られ、胸を打つ。

「生命という名の動的な平衡は、それ自体、いずれの瞬間でも危ういまでのバランスをとりつつ、同時に、時間軸の上を一方向にたどりながら、折りたたまれている。それが、動的な平衡の謂いである。それは決して逆戻りのできない営みであり、同時に、どの瞬間でもすでに完成された仕組みなのである。」

「これを乱すような操作的な介入を行えば、動的平衡は取り返しのつかないダメージを受ける。もし平衡状態が表向き、大きく変化しないように見えても、それはこの動的な仕組みが滑らかで、やわらかいがゆえに、操作を一時的に吸収したに過ぎない。そこでは、何かが変形され、何かが損なわれている。生命と環境との相互作用が一回限りの折り紙であるという意味からは、介入が、この一回性の運動を異なる岐路へ導いたことに変わりはない。」

「私たちは、自然の流れの前に跪く以外に、そして生命のありようをただ記述すること以外に、なすすべはないのである。それは実のところ、あの少年の日々からずっと自明のことだったのだ。」
 

生きるとは、いのちとは何か、を強く問いかける3冊。

庭に出て、渇いた木木に水をやり、花を撮り、
風呂に入って、「わたし」を形づくる皮膚にそっと触れた。

一回限りのかけがえのない生を生きている、
すべての命がいとおしい。

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伊吹山頂の花たち3/キンバイソウ、コミヤマアザミ、イワアカバナ、ヤマホタルブクロ、オオバギボウシ

2007-08-20 14:15:19 | 花/美しいもの
伊吹山頂のお花畑のピンクのじゅうたんの中に、
ひときわ鮮やかな黄色いお花。

根にさわやかな香り(宝香)があり、
オタカラコウより小ぶりだから、雌宝香(メタカラコウ)。
宝香とは防虫剤にされる竜脳香のことで、伊吹の薬草である。


メタカラコウ(雌宝香 ・キク科メタカラコウ属) 



  



キバナカワラマツバ(アカネ科ヤエムグラ属)
お花畑を一回りして、クリーム色の小花をつけている花を見つけた。


花はアスチルベのよう、葉は松の葉みたいに細い。
途中で何度か見かけたのだけど、これだけボリュームがあるのは初めて。
  



キバナカワラマツバを写していたら、
すぐそばで、つれあいが、たった一株だけ見つけた花。
キンバイソウ



    

キンバイソウの横には、かれんなイワアカバナ。


  

オオバギボウシ


  



伊吹山には5種類のアザミが咲くそうだけど
山頂で見つけたアザミは、花色が濃いのでノアザミのようだけど、
調べたら伊吹山特産のミヤマコアザミだった。

8月からは、イブキアザミ、コイブキアザミ、姫アザミなども咲く。
いちばん左は、品種が違うようだけど??よく分からない・
   

 イブキアザミ
(2006.9.27三合目で撮影)

山頂のお花畑をまっすぐ降りると駐車場への近道。
通常は、西から上って真ん中から降りる、というコースをたどる。

東にすすむと、約60分の東遊歩道コース。
岩場があるので軽装の人は無理と書いてあるが、こちらを選んだ。

見晴らしのよいなだらかな山道沿いは、
伊吹の秋を彩るサラシナショウマの群生地。

まだちらほらとしか咲いていないのだけど、
長く真っ白な穂が一面に咲く様は、
それはそれはうつくしくて、感動的な景色だとか。
また絶対に来ようね、と話しながら歩きました。


来た道を振り返ると、お花畑が続く伊吹山にガスがかかり、
遠くに、琵琶湖が見えます。

足元には、ヤマホタルブクロ(白花)。


    


いったいどれくらいの花が、人知れず咲いているんだろう。

ここからのくだりは、岩場と土の登山道が続き、
山あじさい、ノリウツギ、ヨツバヒヨドリ、シシウド、 
マルバダケブキ、トリカブト、サラシナショウマなどが咲いています。

伊吹山のお花はまだまだ続きます。

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美味しいコーヒーは「Bica(ビカ)」で淹れよう~「コーヒーは肝臓がんを防ぐ」厚労省が「ほぼ確実」

2007-08-19 13:20:27 | おいしいもの/食について
いつものように蒸し暑い朝、
「伊吹山のお花」の画像を整理しようとしてたら、
「おはようございます」と玄関で宅急便の声。

コーヒーポット・ビカが届いた。

コーヒーは必需品だし、陶器のドリッパーが欠けていたので、
カタログから選んで注文したもの。
あけてみると、予想に違わずおもしろそうなコーヒーポット。
シンプルなデザインも素敵だ。
ビーカーみたいだから、ビカなのかな?



さっそく、昨日買ってきたばかりの「七福」のコーヒー豆で、
コーヒーを淹れてみることにした。

タコの足のようなステンレスのドリッパーに、
ペーパーフィルターをセットして、お湯を注ぐだけというシンプルな淹れ方。
  
2種類の豆で淹れてみると、雑味もなく、まろやかで美味しい。

それもそのはず、この「コーヒーポット・ビカ」は、
2006年のグッドデザイン賞を受賞しているすぐれもの。

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 コーヒーポット ビカ(岩城ガラス)
2006年度グッドデザイン賞 受賞
淹れる時間も楽しみたい人へ。
コーヒーポット ビカ

2006年2月より販売を開始し、好評をいただいている「コーヒーポット ビカ」が、
この度、財団法人日本産業デザイン振興会が主催する
2006年度グッドデザイン賞(Gマーク)を受賞いたしました。
「Bica(ビカ)」には、ポルトガル語で濃いコーヒーという意味があります。
自分好みの味をみつける時間を「Bica(ビカ)」と一緒に楽しんでください。
<審査委員の評価コメント>
フィルターホルダーをワイヤー構成とし、ミニマルで清潔な構成が特徴的である。
くびれたグリップ部分は、樹脂と金属クリップの構成で分解が簡単にでき、
清掃性が良く、分別廃棄も可能な配慮がされている点が評価できる。
<デザイナーのコメント>
年齢を問わず多くの人に、コーヒーを淹れる時間から楽しんでもらえるような
コーヒーポットにしたいと思って、デザインしました。
Bicaで、たくさんコーヒーを淹れてください。
そうすれば、きっとあなた好みのコーヒーがみつかるはずです。
<特長>
●味を楽しむ
ステンレスロッドですっきりとしたデザインのドリッパーは、
コーヒー粉を入れたペーパーフィルターと最小限で接するので、
お湯がストレートに通り、注ぐ速さと蒸らし時間で味の調整ができます。
一般的な1×2サイズのペーパーフィルターが使えるので、
特別な準備がなくても、手軽に楽しめます
●使いやすさのこだわり
毎日使ってほしいので、使いやすさにこだわりました。
部品は簡単に取外せ、すべてを洗うことができるので、
清潔に使えて、コーヒーを楽しんだ後のお手入れもスマートです。
淹れる楽しみと使いやすさにこだわった結果、
シンプルなデザインのコーヒーウエアになりました。
●パイレックス(R)(耐熱ガラス)製で、安心・清潔。
本体のガラスは、試験管などと同じ耐熱ガラス製なので、
溶出物が一切なく、内容物にも影響を与えないので安心です。
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ビーカーみたいだから、「ビカ」ではなくて、
ポルトガル語で濃いコーヒーという意味で、「Bica(ビカ)」。
コーヒーとは20代からのながーいお付き合い、
コーヒーライフが楽しくなりそうです。

ビカで入れるアイスコーヒー!
ふだんアイスコーヒーは飲まないんだけど、
これなら淹れてみたくなりました。
  
豆は【テラノーバ農園(ザンビア産)】の「特旬のコーヒー」。
ホットでもアイスでもOK、ネルドリップで淹れてみました。
きれのよい深い香りがあり、後味に甘い風味が残ります。 
  
コーヒーのおともは、中村屋の「うすあわせ」。


ところで、コーヒーには「肝臓がんを防ぐ効果」があるって、
ご存知でしたか? 前から言われていたことですが、
厚生労働省が「ほぼ確実」と認定したって先日の新聞に載っていました。

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「コーヒーに肝臓がんを防ぐ効果」
厚労省「ほぼ確実」認定


コーヒーが肝臓がんのリスクを下げる可能性について、厚生労働省研究班(主任研究者、津金昌一郎・国立がんセンター部長)が、「ほぼ確実」との結論をまとめた。日本人が対象の五つの調査を検討した。がんを防ぐ食品には野菜などが指摘されてきたが、単一の飲食物の効果について、複数の研究をもとに公的な「お墨付き」が与えられたのは初めてだ。
 コーヒーと肝臓がんをめぐる研究では、食習慣を聞いた日本人約9万人をぬわ年間ほど追跡し、「ほぼ毎日飲む人の発症リスクは、ほとんど飲まない人の半分程度とした調査結果などがある。
 研究班はこの調査のほか、同様の手法で対象者を追跡した二つの調査と、さらに肝臓がんになった人の食習慣を、そうでない人と比べた二つの調査を分析し、効果の信頼性を検討した。
 その結果、ごく一部に例外があったものの、全体的にコーヒーを飲むことでリスクが減る傾向が認められた。動物実験でコーヒーが肝臓がんを減らしたという報告もあり、人での結果とつじつまが合った。
 肝臓がんにかかる人のほとんどは肝炎ウイルスに感染している。肝機能が落ちるとコーヒーが飲めず、結果的にがんの人に飲用者が少ないといった可能性も考えられる。検討した結果はこうした影響への考慮が十分とはいえなかったため、慎重に解釈して、「確実」よりランクが一つ低い「ほぼ確実」と判定した。
 食習慣とガンのリスクとの関係は一つの調査では信頼性が低いため、研究班は日本の複数の調査をもとに、「確実」「ほぼ確実」「可能性あり」「データ不十分」の4つの段階に分けて評価している。これまでには緑茶の胃がん予防効果を「データ不十分」、大豆の乳がん予防を「可能性あり」などとしてきた。
(朝日新聞 2007.8.2)
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痛風を発症したつれあい(とわたし)の健康のため、
朝食にはカリウムの多いバナナジュースも飲んでいます。


バナナとフローズンマンゴーをミキサーに入れ、
大匙一杯のスキムミルクに豆乳を注いで、スイッチオン。

多めに買ったときに凍らせたフローズンバナナに、
桃やウリなどのフルーツを入れても美味しい。


真夏なので、フレッシュ野菜ジュースはなくて市販品をあれこれ。
野菜中心の食生活で、6キロほどのダイエットにも成功。
てらまち・ねっと

種をまいたばかりのニンジンが育ったら、
ニンジンジュースも作ることにしましょう。


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ジョニーの日替わりオンパレード&スイカ西瓜すいか&「議会を変える!」

2007-08-18 20:40:04 | おいしいもの/食について
「自治ネット」の公開講座「議会を変える!」に参加するために、
名古屋に行ってきました。

つれあいは主催者なので、金山に昼前に集合。
わたしはただの参加者なので、名古屋で途中下車。
2時間ほど時間をつぶすことにします。

朝から何も食べていないので、まずは腹ごしらえ、
ということで、JR高島屋の12階に行きましたがどこも行列。
回転の早そうなラーメンならと13階の「江南」へ。
予想どおり、比較的空いて5人待ちくらい。
 

番号札をもらって待ってるうちに「女性の方との相席なら」と
店員さんが声をかけてくれて、男性二人を追いぬいて着席。

ポピュラーな「しょうゆラーメン」を頼みました。  

麺は、そうめんほどの極細で、
スープはさっぱりしてるけど、深い味わいです。
久しぶりのラーメン、おいしかった。

高島屋へ来たお目当ては11階の「三省堂書店」。
『話題の書籍コーナー」には、なんと、
芥川賞受賞の『アサッテの人』全文掲載の文芸春秋の下に、
上野さんの『おひとりさまの老後』が並んでいます。



すっかり嬉しくなって、ルンルン気分で
お目当ての本を探したのですが、どこにもない。
店員さんに探してもらっても「見当たらない」とのこと。
実はこれで3軒目(大書店なのに本の品揃えよくない)。

せっかく名古屋に来たのだからと、他の本を3冊買って、
今日の本当の目的は「議会を変える!」だった、と思い出して、
金山の「都市センター」へ急ぎます。


公開講座「議会を変える!」

「激論&講演の2時間半」ということで、
四日市大学の岩崎恭典さんの講演と後半はディスカッション。
参加者は、補助いすを出すほどの多さ(70人ほど)です。



岩崎さんの話はよかったのですが、
参加者からの意見の滑り出しは、せっかくの講演をぶち壊すような、
選挙で当選した新人議員の自慢話がつづいて、会場がざわつきました。
コーディネーターが苦心して、話を本筋に戻してくださって、
後半はおもしろくなって、『議会を変える」というテーマをめぐり、
佳境に入った頃に時間切れ、という感じ。



わたしは岩崎さんの話を聞きに、はるばるやってきたので、
基調講演が1時間ではもったいないと思いました。
テーマと外れた発言をする人に限ってマイクを離さないので、
最後にまとめとして、岩崎さんの話を15分くらい聞けたら、と思いました。

とはいえ、主催された「自治ネット」の皆さん、お疲れ様でした。
12月2日のフォーラムも「講演1時間半、ディスカッション1時間半」なので、
すすめ方の参考になりました。

今日の名古屋も暑かった。

ということで、おつぎは、冷やっこい食べ物の話題。
つれあいが痛風になってからは、蛋白源はもっぱらお豆腐。
ジョニーの日替わりオンパレードです。


新製品の「豆腐屋ジョニー」と「まぶ」(よせ豆腐)です。
 

このところ猛暑で食欲もなく、庭木に毎日水遣りをしたりするので、
日中は、スイカとウリばかり食べています。
スイカは大豊作で毎日1個ずつ食べてもたべきれないほど、
ウリもごろごろ実っています。
 

「スイカ甘いかしょっぱいか」・・・スイカ西瓜すいか尽くし。


  

  

  

見るだけでは涼しくならないかもしれませんが・・・・。


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伊吹山頂のお花畑2。シモツケソウ、メタカラコウ、フウロソウ、ナデシコ、お花のじゅうたんのよう。

2007-08-17 16:00:42 | 花/美しいもの
お花を見ながら、西遊歩道から伊吹山頂に到着。

まずは、休憩がてらおにぎりを食べて、
咲いているお花の名前を知るために、山小屋の「えびすや」さんに立ち寄り、
「伊吹山花物語」(一部100円)のパンフレットを
春・夏・秋の3種類買いました。

 

 

「伊吹山3合目の草花」のガイドブックは持っているし、
これで、ほとんどのお花が載っているそうです。

山頂のお花畑を守っているというえびすやさんの人が、
「三角点の裏あたりが、いちばんきれいですよ」と教えてくれた。



売店の裏から歩くと、上野口の登山道を過ぎて、三角点が見えた。

昔からこんなお花畑があったかなぁ、と思っていたのだけど、
歩いて登るときは、上野口からなので売店の方に向かうと逆方向、
そのうえ、9合目からの岩場を登ってやっと着いたと思ったら、
車で来ている軽装の人ごみにげんなりして、登山の疲れもあって、
人気の少ないところで昼ごはんだけ食べて、下山していたおぼえがある。
昔から花はすきだったんだけど、今ほど熱中してなかったし・・・・(笑)。

標高1377メートル、伊吹山頂上のお花畑です。

シモツケソウのピンクとメタカラコウの黄色の群生がひろがり、

シシウドの白や、クガイソウの紫も見事です。


シモツケソウは、いまが満開のようです。


  

見渡すばかりのお花畑もきれいですが、
足元に咲くかれんな花たちにも、心惹かれます。
 
まずは、花びらの先が3裂するイブキフウロ。 
  

    
花びらが丸いハクサンフウロもあります。
   
 
3合目にたくさん見られるという、
 エゾフウロ。
つぼみや茎には産毛があり、ハクサンフウロは無毛です。

いちばん小さなヒメフウロ。    


頂上にはカワラナデシコも、あちこちに咲いていました。
  



   

山頂で出会ったお花は、
メタカラコウ、ミヤマコアザミ、シシウド、キバナカワラマツバ、
キンバイソウ、ダイコンソウ、イワアカバナ、キリンソウなど、
オオバギボウシ、ヤマホタルブクロ・・・・とても書ききれません。


この写真だけでも10種類くらいのお花が写っています。

途中で見かけたのは、ツリガネニンジン、クサボタン、
キンミズヒキ、キバナノレンリソウなど。

東遊歩道のお花は、サラシナショウマ、ヨツバヒヨドリ、山アジサイ、
マルバダケブキ、トリカブト・・・アサキマダラ蝶も。

「今日はこのうち、山頂のお花を紹介します」とお花の画像を
整理して、送信したら消えてしまいました。
1時間ほどの苦労が水の泡(ショック)。

書いているうちに消えたのも含めて、2回目です。
gooがこみあっているみたいなので、今日はこれであきらめます。

次をお楽しみに。


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『む・しの音通信』62号/『ためされた地方自治』(山秋真)/公開講座「議会を変える!」    

2007-08-17 00:09:11 | 「市民派議員塾」「M&T企画 選挙講座」
『む・しの音通信』62号、発行しました。

今月号は、締め切りから発行までが短かくて、
原稿が締め切りに間に合わない人もありました。
きゅうきょ『ためされた地方自治』の紹介の寄稿をお願いしたり、
島村さんの新聞記事に差し替えをしたり・・・・。
とはいえ、
12ページ立てで内容はけっこう盛りだくさんになりました。

12月2日に、上野さんを招いてのフォーラムもあるし、
ということで、以前に講座に参加した方たちにもお送りしたので、
発送したのは250通ほど。今日も、追加で200部印刷しました。

昨日までに発送は終えて、ホームページにアップしました。
いつになく、早い作業です(笑)。

みどりのwebページ 

『む・しの音通信』62号
★第2回「議員と市民の勉強会」 
 ・報告      小川まみ
 ・決算審査はヒアリングから
   長野県下諏訪町・青木利子
 ・議会改革に向けて
   愛知県日進市・島村紀代美
 ・政策は当事者の声から生まれる
   愛知県瀬戸市・臼井淳
 ・考えるだけでは質問は作れない
   熊本市・早咲京子
★エッセイ 
 ・わたしの選挙・有権者が変わった!
   埼玉県越生町・田島公子
 ・とてもうれしい、川田龍平さんの当選
   東京都江東区・前田かおる
 ・「私の初体験」
   京都府木津川市・呉羽まゆみ
 ・発言者を出したくない本当の理由は
   長野県安曇野市・小林純子
《ポジティブな女たち》
さまざまなマイノリティが生き延びるために

   寺町みどり (『女性情報』7月号より)
★インフォメーション

『ためされた地方自治
原発の代理戦争にゆれた能登半島・珠洲市民の13年』
(山秋真/桂書房/2007)
「珠洲市民の《失われた時間》は、同時に、
闘って自治を手に入れる貴重なプロセスであった
 上野千鶴子 (東京大学大学院教授)」


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 新刊紹介『ためされた地方自治』
原発の代理戦争をせおい 自治を闘った人々
              新倉真理代


 能登半島の切っ先にある石川県珠洲市は、約四半世紀ものあいだ原発建設計画にゆれつづけた。住民たちは原発の賛否をめぐって対立し、とくに市長選挙では激しく争った。1993年の市長選に至っては票数があわず大混乱、裁判のすえ無効となっている。
 だがこうした対立は、地域社会の問題にみえながら、じつは地域社会固有の問題ではない。『ためされた地方自治:原発の代理戦争にゆれた能登半島・珠洲市民の13年』(桂書房)で、著者・山秋真はその対立を「原発の代理戦争」と呼ぶ。珠洲の原発問題は、地域社会にあらわれた現代日本の社会全体の問題という認識である。
 国策である原発をたてようとする珠洲市当局のもとで、「原発いらない」と住民たちが声をあげることは容易ではなかった。なにしろ、「お上」に異を唱えることがはばかられる土地柄。しかも「代理戦争」の地。なんとか勇気をふりしぼって声をあげても、目のまえの対立相手は真の相手ではない。擬似的な対立に人びとが疲弊していく一方で、真の相手はほとんど傷つかないのだ。著者は、買収などが横行する原発選挙や、水面下ですすんだ原発用地の先行取得事件などから、民主主義とはほど遠い原発立地の実態を浮き彫りにする。
 その実態にもがく人びとの苦悩を、1993年から約13年のあいだ珠洲へかよった著者は丹念に描きだす。それは代理戦争を押しつけられた珠洲住民の苦悩であり、知らぬ間に珠洲に代理戦争を押しつけてきた多数派のひとりである著者の苦悩であり、「原発いらない」と声をあげた珠洲市民を応援するため市外から駆けつけた人々を批判する「外人」攻撃に直面した、両者の苦悩でもある。原発の代理戦争を背負いもがきながら、その苦楽を引きうけ、自治を希求して闘った珠洲の経験から学ぶことは多い。
(『む・しの音通信』62号より)
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インフォメーションは、 『おひとりさまの老後』も紹介。

『おひとりさまの老後』上野千鶴子著(法研)&
出版記念「みんなで老いれば怖くない!?」女性フォーラム(7/12)


『おひとりさまの老後』は、、
「瞬く間に8刷で6万部で、記録更新中」とのこと。
この調子で上野さん人気がブレイクすると、
12月2日のフォーラムも満員御礼・・・のはず。

12.2フォーラムに向けてのスタッフ会は、8月22日(水)です。
とりあえず、インフォメーションにお知らせを掲載しました。

 インフォメーションには、
明後日18日(土)に開催される
「自治ネット」の公開講座「議会を変える!」の紹介も掲載。
封筒にもチラシを入れました。

《転載・転送歓迎》
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 ← 配布用のチラシのイメージ
 印刷用 → PDF版 333KB 
 「無党派・市民派自治体議員と市民のネットワーク」では、統一地方選挙を終えた今年、下記及び別紙の公開講座を計画しました。現職の自治体議員、今後に立候補を予定される方、さらには自治体職員や市民の皆さまをまじえ、自治体議会のあり方を議論できる機会をと企画したものです。

 今回、岩崎恭典氏(四日市大学総合政策学部教授)をお招きします。
 岩崎氏は、市民自治の可能性を追求した自治体として注目度の高い千葉県我孫子市の自治基本条例策定委員会の座長として活躍されるなど、自治の現場に大変知見の広い方です。岩崎氏のお話をベースに、参加者の方にも積極的に発言参加(約1時間)をいただくことで、自治体議会のあり方について議員も市民も、自治体職員もいっしょに意見を出し合い、これからの議会づくりを構想していければと思っています。

 どなたでも参加できます。
 記
●公開講座  「議会を変える!」    参加無料
●開催日 2007年8月18日(土)午後2時~4時半
●会場 名古屋都市センター会議室

(金山総合駅前 ボストン美術館や全日空ホテルと同じビル)
●主催 無党派・市民派自治体議員と市民のネットワーク(略称・自治ネット)
【お問い合わせ】自治ネット代表の海住(松阪市議)までお願いします。
電話090(7855)1750 メールkaiju_t@yahoo.co.jp
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ところで、
軒先に夕顔の苗を一株だけ植えたのですが、
数日前から花が咲いているようなんだけど、気をつけて見てても、
つぼみか咲いたあとの花がらしか見つからない。

夕方の水遣りの後、暗くなってからふと見ると、
なんと、大きな真っ白な花が開いていました。
  
夕顔って、夜にさくんだぁ!


今日、岐阜県多治見市では、40.9℃を記録しました。
この暑さで、熱中症で倒れた人も多いようです。
猛暑はまだまだ続きます。みなさま、ご自愛ください。


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最後まで読んでくださってありがとう
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 明日もまた見に来てね
 

 

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百花繚乱!伊吹山のお花畑1/シモツケソウ、瑠璃虎の尾、九蓋草、ウツボグサ、伊吹麝香草、 車花

2007-08-16 06:58:17 | 花/美しいもの
全国有数のお花畑がある伊吹山山頂に行きました。
9合目まではドライブウェー、ここから、歩いて頂上を目差します。

大垣で生まれ育ったので、伊吹山には4~5回、
歩いて登ったことがあります。ドライブウェーができてからは、
だれでも車でかんたんに来られるようになりました。

のぼりは、西遊歩道で20分。体力があったら、
東遊歩道60分のコースを下りるつもり。
どのコースもお花畑、ということで、期待に胸膨らみます。
  

登りはじめてすぐに、コオニユリを見つけました。
アカソのなかに咲いています。
  

朝早かったので、お天気もよく、見晴らしも最高。
 
今の時期は、ピンクのシモツケソウの群生が見られます。


  

シモツケソウの中に、ちょっと地味なシュロソウの花。
  
 イブキトラノオ(伊吹虎の尾・タデ科) 
  

伊吹山は『琵琶湖国定公園特別地域」のなかにあり、
「伊吹山山地草原植物およびその自生地」の甲板には、

伊吹山一帯は約300種の草本が群生・開化するお花畑、
近畿以西では他に類をみないとの説明があります。
 
今回、名前が分かった花だけで20数種。
伊吹山の固有種も多く、撮った写真は約500枚。

あんまり多すぎて、一度には整理しきれないので、
時系列で、前半の登りから頂上で見つけた花を紹介します。

ルリトラノオ(瑠璃虎の尾・ゴマノハグサ科) 
伊吹山だけにあるというルリトラノオは葉が対生。
花穂が3本のもあり色も濃い。
はじめてみた深いルリ色の花。
  



 

クガイソウ・九蓋草
ルリトラノオとよく似ているクガイソウは、
葉が輪生で九階建てなので、九蓋(階)草。
花穂はほとんどが1本。
色は少し薄いけれど、頂上付近の群生は見ごたえがあります。



    



ウツボグサ(カコソウ靫草・シソ科)
  

  
 
クルマバナ(車花・シソ科) 


  




クルマバナとよく似た花の、
   伊吹麝香草 (いぶきじゃこうそう・シソ科)。 
百里まで香りが届くということで、別名「百里香」。
背丈は低いのですが、タイムの仲間の木本で、
全草に麝香(じゃこう)のような香りがあるそうです。


  


名前を調べたのは帰ってからなので、
ざんねんながら、香りは確かめませんでした。

山頂のお花畑には、シモツケソウの大群落はもちろん、
メタカラコウ、イブキフウロ、ハクサンフウロ、ナデシコ、
キバナカワラマツバ 、キボウシ、ヤマホタルブクロ、
キリンソウ、ギンバイソウ、サラシナショウマなどなど。



全部は載せられないので、頂上付近の見事なお花畑と、
下りの東遊歩道の花と、あと2回に分けて紹介しますね。


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キツリフネ・タマガワホトトギス・ヤマオダマキ・オオウバユリ・オタカラコウetc/奥飛騨・平湯峠の花2

2007-08-15 05:34:37 | 花/美しいもの
トリカブトの崖の足元には、キツリフネ。
ここら当たりにあったはずだけど、と探したら、
カーブの曲がり角に、いろんな花が入れ乱れて・・・
半日陰のじめじめした所だけど、ここは穴場。
好んで咲く場所を覚えると、探しやすい。

キツリフネ(黄釣船・ツリフネソウ科) 
文字通り「黄色い釣船草」という意味。
鳳仙花のように、果実が熟すと種をはじき飛ばすらしい。

わたしのテンプレートの金魚に似てて、かわいい。
  
林のふちで、キツリフネに出逢うと、思わずほほえんでしまう。
  

タマガワホトトギス
キツリフネの上の方にあるトリカブトを望遠で撮っていたら、
ともちゃんが「こっちにキツリフネと違う花があるよ」と教えてくれた。
どれどれと見に行くと、花の形はホトトギスのようだけど・・・・、

はじめてみた、黄色いホトトギス。色と形が魅力的。
一株だけ、草の陰でひっそりと咲いている。

車を止めて歩いてなければ、絶対に見つからなかった。


以下の解説は、「てらまち・ねっと」から拝借。
花が黄色いだけでなく、花の形が普通のホトトギスとは少し違うと思ったら
 キバナノホトトギス  とか  ホトトギス類 ではなくて、  
 タマガワホトトギス  や  玉川杜鵑  らしい
  日本産ホトトギスのデータ   「花は2日間咲く」
 タマガワとは、多摩川ではなく、
京都府井手町の玉川で見つかったためこの名が付けられたそう。
  
    


こちらも、はじめて見る黄色いヤマオダマキ


  
平湯峠で見つけたのは色白(左) で、
ひらゆの森のは日焼けしてる(右)のかな??


行きにひらゆ側の下りで一株だけ見つけて、
翌日、写したオタカラコウ(雄宝香・キク科)
宝香とは防虫剤にされる竜脳香のこと。

よく似た花に、小ぶりのメタカラコウがあります。。
メタカラコウは、伊吹山山頂にたくさん咲いてました。
  

道路沿いに印象的に咲く オオウバユリ(大姥百合)
道端にいきなり出てきたので「えっあれは何だ」と思いながら、
翌日、車を止めて撮りました。
花の頃には下葉が取れかかることから、
“葉なし”を“歯なし”にかけて「姥(うば)」だとか。

優雅な百合には似つかわしくないから「姥百合」という、
こんな名前を付けられているのか、ひどーい、と思ったら、
そういうわけではなさそうだ。
  

  

とはいえ、名前の由来には、以下の諸説もあるようだ。
★「歯がない年齢にもかかわらず、
なお、女の色気を保っている姥にたとえたもの」
★「開花時には葉がぼろぼろに朽ち果てて、
老婆を連想させることによる、とされる。」
★「葉は(乳母として)植物全体と花を育てるのが役目で、
育てた花が開く頃葉が無くなることが多い。
つまり役目として育てた娘が花盛りとなる頃、
葉(歯)が無くなるので、乳母百合」


さいしょはギョッとしたけれど、調べてるうちに、
なんだか愛おしくなりました。

画像を整理して、名前を調べているうちに、
ご飯もたべてないのに、夜になって、趣味とはいえ難儀なことです(笑)。
白花もアップしようと思ったのだけど、字数が多くなりすぎたので終わり。

乗鞍の花もまだ積み残しているのだけれど、
つぎは、伊吹山頂のお花畑を紹介しますね。

お楽しみに。
  

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ヤマホタルブクロ・クサボタン・トリカブト・ソバナ・クサフジ・クガイソウetc/奥飛騨・平湯峠の花1

2007-08-14 12:57:16 | 花/美しいもの
奥飛騨の新穂高温泉「槍見舘」へは、東海北陸自動車道を北上、
高山から平湯峠を通ります。
トンネルができたので、旧道はめったに車が通りません。
で、道端に車を止めて、お花を撮りほうだい。
高低差があるので、ゆっくり走ればいろんな山野草が見つかります。
ほうのき平~乗鞍・畳平へ行くバスは、ここから乗鞍スカイラインに入ります。

今回は、行きに下見をしながら花を写し、
翌日の乗鞍の帰りにも、見つけておいたお花を撮りました。
友人と「ひらゆの森」で待ち合わせていたので、
1時間ほどでしたが、持参の長靴で山の中に分け入れば、
もっと見つかったかもしれません(熊に遭ったら怖いけど・・・)。

クサボタン(キンポウゲ科センニンソウ属)   
上がり始めてすぐに目に付いたのが、クサボタン。
葉が牡丹に似ているので、名づけたられたとか。

面白い形の小さな花でとりにくいのですが、
夏の終わりに来ると、風車のような形になっててびっくりの花。
 
咲きはじめたセンニンソウの仲間ということで納得。
ボタンヅルともよく似ていて、テッセンもお仲間。
どうりで、花後の姿もよく似ています。





ヤマホタルブクロ
 けっこうたくさんあるのが、平地では珍しいホタルブクロ。
ホタルブクロは「萼裂片の間にある付属片が反り返っている」
ので、
正確には、「ヤマホタルブクロ」という。
見つけるたびに、歓声をあげて、車を止めて写した(笑)。



  

    


咲く場所によって、濃い色~薄い色までバリエーションがあります。
    
伊吹山では、白花が咲いていました。

ソバナ(岨菜・キキョウ科)
「岨菜(そばな)」は、昔、山仕事をした杣人(そまびと)が使った
杣道沿いによく生えるところから名がついたという。
若芽を食用にするとの意の「蕎麦菜」は当て字。
花は、ツリガネニンジンとよく似ている。

  

昨年の、伊吹山3合目に行ったときに違いを覚えた。
ソバナの花はラッパ形で、がくは幅広くふちにギザギザはない。
ツリガネニンジンの花は釣鐘形、がくは細長くて縁はギザギサ。
ソバナの葉は1枚づつつき、ツリガネニンジンの葉は輪生する。
(伊吹山のツリガネニンジン→)とはいえ、
見分けは付きにくいので、帰ってきてから、画像で再確認。

 
中腹までくると、なにやらきれいな紫の花。
降りてみると、クサフジ 。
マメ科の特徴があり、葉はカラスのエンドウによく似ています。

花の付き方や形が「藤」に似ているので「草藤」。
  


青紫の色と形がうつくしいクガイソウ (ゴマノハグサ科)
和名の「九蓋草/九階草」は、葉は通常4~6枚が輪生して、
これが数層になっていて、ちょうど九層ぐらいあるので名づけられた。
 

平湯には少なかったけれど、伊吹山にはたくさんありました。
それもそのはず、有名な薬草で伊吹の「入浴剤」になるそうです。
  


前と同じ場所で見つけたトリカブトは、
見上げるほどの高いフェンスの間に咲いている。
望遠が威力を発揮。だけど、これが精一杯。

  



  
ゲンノショウコの赤花と白花も同じところに咲いていました。

近くで花が黄色いタマガワホトトギスとキツリフネも見つけました。

「奥飛騨・平湯峠の花2」につづきます。
次は、黄色と白の花たちです。
お楽しみに。
  

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一難さって・・・『む・しの音通信』62号、できあがり!/飛騨の桃でおいしい気分。

2007-08-13 20:07:40 | 花/美しいもの
『む・しの音通信』62号の印刷・発送が終わりました。

前の通信の時に、急病人が出る、というアクシデントが
あったのですが、じつは今回も・・・・。

とりあえず、スタッフに最終校正用のゲラをFAXして、
一路、かかりつけの市民病院の救急外来へ。
写っているのは、電解質の点滴中のポタコールRと血液検査の注射器。
  
点滴を受けているのは、連れ合いです。

昼食を食べてから、腹痛と悪心と体調不良で病院へ。
診察を待つ間もしんどそうで、そのままベッドに移動。
腸閉塞の前歴があるので、検査の前に、まず電解質の点滴。
レントゲンと血液検査の結果、腸閉塞ではないようだけど、
念のため、500mlの点滴を追加で、状況は好転。
危うく5年前の「腸閉塞(イレウス)」の再発でした。
大事に至らず、真夜中に帰ってきました。

翌朝、ともちゃんは友人に送る野菜を取りに畑へ。


わたしは、友人から届いた飛騨の桃をむきました。
あまーい香りがします。


  
桃は、体を冷やさない唯一の陽性の果物。
足がはやいのが難点ですが、ジュレや冷凍にすれば
いつでも食べられます。
チューハイなら「カロリピーチ」、桃は大好き。
とはいえ、旬の夏は、生でかぶりつくのがいちばん。

で、通信作成に戻って、校正原稿をゲラにしあげて印刷。


ともちゃんも手伝ってくれました。


通信には、18日に開催される「自治ネット」の
公開講座のチラシを入れました。

《転載・転送歓迎》
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 印刷用 → PDF版 333KB 
 「無党派・市民派自治体議員と市民のネットワーク」では、統一地方選挙を終えた今年、下記及び別紙の公開講座を計画しました。現職の自治体議員、今後に立候補を予定される方、さらには自治体職員や市民の皆さまをまじえ、自治体議会のあり方を議論できる機会をと企画したものです。

 今回、岩崎恭典氏(四日市大学総合政策学部教授)をお招きします。
 岩崎氏は、市民自治の可能性を追求した自治体として注目度の高い千葉県我孫子市の自治基本条例策定委員会の座長として活躍されるなど、自治の現場に大変知見の広い方です。岩崎氏のお話をベースに、参加者の方にも積極的に発言参加(約1時間)をいただくことで、自治体議会のあり方について議員も市民も、自治体職員もいっしょに意見を出し合い、これからの議会づくりを構想していければと思っています。

 どなたでも参加できます。
 記
●公開講座  「議会を変える!」    参加無料
●開催日 2007年8月18日(土)午後2時~4時半
●会場 名古屋都市センター会議室

(金山総合駅前 ボストン美術館や全日空ホテルと同じビル)
●主催 無党派・市民派自治体議員と市民のネットワーク(略称・自治ネット)
【お問い合わせ】自治ネット代表の海住(松阪市議)までお願いします。
電話090(7855)1750 メールkaiju_t@yahoo.co.jp
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おもしろい議論になりそう。
当日、会場でお会いしましょう。

猛暑でバテばて、これ以上、書く元気がありません。
あとは、おつぎの楽しみ、ということで・・・・はい。

気温は急上昇なのに、ランキングは下がっていきますね。


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