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『Fukushima 50』

2020年03月22日 | 映画(は行)
『Fukushima 50』
監督:若松節朗
出演:佐藤浩市,渡辺謙,吉岡秀隆,緒形直人,火野正平,平田満,萩原聖人,堀部圭亮,
   篠井英介,津嘉山正種,段田安則,吉岡里帆,富田靖子,佐野史郎,安田成美他
 
TOHOシネマズ伊丹にて、2本ハシゴの2本目。
東日本大震災からちょうど9年が経った3月11日に観ました。
 
原作は門田隆将のノンフィクション。
若松節朗監督にはイマイチ乗れないイメージが私にはあり、懸念しつつの鑑賞。
 
2011年3月11日、最大震度7の巨大地震と大津波が東日本を襲う。
福島第一原子力発電所(通称イチエフ)は全電源を喪失し、
1号機から3号機の原子炉および定期検査中だった4号機が通常の冷却機能を失う。
このまま原子炉の冷却ができない状況が続けば、メルトダウン(炉心溶融)確実。
東京を含む東日本の広域に壊滅的な被害をもたらす危機が迫る。
 
1号機と2号機の当直長・伊崎(佐藤浩市)ら現場作業員たちは、
所長・吉田(渡辺謙)の指揮のもと、事態の把握と収拾に奔走するのだが……。
 
よくこんなに人を集めましたなというぐらい著名な俳優が出ているから、
それだけでも凄いなぁと思います。
 
アメリカに向けたポーズと建前に満ちた首相の阿呆じゃないかという言動。
それを止めない取り巻きたち。
勝手なことばかりデカい態度で言い放つ東電本店のお偉いさんたち。
見ていて腹の立つことばかり。
 
アメリカ人に助けられましたと言わんばかりの撮り方はちょっと疑問。
だったら台湾とかほかの国のことも言ってほしかった。
 
そんなわけで、一般的には感動作だと思いますが、
私はかなりひっかかりも感じてしまう。
 
と、わりと否定的な目で観てしまった部分もありますが、
現場の人たちの命がけの行動には深く敬意を表します。
自然を甘く見てはいけないのだという教訓。
語り継いでいかなければなりません。

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