みどりの一期一会

当事者の経験と情報を伝えあい、あらたなコミュニケーションツールとしての可能性を模索したい。

地方議会VSブログ/居眠り・論評、書かれた議会は逆切れ&抵抗?!

2008-10-22 12:59:53 | 市民運動/市民自治/政治
昨日は、関西の某ホテルで目覚めました。
禁煙フロアーのちょっと広めのオーシャンビューの部屋だったのですが、
何がいちばん気に入ったかっていえば、この↓バブルバス(笑)。
  
シャワーブースもついていて、鼻歌まじりの朝風呂で贅沢な気分。

風呂上りにルームサービスの朝日新聞を読んでたら、
とっても興味深い記事を見つけました。

実はこの記事、「議員居眠り写真で傍聴規制 身分証提示も」と
という地方発の記事を読んだことがあり、
「ブログ居眠り記事で議会逆切れ」と2ちゃんねるなどでも話題沸騰、
広く社会的論議を呼んで、議会が迷走していたものです。

一日遅れで、名古屋本社版にも載りました。
微妙にタイトルなどもちがい、それもおもしろいですね。

 
    大阪本社版(10/21)   名古屋本社版(10/22)
朝日新聞【メディアタイムス】


 【メディアタイムス】地方議会VSブログ
居眠り写真・論評・・・市民発信に拒否感
 
朝日新聞(名古屋本社版)2008.10.22

 だれでも簡単に意見を述べ、情報発信できるインターネットのブログ(日記風サイト)。地方議会がその内容に反応して混乱したり、書き手とトラブルになったりする例が相次いでいる。プログは市民発信型のメディアとも言えるが、議会側には根強い拒否感が漂う。(川上裕央、山本健一)

傍聴や規制の動き 
 茨城県議会では、東京都在住の自営業の男性(27)が運営し、2010年3月開港予定の茨城空港をテーマにしたブログが問題視された。男性が6月定例議会を傍聴して県議や県幹部の言動を論評。本会議で居眠りする自民党県議の写真を掲載し、「無責任ジジイ」などと批判すると、一部県議の間で議会の傍聴を規制する動きが起こった。
 男性が本会議の撮影許可を得ていたものの、委員会の許可申請はしていなかったことが特にやり玉に挙げられ、桜井富夫議長(自民)が9月議会で傍聴規則の改正を決めた。全国の都道府県議会で初めて傍聴希望者に身分証提示を求められるようになったほか、写真撮影や録音は、県政記者クラブ所属の報道関係者と「公益的見地から必要と認められる者」に限定した。
 経緯が報道されると、県議会には数十件の批判メールが殺到。複数の在京テレビ局も取材に駆けつけた。結果的に、桜井議長は身分証提示について「未来永劫に適用されることはないだろう」と明言。きっかけとなったブログの男性も傍聴を許可された。
 男性は茨城空港が格安航空会社対応型空港を目指すことを知って期待を寄せ、4月にブログを始めた。何度も茨城を訪ねて担当者にインタビューし、その内容も掲載してきた。空港に関心をもつ県民や航空業界関係者を中心にアクセスも多く、県庁の担当者も無視できない存在だ。写真掲載について男性は「まじめに議会をやってほしいと思った」と言うが、今回の騒動は「本意でないところに焦点があたってしまった」と語る。
 議会側は規則改正について「無断撮影が問題で、居眠り写真は関係ない」(桜井議長)との立場だ。県議会のホームページも「セキュリティー確保のためで、傍聴制限ではない」と説明する。
 それでも、「議会に不都合な記事や傍聴人を排除するためではないか」との見方は、若手を中心に自民県議の間でさえ根強い。自らもブログをもつ井手義弘県議(公明)も「世界に向けて主張するブロガーもおり、時代は変わってきた」と規制を批判する。

議員ブログで問責 
 地方議員が自らブログを書き、問題にされる例もある。
 青森県の弘前市議会。少数会派に所属する斉藤爾(ちかし)議員(38)はほかの無所属議員の発言を問題にした委員会の審議を「不毛な懲罰」などとプログで指摘したところ、今年の6月議会で与党会派に「市議会への侮辱だ」と批判され、問責を受けた。
 9月議会では、少数会派の三上直樹議員(43)が議会の様子をブログに報告したことがきっかけで、三上議員と斉藤議員のブログに「年寄り議員のためのなれ合い」「市民の言論を封じ込める」といったコメントが、プログを見た人から寄せられた。これらのコメントに「議員を侮辱する表現を掲載し続けた」と声があがり、議会は2議員への問責決議案を賛成多数で可決した。
 決議案を提案した一人、最大会派の工藤栄弥議員(73)は「ブログを拒むわけではないが、2議員のものは表現がひどい」という。「議会には会派代表者会議で話し合うなどのルールがある。そうした手続きを踏まずにブログに書くのは、特定の市民に向けたパフォーマンスではないか」
 一方、2議員は「自由な意見表明で議会への中傷ではない」などと削除に応じていない。「議会には市民に情報発信することへの拒否感がある」と三上議員は話す。

「議会を可視化」「書く側も責任」 
 なぜ混乱が相次ぐのか。プログによる自由な情報発信が広がっているのに、地方議会が市民の日にさらされることに慣れていない点が背景の一つとみられる。
 全国市民オンブズマン連絡会議は、「議案に対する会派や議員の賛否を公表しているか」「全員協議会の傍聴を認めているか」などについて全国の議会を調べて点数化し、今年8月に公表した。都道府県議会ではトップの長野県でも満点の約半分の15点しかとれなかった。同会議事務局長の新海聡弁護士は「どの議会も大差はない」と指摘する。
 ライブドア元副社長でウェブコンサルタントの伊地知晋一さんは、市民が発信できるメディアが発達し、注目を集めにくかった地方議会にも目を光らせるようになった現状を指摘。「なのに、地方議員は国会議員と比べて公人としての認識が薄いのでは」とみる。一方、新海弁護士はプログの将来の可能性に注目している。「これからはプログでの情報発信が当然という時代になる。ブログが議会を『可視化』するかもしれない」
 伊地知さんは、ブログ側にも注意を呼びかける。「プログでは批判と誹諺中傷の区別が難しく、トラブルになりがち。事実と自分の主張をごちゃまぜにしないなどの書く側の責任もある。相手の発言の引用や表現に気をつけるのもマナー」とアドバイスする。
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地方議会でブログが問題とされた最近の事例 
2月 静岡県沼津市議会で議員が議会の経緯をブログに書いたところ「事実に反する」などと問題に。3月に議長が注意を促す
9月 ブログの書き込みで別の議員の名誉を傷つけたとして、東京地裁が東京都東久留米市議会の議員に記述の削除などを命じる 
9月 議員が工事の契約に影響力を行使しないことなどを盛った水戸市の政治倫理条例案をめぐり、「こんな議案を出すならけが人を出す」などと別の議員から言われた議員がそのやりとりをブログに掲載し、議会がくうてんし。関係部分の削除とおわび文掲載などで決着。
(朝日新聞2008.10.22) 


朝日新聞に紹介されている「茨城空港」ブログの居眠り議員の写真入の
元記事を保存してあったので、リンクしようとしたら、
なんと、自動的に記事がPC上で無限に増殖し始め、
削除しても7,8,9・・・15,16と無限に増えていくのでびっくり。

急いで、PCをシャットダウンしたのですが、朝日新聞に載ったので、
だれかが見られないようにしたのかもしれません。
(調べる方は要注意です)。

PS:立ち上げ直したら大丈夫でした。
「茨城空港」ブログ


残念ながら、朝日新聞の地方版のリンクも切れていました。

記事中の、弘前市議会議員斉藤ちかしさんの、
 意志ある所に道あり
弘前市議会議員 斉藤爾 のブログ

に本文が転載されていました。

茨城(2008.9.5)
茨城県議会での議員の言動がブログ(インターネット上の日記)で批判されたことが契機になり、議会の傍聴規則が3日改正され、規制が強化された。必要と認められると傍聴希望者は身分証の提示を求められ、写真撮影や録音の許可が下りにくくなった。全国の都道府県議会で身分証明書の提示を求める傍聴規則は初めて。ブログは情報の発信手段として近年重要視されていることから、一部県議からは撤廃を求める声も上がっている。
 都内在住の男性が作成するブログが問題視された。男性は茨城空港をテーマに多数の記事を掲載、傍聴した6月定例県議会も取り上げた。常任委員会などでの県議や県幹部の言動について論評し、居眠りする県議の写真を載せた。
 ブログを見た一部の県議が「傍聴目的として適切なのか」と声を上げ、傍聴規則改正の動きが出始めた。議会事務局によると、男性は「資料のため」という目的で本会議の撮影許可は得たが、常任委員会については許可申請していなかったという。
 改正規則では、傍聴者による写真撮影や録音は、県政記者クラブ所属の報道関係者と「公益的見地から必要と認められる者」に限定。後者は市町村の広報担当者や会派関係者を念頭に置いている。
 新規則に従うと、「資料のため」という目的で男性がカメラの持ち込みや撮影を希望しても、「今後は『許可できない』として処理する」(議会事務局)という。
 「公益的」の定義については、規則改正について議長報告があった議会運営委員会内でも異論が出た。自身もブログを積極的に活用している公明党の井手義弘県議は「世界に向けて主張するブロガーもおり、時代は変わってきた。特定の議員を非難することが公益的な議論に反しているかどうかはわからない」と語り、議長が「公益」を判断することに疑念を呈した。
 改正規則には「議場の安全確保」を目的に、必要があれば傍聴希望者に免許証などの身分証明書の提示を求めることも盛り込んだ。事務局は「身分証明書を確認することはめったにないと言っていい。傍聴を制限するものでは一切なく、極めて限定的に運用する」と説明する。
 地方自治法は「会議公開の原則」を定めており、本会議の傍聴や報道の自由が認められている。大内久美子県議ら共産党は、規則の改正について「情報公開の流れに逆行する」と主張し、自由を最大限保障することや、住所・氏名の記入や物品の携帯などの規制撤廃など規則の抜本的な規制緩和を求めている。
 傍聴規則の改正は議長提案で報告され、出席議員の採決なく改正が決まった。8日から施行される。
 男性は傍聴規則改正について、「インターネットに違和感を持つ世代の人もいると思うが、今回の県議会の対応は旧態依然としたものだと思う」と語り、今後も議会の傍聴とブログでの紹介を続ける考えを示した。 (転載)
(「意志ある所に道あり 弘前市議会議員 斉藤爾 のブログ」より)


わたしも、山県市議会の請願問題で、議会の様子を議長の許可を得て撮影し、
辛口批評したので、今度から、「撮影拒否」の憂き目にあうかもしれません。

会議規則の改正を求める請願の審議を傍聴
/山県市議会のトンデル一日Part1(2008-09-1)


それはそれで話題が増えておもしろいのですが、
議会の皆さんは、議会は議員のものだ、と勘違いしているようです。

市民が議会を傍聴・監視して、開かれた議会に変えていくのも、
遅れている「議会への市民参加」のひとつだと思います。

見たこときいたことを、市民の視点で情報発信すれば、
議会も「居眠り」してるわけにはいかなくなりますよ。


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反貧困世直しイッキ!大集会―垣根を越えてつながろう//2千人が集会 派遣労働者やフリーターら

2008-10-21 10:48:28 | 市民運動/市民自治/政治
10月19日午後、東京で「反貧困ネットワーク」や
「女性と貧困ネットワーク」が呼びかけて、
反貧困世直しイッキ!大集会が開かれました。

女性と貧困ネットワークのブログです
とき:2008年10月19日(日)13:00スタート
ところ:東京・明治公園(千駄ヶ谷駅徒歩9分)
参加無料、雨天決行
反貧困世直しイッキ!大集会―垣根を越えてつながろう 貧困と女性分科会 にご参加を 


イッキ!大集会のチラシ

私たちも開催趣旨に賛同し、また賛同を呼びかけます。
 赤石千衣子(しんぐるまざあず・ふぉーらむ、反貧困ネットワーク副代表)、雨宮処凛(作家、反貧困ネットワーク副代表)、池田香代子(翻訳家)、稲本信広(全国青年司法書士協議会会長)、宇都宮健児(弁護士、反貧困ネットワーク代表)、鎌田慧(ルポライター)、鴨桃代(全国ユニオン会長)、川崎哲(ピースボート共同代表)、河添誠(首都圏青年ユニオン書記長、反貧困たすけあいネットワーク事務局長)、小島周一(日本労働弁護団幹事長)、小室等(フォークシンガー)、坂上香(ドキュメンタリー映画監督)、笹森清(労働者福祉中央協議会会長)、佐高信(評論家、「週刊金曜日」編集委員)、澤口宣男(全国クレジット・サラ金被害者連絡協議会会長)、辛淑玉(人材育成コンサルタント)、杉村宏(法政大学教授)、鈴木正和(全国生活と健康を守る会連合会会長)、堤未果(著述業、ジャーナリスト)、高橋敏夫(早稲田大学教授)、竹下義樹(弁護士)、田中優子(江戸時代研究者)、中沢正夫(精神科医)、中山千夏(作家)、尾藤廣樹(生活保護問題対策全国会議代表幹事)、細川弘明(アジア太平洋資料センターPARC理事長)、本田由紀(東京大学大学院教育学研究科准教授)、マエキタミヤコ(ほっとけない世界の貧しさ)、三澤了(DPI日本会議)、森岡孝二(関西大学経済学部教授、株主オンブズマン代表)、森永卓郎(経済アナリスト)、矢崎泰久(ジャーナリスト)、湯浅誠(自立生活サポートセンター・もやい事務局長、反貧困ネットワーク事務局長)

ハケンではたらく男性が増えてきて、実態に注目が集まってきましたが、
ハケン労働者の大多数は、女性なんですよね。
関連のシンポも開かれています。

働く女性の全国センター/愛も仕事も生きがいも
シンポジウム「女が語るハケン労働」
10/11(土)13:30~ 文京区男女平等センター



19日の「反貧困世直しイッキ!大集会」後にはデモ行進もあったようです。
この集会のことは、TVニュースでもやっていました。

  

こちらは朝日新聞の記事です。

<「反貧困」2千人が集会 派遣労働者やフリーターら」

 市民団体「反貧困ネットワーク」が19日、東京・明治公園で開いた集会に派遣労働者やフリーター、生活保護受給者ら約2千人が参加した。国連の「貧困撲滅のための国際デー」(17日)に合わせた世界同時アクションの一環として、「STAND UP」の文字とともに立ち上がり、国内外の貧困問題の解消を訴えた。
     ◇
 人間らしい生活と労働の実現を――。東京都内で19日に開かれた「反貧困 世直しイッキ大集会」(主催・反貧困ネットワーク) では、派遣労働者やシングルマザー、生活保護受給者などの参加者たちが、次々と窮状を訴えた。集会の狙いは、貧困対策を次の総選挙の争点にすることだ。
 反貧困ネットワークは1年前、市民団体や法律家、労働組合などが集まり設立。今年7月から3カ月余りかけて「反貧困全国キャラバン」が全国を回り、各地で無料相談会などを開いてきた。19日に東京の会場にゴールした。会場には約2千人が集まった。
 広島県から集会に参加した契約社員の太田潤さん(34)は、中国のコールセンターで働いた体験を話した。
「成長著しい中国で語学を身につけ成功しよう」。4年前、ネットでそんな魅力的な宣伝文句を見つけた。専門学校を卒業後、就職はしたものの営業職になじめず退職し、派遣に。ボーナスも昇給もない、細切れ雇用の生活に不安を感じ始めていた時だった。
 コールセンターで働きながら語学を学べるという会社の仲介で、 旅費などは自己負担し、中国・大連へ。「どうせ非正規から脱出できないなら、中国に未来をかけてみよう」という思いだった。
 業務は、日本のメーカーが生産をやめたワープロの技術サポート、居酒屋チェーンのアルバイトの受け付けなど。午前9時から午後6時まで、日本からの電話に応対した。
 一緒に働いていた約100人のうち半数が日本人。製造業派遣で疲れ切った人、心を病み薬を手放せない人……。「日本が嫌で出てきた人も多かった。お互い深くは話さないが、一緒にいて気楽だった」と振り返る。
 しかし、現実は厳しかった。時給はわずか20元(当時は約300円)。月給は5万円程度にしかならず、家賃や食費で消えた。中国語の講習は週1回90分ほど。納得できず、上海の別のコールセンターに転職したが、派遣時代にためた100万円が底をつき、2年前に帰国した。
 「非正規労働者の心のすき間につけ込み、中国で安く働かせる。 そんな会社は許せない」
 前回05年の衆院選は、急な解散で在外投票の手続きが間に合わず投票できなかった。次の衆院選では「雇用の安定」を実現できそうな政党に投票するつもりだ。
 集会では、労働や社会保障などテーマ別に12の分科会が開かれた。
 「老人は死ねというのか」といったのぼりの下で開かれた後期高齢者医療制度の分科会。参加者からは「医療費を抑制するために、 高齢者や障害者などの働けない人は、ある程度の水準の医療で我慢してくれという制度だ」と批判の声が上がった。
 労働分科会では、東京都品川区の老人保健施設で働く中塚聖子さん(28)が、「基本給は主任手当がついても9万2500円。手取りは14万円で、時給制だった非常勤の時より悪くなった」と介護労働の低賃金の実態を報告した。
(朝日新聞 2008.10.19) 


昨日の毎日新聞にも載っていました。


「集会:「私は部品じゃない」 2000人が貧困問題訴え--都内で」
毎日新聞 2008年10月20日 東京朝刊

◇この暮らし、良くしたい
 ワーキングプア(働く貧困層)やシングルマザーなど現代の貧困問題に取り組む「反貧困ネットワーク」(代表・宇都宮健児弁護士)が19日、東京都新宿区の明治公園で「世直しイッキ大集会」 を開いた。解散風が強まる中、2000人(主催者調べ)が参加。 暮らしの窮状を訴え、「選挙では貧困問題を争点に」と声を合わせた。

 集会は、貧困問題を全国で訴え6000人余りが参加したキャラバンの仕上げとして企画された。住居問題の分科会では、山形県出身の土田政彦さん(29)が発言。製造業派遣の仕事で上京したが、10カ月で仕事がなくなり住む場所を失った。敷金、礼金なしのアパートに越したが、家賃が遅れるたびに14回も鍵を替えられたという。「派遣労働で貧困に陥り、住居も仕事も不安定になった」と語った。
 労働の分科会では、日雇い派遣の男性が「不安があっても、文句を言えば『代わりはいくらでもいる』と干される。危険な仕事でも1日7000円。私は部品ではない」と訴えた。
 女性と貧困の分科会では、シングルマザーの桐田史恵さん(30)が「母子家庭だからとアパートを貸してもらえない。友人と部屋をシェアしたら、児童扶養手当の申請時に『養ってもらってるんじゃないか』と根掘り葉掘り聞かれた」と明かした。
 集会では「貧困を直視し、それに向けて政策を総動員する政治を求める」との宣言を採択。選挙に向けて走り出した政党や候補予定者にアピールした。【東海林智、市川明代】
(毎日新聞 2008.10.20) 


こちらは、20日の中日新聞です。
【社会】
自己責任ではない 命を削らないで 『反貧困ネット』 都内で2500人集会

2008年10月20日

 貧しさのため生活が困難になっている人たちが連携と現状改善を訴える「世直しイッキ!大集会」が十九日、東京・明治公園で開かれ、派遣労働者や野宿者、障害者など約二千五百人(主催者発表)が集まった。貧困や社会保障問題について話し合い、集会後にデモ行進をした。
 貧困問題に取り組む市民団体や労働組合らでつくる「反貧困ネットワーク」の主催。派遣労働や高齢者医療、女性の貧困、ヤミ金被害など十二テーマで分科会を開いた後、六隊に分かれて渋谷区の宮下公園まで約二時間かけて歩いた。
 デモ隊は夕闇迫る表参道や渋谷駅前の繁華街を「貧困は自己責任ではない」「貧乏人の命を削らないで」などとアピールしながら行進。日雇い派遣労働者の津田真人さん(65)は「(雇う側には)労働者に対して、やりたい放題やって構わないという風潮がある」と訴えた。日雇い労働者や野宿者の支援をしているという女性(25)は「満足に寝る場所もなく、ただ働き同然の人も多い」と話していた。
(2008.10.20 中日新聞)




なにを隠そう、わたしも母子家庭で子どもたちを育てていたことがあるので、
ひとごとではありません。

「人間らしく生きさせろ」というおんなやこどもの声に、
政治は真摯に耳を傾け、政策に反映させるべきだと思います。



  

秋も深まり、岐阜のフウの並木が色づいてきました。


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12道府県で国の補助金の不正経理5億円、会計検査院から指摘の裏金づくり!岐阜県は???

2008-10-20 11:41:55 | 市民運動/市民自治/政治
10月18日の読売新聞の一面トップにびっくり。
「12道府県で不正経理5億円、愛知・岩手などは裏金…検査院」。
他紙を見てみたがどこにも出てなくて、読売のスクープ記事らしい。

12道府県で不正経理5億円、愛知・岩手などは裏金…検査院 
2008年10月18日 読売新聞

会計検査院が無作為に調査対象とした全国12道府県で、国の補助金が使われる事業を調べたところ、すべての道府県で不正な経理が見つかった。
 計約5億円に上り、このうち愛知、岩手県など約半数の自治体で取引業者に物品を架空発注する裏金作りが判明した。両県で架空取引による裏金が発覚するのは初めて。
 11月上旬に麻生首相に提出する2007年度の決算検査報告書で指摘する。検査院は氷山の一角との疑いを深めており、今後、残るすべての都府県についても調査する方針。
 不正経理が判明したのは、北海道、京都府、青森、岩手、福島、栃木、群馬、長野、愛知、岐阜、和歌山、大分の各県。
 調査対象になったのは、国土交通省や農林水産省などから補助金が出ている事業。過去に発覚した裏金問題では、長崎県などで事務用品を購入したと偽って業者に公金を渡し、資金をプールする「預け」と呼ばれる手口が判明。検査院はこれに着目し、02~06年度の帳簿や領収証について事務費を中心に調べた結果、12道府県の約半数で「預け」が見つかった。
 このほか、雇用したアルバイトを他部署でヤミ使用したり、県単独事業なのに国の補助事業から出張費が捻出(ねんしゅつ)されたり、不正な流用も次々に発覚した。12自治体すべてで見つかっており、不正額は計約5億円に上った。検査院は全額を国に返還するよう求める。

 検査院関係者によると、不正額がもっとも多かったのは愛知の1億数千万円。次いで岩手の約1億円。他の道府県ではそれぞれ数千万円の不正が確認された。愛知、岩手両県で全体の半額を占める。架空請求で捻出した裏金を業者に管理させる「預け」も、愛知、岩手が突出していたという。
 使途は特定されていないが、過去の裏金問題では、職員の飲み食いなど懇親費や慶弔費に使われていたことが明るみに出ている。
 今回、検査院が調査した事業は、国の補助が入るものに限られる。自治体の総予算の一部に過ぎず、12道府県は今後、それぞれ内部調査を迫られそうだ。
(読売新聞 2008.10.19)


同じ日のNHKの全国ニュースでも
「愛知、岐阜 裏金」のニュースが流れていた。

    
愛知県や岐阜県など18年度までの5年間に合計約9億円
半数ほどの自治体 業者に金預け
”裏金”を不正にプール
補助金、委託金約9億円など不正経理
  
以下の各県
北海道 京都  青森  岩手
福島  栃木  群馬  長野
愛知  岐阜  和歌山 大分
国交省 農水省 「経理の適正化 求める方針」
 

12道府県が不正な経理処理  
NHK 2008年10月18日 5時44分

 愛知県や岩手県など全国の12の道府県が、国土交通省と農林水産省から受け取った補助金や委託金を使い切ったように装っていわゆる「裏金」としてプールしたり、補助の対象外の事業などに流用したりして、総額およそ9億円の不正な経理処理をしていたことが、会計検査院の調べでわかりました。
 不正経理が明らかになったのは愛知県や岩手県など12の道府県です。
 会計検査院の調べによりますと、これらの自治体は平成18年度までの5年間に国土交通省と農林水産省から受け取った補助金6億円近くと委託金3億円近くのあわせておよそ9億円について、本来の目的とは別の事業に流用するなど、不正な経理処理をしていたということです。
 このうち半数ほどの自治体は、補助金で事務用品をまとめて購入したように装って業者に金を預け、いわゆる「裏金」として不正にプールしていたこともわかりました。このため会計検査院は、自治体に不正な経理処理があったと指摘するとともに、国土交通省と農林水産省に管理を適切に行うよう改善を求めました。
 指摘を受け、自治体は補助金を返還することにしているほか、国土交通省と農林水産省は、補助金や委託金を、県の単独事業の経費と明確に区分するなど経理の適正化を自治体に求めることにしています。


この日のニュースは、愛知県や岩手県のことばかりで、
えっ12道府県には岐阜県も入ってるのに、岐阜県はどうなってるの? 
と思っていたら、
昨日には、北海道、青森、長野県、岐阜県は「非公開」との報道。

補助金:12道府県で不正経理 計5億円、未消化予算をプール--会計検査院調査
毎日新聞 2008年10月19日 東京朝刊

 会計検査院が国の補助金について、任意に選んだ12道府県の経理を調べたところ、06年度までの5年間に、すべての道府県で計5億円に上る不正な処理が見つかった。うち1億3000万円と最も多かった愛知県や岩手県では、予算の年度内消化を目的に、物品の発注を装って業者に資金をプールさせる「預け」が常態化していた。いずれも私的流用は確認されていない。
 検査院によると、国土交通省と農林水産省が支出した補助金のうち事務費について調べた。不正経理があったのは北海道、京都府と▽青森▽岩手▽福島▽栃木▽群馬▽長野▽愛知▽岐阜▽和歌山▽大分の各県。検査結果が確定し次第、返還を求める見通し。
 「預け」は、年度内に使い切らなければならない国の補助金が余ってしまった場合、事務用品などの購入を装って金を業者に渡しておく方法。実際に購入した際にプールされた資金から支払うため、年度が変わっても資金を温存できる。愛知、岩手両県はそれぞれ約1800万円の「預け」を運用、全体では約4000万円がこの方法で不正にプールされていた。
 コピー用紙などを買う名目で、実際にはパソコンを購入するような「差し替え」も、確認された。より内部チェックが緩い消耗品名目で、物品を購入する目的だったとみられる。
 このほか、県単独事業の関連で出張したのに国の補助金から出張旅費を支出▽国の補助事業と関係ないアルバイトの給与を国の補助金から支出--などがあった。
 検査院は昨年、飲食代や慶弔費などに流用する裏金の存在が発覚した自治体について国庫支出分を調査。長崎、佐賀、大阪の3府県で計約7600万円を確認した。【苅田伸宏】
(毎日新聞 2008.10.19) 


岐阜県は「不正なことはしていない」と強気だったけれど、
昨日になって、岐阜県も不正な会計処理を認めて謝罪していた。

補助金:12道府県不正経理指摘 岐阜県は3180万円  
毎日新聞 2008年10月20日

 会計検査院から補助金の不正処理を指摘された岐阜県は19日、不正な会計処理が計約3180万円であることを明らかにした。全額が県の事業などへの目的外使用だった。冨田成輝総務部長は「会計処理を厳格に守るという意識が欠けていた」と説明。不正分を返還し、関与した職員の処分を検討する方針を示した。県によると、会計検査院の調査対象になったのは02~06年度の国土交通、農林水産両省の補助事業。
 岐阜県では06年、大規模な裏金問題が発覚したが、冨田部長は「今回はカラ出張やカラ雇用の指摘はない。私的流用もなかった」と強調した。【稲垣衆史】
(毎日新聞 2008.10.19) 



愛知県は、犯罪に近いことも発覚、「裏金はない」と豪語していた知事は
どう責任を取るつもりなのだろう。
三重県、岐阜県にあって、裕福な愛知県にないわけないだろう、
と思っていたので、これを端緒に、裏金づくりの全貌を明らかにしてほしいものだ。

ちなみに、以下は岐阜県の最新記事。

 補助金不正処理:県、謝罪一切なく 幹部会見、補助事業の理解不足強調 /岐阜 
毎日新聞 2008年10月20日 

 「県費と国費を厳格に分けて考えていなかった」「意図的ではなかった」--。国の補助事業に関して会計検査院から不正な処理を指摘された県だが、19日の会見で冨田成輝総務部長は「カラ雇用やカラ出張などの不正はない」と意図的な不正ではないことを何度も強調し、謝罪は一切なかった。
 冨田部長らが説明した会計検査院の指摘内容は、02~06年度の農林水産省と国土交通省からの補助金のうち、農政、林政、県土整備、都市建築の4部で、物品購入費の納入年度と支払いの年度が食い違っていたり、補助金の対象ではない県単独の事業に従事した臨時職員の賃金を補助金から支払うなどしていた。
 報道陣からは「06年の裏金問題で、対策を取っていなかったのか」と質問が出た。だが冨田部長は「カラ雇用やカラ出張などの指摘はない。裏金問題発覚以降の対策プログラムは生かされている。経費に対する厳格な認識が足りなかっただけだ」と、裏金問題とは次元が違う問題であるとの考えを示した。
 「詳細を明かさなければ、県民への説明責任が果たされない」との指摘にも、「会計検査院から公表されていない段階では明かせない。確定した段階で説明責任は果たす」と理解を求めた。
 冨田部長は「違法なことをしてまで県費を浮かそうという考えはなかったはずだ。あくまで補助事業の理解が十分でなかっただけ」と主張。「国庫補助事業の会計に関して、厳格な理解や知識が不十分だった。指示があれば補助金を返還したい」と淡々とした表情で語った。
 「会計検査院最終報告がされていないので、詳細は明かせない」と歯切れの悪い回答に終始した県幹部ら。「年度末は事務量が多く、どたばたして県費と国費の区別が厳格に出来なかった」などと理解を求める姿からは、県庁全体を大きく揺さぶった裏金問題を経てもなお、公費に甘い考えが透けていた。【山田尚弘】
(毎日新聞 2008.10.20) 


「今回はカラ出張やカラ雇用の指摘はない。私的流用もなかった」とは、
裏金作りよりはまし、といいたかったのかもしれないけれど、
せっかくの補助金を不正流用で返還しなければならないわけだから、
不正処理のつけは県民に跳ね返ってくることを、
岐阜県はよーく考えてもらいたいものだ。


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無農薬「ハツシモ」の稲刈りびより/『む・しの音通信』エッセイ2

2008-10-19 17:26:22 | 有機農業/野菜&ハーブ
とっても清清しい朝、雲ひとつない快晴です。
今日は先日中断した、無農薬「ハツシモ」の稲刈りの日。

といっても、わたしは何もすることがなくて、
「お昼におにぎりを作ってもってきて」と頼まれただけ。

午前中は「市民派議員のためのスキルアップ講座」の参加者から届いた
一般質問の課題のレジメにコメントを書いていて、
ご飯を炊いて、おにぎりを作って、いざ田んぼへ。

稲刈りは半分くらい済んでいて、ともちゃんたちはコンバインで、
家の前の田んぼを刈っています。


  
今年のハツシモは粒が大きくてよい出来ですが、その分、
コンバインに負担がかかるので、機械を休ませながら刈っています。
「手が離せないからおむすびは軽トラに乗せといて」ということなので、
手持ちぶさたなわたしは、田んぼ周りの野の花探しに。





  

  

花を写していたら、トウモロコシが太っていたので、
家に戻って、ゆでたてを差し入れ。



わたしがぶらぶら遊んでいるうちに、稲刈りは終わり。

  

まどくんの希望で、少しだけはさがけで自然乾燥。
  

そういえば、
いちばん年下のまどくんがおなかにいた年は、全部はさがけで、
11月に田んぼで稲を脱穀しているうちに、おなかが張ってきて
早産しそうになり、そのまま年が明けるまで、ほとんど寝たきりでした。
で、1月も後半、連れ合いが自宅で取りあげたのです。

稲刈りも、ほんと楽チンになりました。


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おまけと言うにはちょっと多いのですが、

『む・しの音通信』67号の第二弾、「会員のエッセイ(寄稿)」を紹介します。

 みどりのwebページ

『む・しの音通信』No.67(2008.9.28発行)
会員のエッセイ

徒然なるままに日々これ病床
      福井県敦賀市・今大地はるみ
 

 家事は一切しない、夕飯は実家の母に作ってもらい一緒に食べる、1日中好きな本を読む・・・優雅な生活?を手に入れたのと引き換えに、残りの人生は乳がんと脳動脈瘤とともに歩むことになってしまった。
 乳がんの手術後、再発・転移のリスクを背負いながら無謀に走り続けてきたツケは、脳底動脈瘤という形でまわってきたのだ。兆候は昨年の12月議会。一般質問の直後に強い頭痛と吐き気、めまいをおこし議会を早退するという事態になった。年が明けても頭痛やめまいは治まるどころか、歯の痛みまで加わり精神的にもかなり落ち込んでしまった。
 3月議会直前に見つかった脳動脈瘤は、放っておくといつ何時、クモ膜下出血で倒れるかもしれない状況・・・でも、まだ未破裂だ! ラッキー&ハッピーかもしれないと思うことにした。議会も「む・しネット」のスタッフもおりて、治療に専念することが何をおいても最優先、の生活が始まった。3つの大きな病院でのセカンドオピニオンを経て、動脈瘤をクリッピングする手術しか選択肢がないこと、見つかった部位が脳底で非常に危険な手術になること、術後の後遺症が少なからずあることがわかった。検査入院の動脈カテーテルでさえ、ちょっとビビったわたし。でも、発見から2ヶ月後という超スピードで手術にこぎつけた、しかもクリッピング術では世界に誇る医師グループが執刀という幸運にも恵まれた。担当医はイケメンだしやっぱりわたしって、ラッキー・ガールとひそかにウフフ・ムフフ・・・
 手術は大成功、2週間後には退院という快挙。しかしそんなに甘くはなかった・・・。退院後1ヶ月でまた再入院するはめになった。なんたって、頭皮をめくり、頭蓋骨をくりぬいた大手術、傷口が炎症をおこし、すわ!洗い直し手術か!の瀬戸際だという。バッグひとつで診察を受けに行ったわたしは、そのまま病棟へ直行。それからは朝夕2回、抗生物質の点滴、毎日シャンプー後に傷の処置が来る日も来る日も続くことになった。抗生物質の副作用で口内炎にはなるし、皮膚はボロボロ。もともと血管が細く、抗がん剤でかなりダメージを受けているので、点滴がなかなか入らない。点滴はわたしにとって天敵だぁ!の日々はほんとにつらかった。
 いつ退院できますか? 聞くたびに「ウ~ン・・・退院は難しいですね、再手術しなければならないかもしれないから」とつれないそぶりのイケメン・ドクター。再手術はリスクが高く、最低でも2か月の入院が必要と脅され、手術になりませんようにとひたすら祈る毎日。でも読書三昧にくわえ、携帯からピコピコとブログ、同室の患者さんとの楽しい交流で入院生活もまんざら悪くないや。
 あいまに銀座での上野千鶴子さんの誕生パーティにまで参加のお泊り旅行、「おひとりさまの老後」講演会にもお出かけするなど、刺激的な体験もあって免疫力もアップ。ひとえに誘ってくださったみどりさんのおかげ。  
 再手術の危機を脱し、6週間にも及ぶ規則正しい生活でしっかり身についたメタボなお腹をおともに、無事7月末に退院となった。
 元気印で帰ってきたはずなのに、暑さと薬の副作用でまたまたダウン。9月議会復帰を目指し、市役所に出かければ次の日は1日、起き上がれない。乳がん再発予防のホルモン剤の服用はすでに3年近くになり、筋肉のこわばりがひどくなってきている。最近はほとんどひきこもり状態。かろうじて、ブログを綴るだけが日課となった。身体の不調は数え上げればきりがないのは、わかっているけれど、病気と向き合って生きるためには、書き残そうと思いはじめている。いまやブログのカテゴリーで《健康・医療》が断然トップ。再入院中には、乳がんの検診が敦賀市立病院でも始まったといううれしいニュースが飛び込んでくるなど、当事者として声をだし行動した成果も目の当たりにした。
 わたしの病気はわたしだけのものではない。同じ病気に苦しむ人と一緒に歩むために生かされているのだと実感している。

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表玄関からみんなで見送る死
    ノンフィクションライター・甘利てる代
 

 「入る時は表玄関から、出るときは裏口から」。これは、特別養護老人ホーム(以下、特養)で亡くなったお年よりの最後の場面だ。全国に存在する多くの特養では、遺体はひっそりと人目につかないように裏口から送り出される。理由について、「やはり動揺されますからね」とある施設長は話す。
 だが、近年、その場面に変化が現れはじめた。表玄関から、しかも他のお年寄りや職員がそろって見送ることが徐々に浸透してきたのだ。
 それは2006年の改正介護保険における新設加算、「看取り介護加算」の導入と無関係ではない。制度の詳細は後述するが、実はこれまでも特養での看取りがなかったわけではない。
 05年3月、特定非営利活動法人「日本介護支援協会」が特養に対し、高齢者介護におけるターミナルケア(終末医療)のアンケート調査を行った。その結果によると、死亡退所した場所は約6割が病院で4割が特養だった。病院での死亡が主であるが、特養での死も相当数があったというわけだ。だが、どのような環境下で行われてきたか。一般的に特養には医師は常駐していない。週に数回の勤務がある程度で、医療処置については嘱託医の指示のもと看護師が行う。その看護師もほとんどの特養で、夜間及び祝休日は不在。つまり介護職員に重い負荷がかかっていた。
 それでも有無を言わさず病院に追いやらなかったのは、「本人が病院で管だらけになることを望んでいなかった」「本人や家族が住みなれたところで最期を迎えたいと希望した」(2003年・NPO法人特養ホームを良くする市民の会の調査「特養ホームにおけるターミナルケアの実態と課題」)ためだ。
 看取り介護加算(介護保険で介護報酬が支払われる)の導入は、これまで特養の恩情による持ち出しでまかなわれてきた人手(看取りケアと呼ぶには施設ごとの差があると判断した筆者がこう呼ぶ)が、少なくともいくばくか保証されたことを意味する。 
 「看取り介護加算」とは、「重度化対応加算」(入所者の重度化等に伴う医療ニーズに対応できるように常勤看護師の配置と24時間連絡体制を整え、看取りのための個室確保、看取りに関する指針の策定などの一定案件を満たした場合)を算定している施設が、死亡日以前30日を上限として1日につき①160単位(1600円)②80単位(800円)の加算ができるというもの。2種類があるのは、①最後まで施設(あるいは自宅に戻った)、②最後には病院に行ったケースとに区分されているからだ。
 しかし、「ターミナルケアを行っていますといいながら、施設内で息を引き取る瞬間を誰にも見守られない『施設内孤独死』を生んではならない」と警鐘をならすのは、北海道登別市の「緑風園」(社会福祉法人登別千寿会)の菊地雅洋施設長だ。88年に開所した緑風園は、当初から看取りを行い、間もなく施設内での医師の診察を毎日可能とした。さらに看護師を365日配置しオンコール体制を整え、夜中でも連絡が取れるようにするなど独自の取り組みをすすめてきた。
 「最近(6月上旬)にも99歳のお年寄りを看取りました。息を引き取ったのは夜中でしたが親族と職員で見守ることができました。家族は5日ほど前から園に泊まっていましたが、施設側として休養その他必要な支援を最大限に行ったつもり」と菊地さん。家族のメンタルケアはもとより、食事や部屋、寝具、源泉かけ流しの温泉などで支援。家族が気持ちを集中してお年寄りにかかわれるように配慮する。
 加えて緑風園では08年の4月から「死後カンファレンス」(看取り介護終了後の検証)にも取り組んでいる。家族アンケートを行い、職員の対応や医療・看護体制、介護サービスについて率直な意見を聞き取っている。さらに看護、介護、相談援助、給食の各分野の職員が自己評価と課題の分析を行い、総合的な検証を実施する。
 理由は、「施設側の自己満足だけの看取り介護にしてはならないから」と明快だ。また菊地さんは「普段のケアが貧しいのに良い看取り介護などできるわけがない」とも言う。
 ターミナルケアは唐突に出現するものではない。日常生活の延長線上にある。お年寄りが生ききってもらうためのかかわりをどうつくるか。看取り介護加算の導入は、改めてケアの本質を問うている。
 (『週刊金曜日』6月27日号より転載)


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珍しいマコモタケとコスレタス炒め物/ビタミンいっぱい緑みどりのグリーンサラダ。

2008-10-18 21:48:49 | 有機農業/野菜&ハーブ
ともちゃんが珍しいものを友人にもらって帰ってきました。

これはなんでしょう。
たけのこみたいだなぁ・・・・と思ったのですが、

さいきん評判になっている、マコモタケって野菜です。
マコモタケの本物、はじめてみました。

マコモタケを知ってますか? 食べたことは?

マコモタケは皮を薄くむいて食べるということですが、
油とよく合うということなので、炒め物にすることにしました。
  

皮をむいて、たて半分に切ったら、
えっ、これはなに? 黒いぶつぶつがついています。
 

この黒いもの、なんとびっくり、
昔の女性が歯につけていた鉄漿(おはぐろ)の材料になるものだそうです。
マコモタケってそんなに古くから利用されていたんですね。

薄く切ってかじってみたら、ほんのり甘みがあります。
あくやクセはまったくありません。
  
斜めに薄切りしたマコモタケを黒豚とごま油で塩コショウで炒めて、

仕上げにコスレタスの外側の葉も手でちぎって入れて、
最後に、香り付けにお醤油をたらしました。

コスレタスは、今日はじめてはたけから収穫して来ました。
今年の秋野菜は、とってもよい出来です。

ワサビナと、 
コスレタスとスティクセニョールとブロッコリー。
 
ワサビナは水菜と見た目は似ていますが、
もっとシャキシャキして柔らかく、ピリッとした辛味があり、
サラダでも、お浸しでも、煮物でもあいそうです。
  
シンプルに味わうために、ワサビナのおひたしを作って、
スティクセニョールとブロッコリーも食べ比べ。
  

ありあわせのタコと明方ハムとナッツとドライフルーツを入れて、
ワサビナとコスレタスとブロッコリーのグリーンサラダ。


「マコモタケとコスレタス炒め物」も出来上がりました。



香ばしい香りがして、しゃきしゃきとした食感と甘みがあって、
コスレタスがほろっと苦くて、びっくりするくらいおいしいです。

しっかりと味見をしてから記事を書いたので、
こんなに遅い時間になってしまいました。


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種無しキンカン「ちびまる」、ミョウガの花

2008-10-17 19:46:21 | 花/美しいもの
今日は、母の病院の診察日。
心臓の持病があるので市民病院の循環器の主治医に診てもらって、
姉たちと合流して、柳ケ瀬の高島屋で昼食。
  
母が食べられるものを、ということで
軽いランチにしましたが、結構なボリューム。
お目当ては、10回の北海道物産展だったのですが、
すごーい人ごみで、限定品のマルセイバターサンドも、
ルタオのチーズケーキも売り切れてて、
ロイズのピュアチョコレートを買っただけ。

いったん元の母の家に寄ってから、母もバスだと疲れるので、
ほくちゃんに頼んで迎えに来てもらい帰ってきました。

ところで、昨日戻ってきたCaplioR7。
やはり手になじんで使い勝手がよいです。

まずは庭に出て、黄モクレンのキンジュと、
クレマチスの花車を撮りました。
  

種無しキンカン「ちびまる」も今年はたくさん実がついています。


植えてから5~6年目になるんだけど、
毎年、花は咲くけれど実は大きくならなかったの。
数個の実がついた年も、気づいたら霜にやられて凍みてしまったり。
  
種無しキンカン「ちびまる」、どんなお味か楽しみです。

地面に下ろしたピラカンサの実も、今年はたくさんついています。
黄色い品種なのか、これが赤くなるのか、ちょっと不明。
  

暗くなりかけたので、フラッシュをたいてミョウガの花を撮りました。
  
ぷっくりとした冥加をつんできて、水を入れた小鉢に入れたら、
半日で、かわいい花が咲いてきました。
  
2個の冥加が仲よくお風呂に入って話してるみたいです(笑)。

秋明菊の花後。


この丸いボンボリが割れてフシギフシギ、白い綿毛が出て来ます。


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秋の伊吹の花/アケボノソウ・サラシナショウマ・フジテンニンソウ・コイブキアザミほか

2008-10-16 18:14:43 | 花/美しいもの
るなさんのブログで紹介されていたアケボノソウ 。
わたしも先月、伊吹山に行ったときに初めて見ました。

伊吹山には、もう一度くらい行って、
夏と秋と晩秋のお花を比べるつもりだったのだけど、
行く機会を逃してしまったので、ひと月遅れで紹介しますね。

「薄黄色の満月、朝の融ける星」、そんな夜明け前の風景が
花に描かれているという アケボノソウ
  

秋の伊吹の代表的な白い花、サラシナショウマは
東遊歩道に少し下ったところに群生しています。


  
純白の穂が、とってもうつくしい花です。


西遊歩道から山頂付近におおいのが、フジテンニンソウ
 

夏に紫の花を付けていたクガイソウと
ルリトラノオは終わっていました。

 

山頂にたくさん咲いているコイブキアザミ
伊吹には季節によって、いろんなアザミの仲間が咲いていますが、
ヒメアザミから生まれたコイブキアザミは伊吹山特産種です。
  

アザミに似ているけど。葉にとげがないのが
タムラソウ 

ねじれた花びらが不思議なシオガマギク
「浜(葉ま)でうつくしい」ということで、
美しい塩の結晶を生む「塩釜」にかけた名前です。
  

おまけのゲンノショウコ

黄金色に輝くアキノキリンソウ
  

このとき撮った一枚がこんな色に写ってて、
 
お気に入りのイブキフウロの画像にも
へんな線が入ったので、
リコーに修理に出していた「CaplioR7」が手元に戻ってきました。
故障ではないけれど、原因が複雑で珍しいケースなので、
レンズと基盤を交換してもらえたそうです。

稲刈りはコンバインの調子が悪くて、お昼に中止。
戻ってきた人たちに「それって、ほとんど新品じゃん」といわれました(笑)。

さっそく愛用のデジカメでお花を試写して、うれしい気分です。
  

修理の間に借りていたR4のデシカメを返送しに行く途中で、

とっても大きなお月様を写しました。


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<農薬>中国産冷凍インゲンから基準の3万倍のメタミドホス/わが家の野菜は無農薬

2008-10-15 19:13:59 | 有機農業/野菜&ハーブ
はたけの野菜の話の続きを書こうと思っていたら、
お昼のNHKで衝撃的なニューズが流れました。

中国産の冷凍インゲンに、原液に近いの濃度の
基準の3万倍の殺虫剤メタミドホスが含まれていたというのです。

  

残留農薬どころか、たくさん食べれば急性毒性で命を落とすところでした。
食べ物が安全に食べられないほど、こわいことはありません。

先ほど届いた毎日新聞の夕刊もトップニュースでした。

 <農薬>中国産冷凍インゲンから基準の3万倍 女性一時入院 
2008年10月15日(水) 毎日新聞

 厚生労働省は15日、ニチレイフーズ(東京都中央区)が中国から輸入した冷凍インゲンから、食品衛生法の残留農薬基準の3万4500倍に当たる農薬ジクロルボスが検出されたと発表した。このインゲンを食べた東京都八王子市の主婦(56)がむかつきなどを訴え一時入院した。警視庁は毒物混入事件の可能性もあるとみて捜査を始めた。

 ニチレイフーズの親会社のニチレイによると、この商品は冷凍食品「いんげん」(250グラム入り)。イトーヨーカ堂と系列店向けの専用商品で、同一商品を示すロット番号は「GH 01H011QS」。首都圏1都7県のイトーヨーカドー(117店)と、系列のヨークマート(60店)とヨークベニマル(154店)で販売した。
 中国黒竜江省の「北緑食品」が昨年8月に洗浄・冷凍し、今年7月7日に山東省の煙台北海食品が袋詰めした。7万袋が同月23日に輸入され、9月以降、5万760袋が出荷された。
 八王子市保健所によると、女性は11日午後8時ごろ、同市のイトーヨーカドー南大沢店でこの商品1袋を購入。翌12日午後9時半ごろに調理し味見したところ、石油のようなにおいと異様な味がしたため吐き出した。女性は口のしびれと胸の不快感を訴え町田市の病院に運ばれたが、2~3時間で症状は回復し、命に別条はない。
 都健康安全研究センターが調べたところ、調理した残りのインゲンからジクロルボス6900ppm(残留基準0.2ppm)を検出。調理済みからも4100ppm検出された。しかし、同店にある同一ロットの商品からは検出されなかった。問題の商品の袋に穴など異常は見つかっていないという。現段階で他の健康被害も出ていない。ニチレイフーズの15日の会見によると、中国の農場や煙台北海食品などの工場でジクロルボスの保管、使用はないという。
 ジクロルボスは農薬や殺虫剤などに使われる有機リン殺虫剤。厚労省によると、体重60キロの人が今回と同濃度のインゲンを0.07グラム食べただけで、健康被害が生じる恐れがあるという。今年2月、中国製冷凍ギョーザによる中毒事件でも、福島県で売られた商品から基準を上回るジクロルボスが検出された。
(2008.10.15 毎日新聞)


ということで、もとに戻ってはたけの続き。
完全無農薬栽培の安全な野菜をどっさり作っています。


菜っ葉類は10種類以上。
  

  

レタスやキャベツやブロッコリーも
  
順調に大きくなって、もうすぐ食べれそうです。
  

昨夜は、取立ての菜っ葉ばかりで、野菜なべをしました。
昆布と豚ミンチでだしを作って、そこに大量の菜っ葉を入れて
煮込んだだけなのですが、何を入れたのかと思うほどのうまさ。
  
今朝は、くたくたに煮込んだ野菜なべで雑炊を作りました。





明日は無農薬ハツシモの稲刈りです。


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抑制トウモロコシの「キャンベラ」を収穫/チャの花、コスモス、秋明菊、秋の畑と花たち。

2008-10-14 16:28:07 | おいしいもの/食について
雨がいまにも天から落ちてきそうな朝。

さいきんは、夕ごはんを早めに食べて、
逆流性食道炎の特効薬タケプロンODを飲んでから、
2時間は何も食べないで起きているので、おなかが空いて目が覚めた。

父が食道がんだったから、逆流性食道炎由来の難治性の腺がんも怖いし、
胸焼けや喉の閉塞感、咳などの不快な症状を押さえるためには、
きっちりと服薬し、生活習慣(暴飲暴食、早食い、食後すぐに横になるは三大悪)
をあらためることが大切。ということなので、
酒も飲まず、間食もせず、規則正しい生活をしている(笑)。
おかげで、今年は秋になってもセキが出ないので助かっています。

とはいえ、腹が減ってはいくさができぬ。
何かおいしいものが食べたいなと思い、お散歩がてら、
はたけにトウモロコシをとりに行くことにした。

外に出たらしとしとと雨が降ってたので、
ヤッケとオーバーズボンの完全防備。

家からまっすぐに坂を下れば、すぐ畑なんだけど、
お花を見ながら、下の道を遠回りして行くことにした。

家の前の石垣は、オーシャンブルーの青と赤の花がびっしり覆っている。

晴れた日の花も、青空に映えてきれいだけど、
  
雨にぬれる花もいいもんだ。
  

道端に咲くオシロイバナと嫁菜。
  
白の秋明菊と、季節はずれの高砂ユリ。
  
ひとり生えのお茶の花。モコモコのシベがかわいい。
  

コスモスも花ざかり。
  

今年のはたけは、京都から百姓見習いに帰ってきたまどくんが、
ともちゃんに野菜作りを伝授してもらって、野菜を育てている。

まじめに管理しているようで、ここ数年ではいちばんよい出来。
とはいえ、
家庭菜園にしては本格的、こんなに大量の野菜をどうするのだろう・・・
とふと思い、まっいいか、と野菜好きのわたしは豊かな気分(笑)。

専業で百姓(有機農業)をしているころは、
いちめんにみどりに染まる、秋のはたけがいちばん好きだった。


遅まきした桑の木豆と下仁田ネギもよく育っている。
   

  

畑をあちこち見て歩き、抑制トウモロコシの「キャンベラ」のウネに到着。
 
トウモロコシは、完全無農薬栽培では、いちばん難易度が高い作物。
ともちゃんはトウモロコシには無関心で、
わたしが大好物なのでもっぱらわたしが作っていた。
品種や時期をずらしながら、いろいろ育ててみたが、
キャンベラを抑制栽培(夏に種を蒔き、秋に収穫)する作柄が作りやすいし、
低温に向かっている季節なので、高冷地栽培のように味もよい。

夏のトウモロコシは、実も小さくて虫食いで食べられなかったそうなので、
まど君に抑制栽培したら、とアドバイスしたら、一年目で完璧に育った。


そろそろ収穫時期になっているかを確かめがてら、
太くて熟していそうなの4本、収穫してきました。
  
皮をむいているうちにお湯を沸かして、5分ほど湯でて出来上がり。

まずは、生産者のまどかくんに、
「トウモロコシをゆでたから朝ごはんに取りにおいでよ」
と電話をして、わたしもいちばん手前の大きいのを試食。

ジューシーでさわやかな甘みが、口いっぱいに広がりました。

なんともぜいたくな朝ごはんです。


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夏野菜のスパゲティいろいろ/スイフヨウ・オーシャンブルー・ギンモクセイ

2008-10-13 18:25:20 | おいしいもの/食について

最近のお昼は、
ともちゃんの好物のスパゲティを作ることが多い。
ともちゃんに「スパゲティはあなたのがおいしい」とそそのかされて、
しゃあないな、と作ってあげている。
具は、ありあわせの夏野菜いろいろ。
トマトは終わったので、ホールトマト。
 
この大皿を見た人からは、あんなに二人で食べるのと
しょっちゅう言われるけれど、ともちゃんがわたしの倍は食べてる。

自分で言うのもなんだけど、とってもおいしい。
ぅん十年前、高校で選択した「食物(しょくもつ)」は10(笑)。

だからいうわけじゃないけど、
夕飯は、時々、頼まれもしないのに手の込んだ料理をつくる。
 
1年ぶりくらいの、正統派「黒豚の酢豚」。

材料は、抑制栽培の夏野菜が中心。
  
お掃除よりは、料理が好きなわたし。


庭の酔芙蓉は、寒くなるとともに、いよいよ色鮮やかになってきた。

色変わりするサイクルが長くなってきたので、
白から赤へ、いろんな色がなかよく咲いている。
  

  




オーシャンブルーも咲きはじめの青と赤が混在。



今年最後のギンモクセイ。
  

秋は足早にとおりすぎ、
そろそろ薪ストーブが恋しくなってきました。


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