『サイドウェイズ』
監督:チェリン・グラック
出演:小日向文世,生瀬勝久,菊地凛子,鈴木京香他
あまりに気恥ずかしくて観ているのがツライほどだったので、
本作については書くつもりはありませんでした。
ところが、昨日、巨人のキムタクの訃報を聞き、
一般的な人生の折り返し地点に差しかかったかどうかというぐらいの年齢で
もしも突然倒れてしまったら、どんな想いが巡っただろうと思い、
急に書きたくなりました。
アメリカ映画『サイドウェイ』(2004)を日本人キャストでリメイクした作品。
オリジナルが好きだからこのリメイクを受け入れがたいのではなく、
そもそもなんでこれをリメイクしようと思ったのか意味不明です。(^^;
なお、初回生産限定のDVDプレミアム版とやらでは、
オリジナルもセットされて1本相当の値段。これはお得かも。
シナリオスクールの講師を務める道雄は、
教え子の中から売れっ子ライターを輩出しているものの、
自身はDVD化さえされていない連ドラの1話を担当したきり。
アメリカ在住の親友、大介の結婚式に参列するため、渡米する。
道雄と大介は、20年前に留学したさいに知り合った。
大介は今はレストランの雇われ店主で、オーナーの娘と結婚する。
披露宴でふるまうワインを買い付けに行くという口実で、
結婚式の1週間前に道雄を呼びつけ、羽を伸ばそうという魂胆だ。
ワイン好きの道雄は、大介のその話にほいほいと乗ったが、
大介はワインより女遊びがしたくて仕方がない。
カリフォルニアのナパ・バレーでワイナリー巡りの計画を立てる道雄を
街へとひっぱりだし、ナンパできそうな女性を物色する。
食事に入った店で、ただちに2人組の女性を発見。
声をかけると、1人は留学時代の知り合い、麻有子だった。
もう1人はその友人で日系人のミナ。
偶然の再会を喜ぶ大介と麻有子だが、
当時、麻有子に想いを寄せていた道雄は、どぎまぎして……。
全編、カリフォルニアロケ。
いい役者さんが揃っているのですが、何かがちがう。
演技も台詞も浮いていて、痛々しい感じすら受けてしまいます。
オーナー一家や留学時代の知人などは当然アメリカ人で、
その会話もなんだかそらぞらしく、う~ん、キツイ。
だけど、キムタクが倒れたと聞いたとき、
なぜか本作が頭をよぎりました。
道雄と麻有子の再会を想い、思い残したこと、なかったかな、
もう一度くらい逢いたかった人、いなかったかな、なんて。
心からご冥福をお祈りします。
監督:チェリン・グラック
出演:小日向文世,生瀬勝久,菊地凛子,鈴木京香他
あまりに気恥ずかしくて観ているのがツライほどだったので、
本作については書くつもりはありませんでした。
ところが、昨日、巨人のキムタクの訃報を聞き、
一般的な人生の折り返し地点に差しかかったかどうかというぐらいの年齢で
もしも突然倒れてしまったら、どんな想いが巡っただろうと思い、
急に書きたくなりました。
アメリカ映画『サイドウェイ』(2004)を日本人キャストでリメイクした作品。
オリジナルが好きだからこのリメイクを受け入れがたいのではなく、
そもそもなんでこれをリメイクしようと思ったのか意味不明です。(^^;
なお、初回生産限定のDVDプレミアム版とやらでは、
オリジナルもセットされて1本相当の値段。これはお得かも。
シナリオスクールの講師を務める道雄は、
教え子の中から売れっ子ライターを輩出しているものの、
自身はDVD化さえされていない連ドラの1話を担当したきり。
アメリカ在住の親友、大介の結婚式に参列するため、渡米する。
道雄と大介は、20年前に留学したさいに知り合った。
大介は今はレストランの雇われ店主で、オーナーの娘と結婚する。
披露宴でふるまうワインを買い付けに行くという口実で、
結婚式の1週間前に道雄を呼びつけ、羽を伸ばそうという魂胆だ。
ワイン好きの道雄は、大介のその話にほいほいと乗ったが、
大介はワインより女遊びがしたくて仕方がない。
カリフォルニアのナパ・バレーでワイナリー巡りの計画を立てる道雄を
街へとひっぱりだし、ナンパできそうな女性を物色する。
食事に入った店で、ただちに2人組の女性を発見。
声をかけると、1人は留学時代の知り合い、麻有子だった。
もう1人はその友人で日系人のミナ。
偶然の再会を喜ぶ大介と麻有子だが、
当時、麻有子に想いを寄せていた道雄は、どぎまぎして……。
全編、カリフォルニアロケ。
いい役者さんが揃っているのですが、何かがちがう。
演技も台詞も浮いていて、痛々しい感じすら受けてしまいます。
オーナー一家や留学時代の知人などは当然アメリカ人で、
その会話もなんだかそらぞらしく、う~ん、キツイ。
だけど、キムタクが倒れたと聞いたとき、
なぜか本作が頭をよぎりました。
道雄と麻有子の再会を想い、思い残したこと、なかったかな、
もう一度くらい逢いたかった人、いなかったかな、なんて。
心からご冥福をお祈りします。