『ホワイトアウト』(原題:Whiteout)
監督:ドミニク・セナ
出演:ケイト・ベッキンセイル,ガブリエル・マクト,
コロンバス・ショート,トム・スケリット他
織田裕二と松嶋菜々子共演で映画化された、
同名の真保裕一のベストセラー小説がありました。
あれからもう10年経つことにビックリ。
本作は、グレッグ・ルッカのアメリカン・コミックの実写映画化です。
米国が南極に建設した観測所、アムンゼン・スコット基地。
雪に覆われ、限られた人しかいない基地では事件など起こるはずもなく、
女性連邦保安官キャリーは、雑用をこなすだけの日々を送っている。
過去の出来事がきっかけでここへ赴任したが、
数日後の飛行機で帰国したら、退職するつもり。
ところが、雪原で遺体が見つかったとの連絡が入る。
上司から確認を命ぜられたキャリーは、ヘリの操縦士デルフィ、
もう長いつきあいの老齢の医師ジョンとともに、現場へ向かう。
移動手段はヘリか雪上車しかない場所に横たわる遺体。
どう見ても他殺体で、ピッケルで胸を一突きされたらしい。
脚には急いで怪我を縫った跡がある。
犯人は怪我の処置をしておきながら、その後に突き殺したというのか。
南極初の殺人事件に基地は騒然となる。
犯人が身近にいるとしか考えられず、
職員の安全を重視する上司は、全員を帰国させることにする。
キャリーも乗る予定だったその便を逃せば、
本格的な冬に入る半年間は基地から出られなくなるのだ。
キャリーは早速捜査を開始するが、
雪で視界が白一色になるホワイトアウト現象に見舞われて……。
『60セカンズ』(2000)や『ソードフィッシュ』(2001)の監督らしく、
スピード感があり、テンポよく観られます。
その分、それぞれの背景や心理描写は薄く、
かといって、これぞ娯楽大作というほどの感もありません。
職員がぞろぞろ出て来るものの、目立った登場人物はわずかで、
謎解きミステリーとしてはイマイチ。
でも、ホラーばりにドキドキさせてくれるサスペンスでした。
笑ってしまったのが、建物の外側、各棟間でのアクション。
零下65度、凄まじい雪で、ホントに何も見えません。
そんな中で、キャリーと相棒のロバート、
そして殺人鬼とおぼしき人物が格闘するのですが、
着ているものは皆同じような防寒具だし、一面まっ白で、
誰が誰だか全然わからん。誰よ、今のは!といちいちツッコミ。
DVDで十分かと思うけれど、
雪モノは劇場で観たほうが迫力ありそうなのでした。
監督:ドミニク・セナ
出演:ケイト・ベッキンセイル,ガブリエル・マクト,
コロンバス・ショート,トム・スケリット他
織田裕二と松嶋菜々子共演で映画化された、
同名の真保裕一のベストセラー小説がありました。
あれからもう10年経つことにビックリ。
本作は、グレッグ・ルッカのアメリカン・コミックの実写映画化です。
米国が南極に建設した観測所、アムンゼン・スコット基地。
雪に覆われ、限られた人しかいない基地では事件など起こるはずもなく、
女性連邦保安官キャリーは、雑用をこなすだけの日々を送っている。
過去の出来事がきっかけでここへ赴任したが、
数日後の飛行機で帰国したら、退職するつもり。
ところが、雪原で遺体が見つかったとの連絡が入る。
上司から確認を命ぜられたキャリーは、ヘリの操縦士デルフィ、
もう長いつきあいの老齢の医師ジョンとともに、現場へ向かう。
移動手段はヘリか雪上車しかない場所に横たわる遺体。
どう見ても他殺体で、ピッケルで胸を一突きされたらしい。
脚には急いで怪我を縫った跡がある。
犯人は怪我の処置をしておきながら、その後に突き殺したというのか。
南極初の殺人事件に基地は騒然となる。
犯人が身近にいるとしか考えられず、
職員の安全を重視する上司は、全員を帰国させることにする。
キャリーも乗る予定だったその便を逃せば、
本格的な冬に入る半年間は基地から出られなくなるのだ。
キャリーは早速捜査を開始するが、
雪で視界が白一色になるホワイトアウト現象に見舞われて……。
『60セカンズ』(2000)や『ソードフィッシュ』(2001)の監督らしく、
スピード感があり、テンポよく観られます。
その分、それぞれの背景や心理描写は薄く、
かといって、これぞ娯楽大作というほどの感もありません。
職員がぞろぞろ出て来るものの、目立った登場人物はわずかで、
謎解きミステリーとしてはイマイチ。
でも、ホラーばりにドキドキさせてくれるサスペンスでした。
笑ってしまったのが、建物の外側、各棟間でのアクション。
零下65度、凄まじい雪で、ホントに何も見えません。
そんな中で、キャリーと相棒のロバート、
そして殺人鬼とおぼしき人物が格闘するのですが、
着ているものは皆同じような防寒具だし、一面まっ白で、
誰が誰だか全然わからん。誰よ、今のは!といちいちツッコミ。
DVDで十分かと思うけれど、
雪モノは劇場で観たほうが迫力ありそうなのでした。