マネジャーの休日余暇(ブログ版)

奈良の伝統行事や民俗、風習を採訪し紹介してます。
すべての写真、文は著作権がありますので無断転載はお断りします。

残り汁を愉しむすき焼きうどん

2021年09月12日 08時32分26秒 | だんらん(正月編)
大晦日から元日に食べた料理が若干残った。

残り物は翌朝の朝食行き。

普段でも、そういう場合はままある。

あっさり食事は実にシンプルであるが、味は濃い。

それから3時間後は、早くも昼食に移る。

大晦日に食べたすき焼きの残り汁利用の昼食である。

すき焼きを食べ終わった翌朝は必ずといっていいほどに登場するすき焼きうどん。

かつてはすき焼きの残り麺は一般市販品の中華麺で、すき焼きラーメンをしていた。

また、袋入りインスタントラーメンの麺だけを利用するインスタントラーメンすき焼きもしていた。

特にこれが旨かったインスタントラーメンすき焼き。

スープ付き袋麺が発売されて間もないころ。

時代はいつだったっけ。

思い出せないほどの昔、昔。

バラック小屋と見間違えるほどの木造市営住宅に住んでいた子どものころ。

当時、いちばんよく食べていたのはサッポロ一番だったように思える。

チキンラーメンはあかんし、ワンタンメンも。

スープは別途に付いていた粉スープ。

そのスープは使用しなかったけど、何に使っていたかは記憶にない。

スープは無用のインスタント乾麺。

湯を沸かして戻しておく。



すき焼きを食べ終わった、その晩に食べていた残りすき焼きで作るインスタントラーメンの乾麺をひたひた炊いてできあがり。

ほんまにこれがいちばんに旨かった。

今朝は、それでなくうどんの乾麺タイプ。

今ではいろんなメーカーから出ている乾麺。

利用する度合いは多い。

これも旨いほうの乾麺うどんのすき焼き。

ぺろぺろっと食べきった。

(R2. 1. 2 SB805SH撮影)

元日取材を終えたその晩の食事

2021年09月11日 09時46分55秒 | だんらん(正月編)
大和郡山市上三橋のオウガイ、天理市山田町の下山田・東村薬師寺のオコナイ、大和郡山市今国府の民家並びに杵築神社のしめ縄などの取材を終えて、自宅に戻った。

晩食は午後8時。

元日祝いのお酒をようやく口に収めることができた。

美味しいお酒は、取材先の宮司さんからいただいた奈良・五条市の山本本家醸造の「松の友」

呑めば飲むほど酔いつぶれていくような陶酔感。

天井がぐるぐる回る前に食べておきたい林裕人監修の超特大宝船

長男夫婦が東京へ戻ってからのお節。

家人もお昼にちょっと口にしたらしいが、たっぷり残っている。



美味しい林裕人監修の超特大宝船であるが超後期高齢者の口には箸が動かなかったようだ。

お節も一日中食べておれば飽きもくる。

そこに登場した焼き立てのブリの照り焼き。



前夜の大晦日に食べたブリのお造りとは別にしていた切り身。

脂がのっているし、厚みのあるブリの照り焼きこそ極上の味だった。

食べきるところまではいかなかったが、とても満足した元日。

晩食を終えた夜9時以降は、日本酒「松の友」を肴にFB通信。

正月通信に応えた明けましておめでとう・・・・のまんま寝床行き。

(R2. 1. 1 SB805SH撮影)

初々しい新婚さんとともに祝うお節におめでとうの林裕人監修の超特大宝船

2021年09月05日 08時46分14秒 | だんらん(正月編)
昨年は、おふくろとともに過ごす家族3人の正月祝い。

今年は5人。

2カ月前の10月。

華燭の式典をあげ長男夫妻。

初々しい新婚さんとともに祝う元日の朝は、いつになく緊張した面持ちでいる。

変わらないのは、おせち料理だ。

2年ほど前の正月。

かーさんはそろそろ他の商品に切り替えてはどう、と意見があったが、長男は、これはこれでいい。

毎年、同じ内容のように見えるがそうでもない。

しかも幅広い年齢層にも受ける内容。

和風の味もあれば洋風の味も。

盛りだくさんの内容に飽きない。

その一言で決まった継続購入のお節料理は、林裕人監修の超特大宝船

一般的には三段とか五段のお重お節であるが、林裕人監修の超特大宝船は、一段重・43品目のお節料理は、およそ4~5人前の量。

販売店舗は、厳選特産品専門店の匠本舗。

運営会社は、大阪市西区が素材地のスカイネット㈱。

夏休み後に公開、9月30日までの早得期間に買っておけば早割価格の15800円(税込み)。

美味しい上に、旨い、お酒の肴に、おかずにもなる、おまけが付いてくるのも嬉しい。

小さな升目にそれぞれの美味しい品目が詰まった一段重ねのお重。

見ているだけで幸せ感に浸れる盛りに、どれを見ても飽きない。

午前8時の元日。

早く、お祝いさせてーなの声が出る前に、5人が座ったところで、新婚さんいらっしゃぁーい。

あけましておめでとうございますと新年の挨拶。

おふくろの身体状況から、初詣には足を運べないが、数時間後には東京に戻ることになっている新婚さんが滞在できる時間まで、おめでとう。

今年の品目は、★烏賊の柚子和え、松前漬け、リンゴ金団レーズンのせ、黒豆コーヒー風味、★チュダーシュリンプサラダ、帆立カルパッチョ、海老袱紗(ふくさ)焼き、パートドフリュイフランボワーズ、パートドフリュイグレープフルーツ、鶏もも肉のピカタ、クリームチーズ蜂蜜ナッツ和え、スモークサーモントラウト、いくら醤油漬け、サーモントライトマリネ、鶏とピスタチオのフォアグラテリーヌ、鰆昆布〆、海老錦手まり、紅白なます、★羽二重餅くるみ桜、羽二重餅抹茶、合鴨ロースマスタード焼き、★彩り真丈、★ライプオリーブ、たたき牛蒡、磯貝雲丹焼き、くるみ甘露、★ロブスターホワイトソース焼き、鶏とオレンジコンフィのテリーヌ、スモークニシン香草オイル漬け、たら旨煮、★蓬麩含め煮・・・。

★印は、新入り品目。

どれがどれなのか、添付されているカラー写真付きリストから品目探し。

食べる前も、食べてからでも、その升目の置き場所に、あーこれこれ、美味しいかったで・・・などと会話が弾む林裕人監修の超特大宝船。

メインは林裕人監修の超特大宝船のお節であるように思えるが、元日の主役は、雑煮でしょ。

白みそ仕立ての我が家の雑煮。



サトイモに人参、豆腐。

おおきな鰹節も目立つ雑煮に、もらいもののお餅を入れてくれた。

昨年の、とはいっても一日前の大晦日。

終日に亘って取材していた地域は、午前中に奈良市山陵町、佐紀町の正月飾り。

午後は、京都入り。

京都府精華町・祝園西北地区の砂撒きに京田辺市宮津・佐牙神社の正月飾り・砂撒き。

お餅をもらったのは、祝園西北地区の砂撒き取材をしていたあるお家。

子どもたちとともにしていた家行事。

長野県が出里のN婦人が語ってくれた長野県の民俗話。

大分県で親しまれている郷土料理の「ヤセウマ」。

それとよく似ているのは長野県にもあり、その名は「ヤショウマ」。

尤も「ヤセウマ」と呼ばれることもあるらしい家庭料理。

原材料、作り方、行事の違いなどはあるが、ネーミングが同じ・・

まったく異なる地域に同名の「ヤセウマ」。

民俗って面白いよね、と云った奥さん。

ご近所さんが搗いた餅。



もらいもののお裾分けにどうぞ、といただいた餅は、エビ・ヨモギ・クロマメ・ゴマ入りのネコモチ。

いわゆる棒餅であるは、当家も同じようにネコモチと呼んでいたから、またまた民俗話も盛り上がったお土産餅。

わが家の雑煮に初登場。



とろとろのネコモチが、また美味し。

東京へ戻る新婚さんをお見送り。



今度、会えるときはいつになるだろうかな。

(R2. 1. 1 SB805SH撮影)

慌ただし駆け回った大晦日の晩食は新婚さん迎えに満腹ご馳走すき焼き

2021年09月02日 09時41分05秒 | だんらん(正月編)
本日の早朝、奈良県中央卸売市場・ジュルネフーズ㈱で買ってきた牛肉がメインのすき焼き。

新婚さん二人は、明日、正月の元日に東京戻り。

我が家で2泊してすぐに戻るとんぼ返りに、大晦日の晩は、家族人が揃って食べるすき焼きパーティー。

食事にすき焼き鉄鍋。火を点けたのは午後8時。

実は、すき焼き前にも食べたご馳走がある。

これを前菜というのもおかしいが、むちゃ旨かった新鮮な鮮魚。



一つは、大晦日行事の取材を終えて戻ってきたすぐにはじめたブリの切り身分け。

全部が食べきらんから、半分ほどはブリの照り焼き用に切って持ち帰りしてもらう。

すき焼き前に食べるブリの造り。

大きく切った切り身は背に腹。

脂がすごくのっている腹身が旨い。

もう一つは、これまた新鮮な赤身まぐろ。



まぐろは、柵切り。

これもまたとろとろでむちゃ旨い。

これだからやめられない卸売市場買い。

おまけに今夜は、蛸の煮つけまである。



これ、ほんまに食べきれんぞなもし。

明日に帰るというから全部出し。

余れば東京にお持ち帰りのお土産にしいや。

すき焼きにブリ、まぐろの造りに蛸の煮つけを食べながらすき焼きに手を動かす家族のだんらん。



食欲すごく、箸の動きが停まらないほどに旨い。



こんなけ贅沢できるのも、以後は当分ないような気がする。

(R1.12.31 SB805SH撮影)

だんらんに味わうすき焼きに絶品鮪

2020年08月28日 09時20分15秒 | だんらん(正月編)
おふくろが我が家で過ごす正月三が日。

至れり尽くせりに身体を動かすこともない。

だが、お腹はしごく調子がいいようだ。

食欲旺盛はこの日も・・。

晩飯は久しぶりのすき焼き。

ジュエルネフーズ㈱に売っていた100gが480円のすき焼き肉。

脂身の白い部分に涎が出る。

三方向からでてくる箸の動き。

とにかく早い。

肉の旨味もあるが野菜も。

特に大晦日の日にもらった下仁田系の「鍋ちゃん」ネギ。

白土町に住むNさんが畑で作った栽培もの

伺ったときに、これもっていきと云われて差し出された採れたて、引き立ての「鍋ちゃん」は売り物。

お奨め栞に「白い根の部分、あおい葉の部分、いずれも美味しく食べられます。焼いてもすき焼き鍋にしてもたいへん美味しいです」と書いてある通りに旨い。

旨いもんはもう一つある。

赤身の鮪は鮮度を失っていないから輝いている。



旨みが凝縮する鮪の造りは絶品。

おふくろもかーさんもすき焼き同様に箸も口もよく動く。

すき焼き肉も絶品だから舌鼓が唸る唸る・・。

今夜もまた発泡酒にチューハイ。

そして喉越し爽やかな日本酒五神で今夜も更けていく。

(H31. 1. 3 SB932SH撮影)

正月初日のごちそう晩飯

2020年08月13日 10時27分05秒 | だんらん(正月編)
正月祝いの美味しいお酒をよばれて数時間後はもう真っ暗。

ふける夜は早くもやってくる。

飲んでいた身体は2時間もぐだぐだしていたが、夜は8時ともなれば家人たちはお腹がへったーと声がでる。

もう少し待ってからといっても許しがでるわけもないからひと風呂浴びる。

美味しかった五神も飲みなおし

ご馳走がテーブルいっぱいに拡がった。

それも大盛り。

おふくろの大好きな鮪がどでーん。

分厚く切った鮪の塊もあれば、こまぎれすき身も。

えーように見えていても鮪の内部に少しは筋がある。

筋を切らずにすき身にした方が食べやすい。

そう思って調理した鮪のすき身。

これが意外と美味かった。

量も思っていた以上に多い。

おふくろが食べるのは赤い塊だけ。

アバラの骨のすき身だったらスプーンで削ぐが、そんな大きくもない鮪。

包丁の先で筋すれすれに当てて削ぐ。



細かい身であるが集めて見れば意外と多かった。

メインは㈱丸二商店の生まぐろの造り。

むちゃ美味い。

造りはもう一品ある。

㈱丸昌で買った片身のブリである。

昼間にちょいと食べたブリアラとダイコンの炊いたん。

味は抜群のブリアラダイコン。

煮付けが美味いのは脂のノリである。



腹身は思った以上に脂がのっていた。

コテコテでもないからいくらでも入る。

鮪の赤身の色は食をそそるがブリの腹身の色といったら・・。

不味そうにみえるがそこはどっこい。

いやもぅ、五神の酒と相まって口も胃袋も酔いしれる。

今夜はこれだけでもご馳走なのに煮付けのタイの子も。

実に久しぶりに味わう㈱大丸水産タイの子。

普段なら買うことのないタイの子は正月だけに思い切って買った。

あまりにも美味しいのが、ただただ、ぶっとい。

そろそろお腹が反発しだした。

造りは今夜に食べきらないとあかんがタイの子は翌朝廻しにした。



あいさに口にするだし巻きは㈱ビッグウェイフーズ。

いつも美味しくいただいています。

(H31. 1. 1 SB932SH撮影)

正月初めは林裕人先生監修の超特大宝船お節料理に我が家の雑煮

2020年08月12日 07時38分56秒 | だんらん(正月編)
元日も民俗取材が入っている。

行先は奈良市西大寺北町。

近鉄電車の西大寺駅で降りて徒歩。

短い距離だから歩きでも十分。

お神酒を飲めばそうしようと思っていたが、飲んだ酒の匂いがぷんぷんさせての取材は相手さんに失礼する。

そういう判断で結局は車で出かけることにしたのだが・・・。

遅めの起床におはよう、ではなくおめでとうございます、と家族3人で正月祝い。

今年は息子二人とも戻って来られない。

前年までのおふくろであれば正月三が日のいずれかに初詣に出かけたいというが、今年はその声が一切なし。

自力歩行は可能であるが、コケてはみなに迷惑がかかるからと思って声をあげることはない。

明けた4日には大阪・住之江に戻るが、至れり尽くせりの座ったまま。

身体を動かすのはトイレに行くくらいだ。

住之江では独り暮らし。

いやがおうでも食事は自分の手で料理して独りで食べる。

洗濯すれば洗う、運ぶ、干す、片づける動作はあるが、我が家におればほんまトイレしかない。

寝布団は広げたり、畳んだりすることは日常の行為。

奥の部屋に行って大ばあさんにチーン。

蝋燭も点けるし仏さんの花も。

することはいっぱいあるから自然と身体を動かすことになるが、我が家では・・・。

12月30日の午後に迎えて4日の午後には帰る。

介護でなかったころはバス、電車を乗り継いで我が家にやってきた。

そうすることの一切ができなくなったが、食欲は実に旺盛である。

元日の朝は雑煮から始まる。

どのお家でもお正月は雑煮。

味もさることながら具材などは日本各地の地域差はもちろんあるが、お家の味付けはみな一様ではない。

テレビとか雑誌等で紹介される雑煮は数々あれど、味だけは表現できない。

口にするしかないのであるが、これまた味覚・食感は人さまざまの感想がある。

今回も注文していた我が家に届いたご馳走お節。

林裕人監修の超特大宝船おせちは厳選特産品専門店の大阪市西区北堀江にある「匠本舗」の商品である。

盛り付けのおせちパックは壱ノ重のみ。

びっくりするほどに品数多い、今回のお節料理のお品書きは・・・。

1.50gの帆立たらこ雲丹和え、2.30gの松前漬け、3.75gのリンゴ金団レーズンのせ、4.35gの黒豆コーヒー風味、5.45gの焼き野菜のトマトマリネ(※1)、6.40gのチェダーシュリンサラダ、7.3切れの海老袱紗(ふくさ)焼き、8.2個の海老錦手まり、9.3個のパートドフリュイグレープフルーツ、10.3個のパートドフリュイフランポアーズ、11.3切れの鶏もも肉のピカタ、12.605gのクリームチーズ蜂蜜ナッツ和え(※2)、13.3切の合鴨ロースマスタード焼き(※3)、14.3切れのスモークサーモントラウト、15.35gのサーモンマリネ(※4)、16.3切れの鰆昆布〆、17.8gのいくら醤油漬け、18.35gの紅白なます、19.3個の一口昆布巻き、20.15gのわかさぎ胡麻和え、21.3切れのサーモン彩り真丈(※5)、22.2切れの雲丹チーズ寄せ、23.5本のたたき牛蒡柚子風味、24.2個の磯貝雲丹焼き、25.20gのくるみ甘露、26.1尾のロブスター、27.4切れの鶏とオレンジコンフィのテリーヌ、28.4切れのスモークニシン香草オイル漬け(※6)、29.40gのたら旨煮(※7)、30.2切れの若草月冠(※8)、31.3切れの椎茸高野含め煮、32.3枚の椎茸旨煮(※9)、33.2個のひねりこんにゃく、34.3本の数の子醤油漬け、35.2切れのサーモントラウト香草焼き、36.2切れのぶり西京焼き(※10)、37.1本の羽二重くるみ(※11)、38.1本の羽二重餅抹茶(※12)、39.1個の鮑ふっくら煮、40.4尾の海老鮑煮、41.2切れの網笠柚子、42.1個の手まり餅、43.2個の金柑蜜煮、44.2本のスタフドオリーブ串(※13)、45.2枚の梅麩。

数えてみれば、前年と同じ45品だったが、新作が前年より増えている。

なんと13品目も新作なんだ。

蓋を開けて見たが、それほど変わりないと思うし、食べていても、これが新作なんだ、と思うこともない。

とにかく目移りするほどに美味しいので、箸があっちへこっちへとどれを選ぶか、迷い箸に移り気箸。

逆に前年に味わった美味しさも消えているのだから情けないやら・・・。

注釈した(※1)~(※13)の8品は林先生の新作メニューである。

前々年の新作数は17品目。

前年は8品目。

今回は持ち直して13品目。

毎年の楽しみ方にもう飽きたというかーさん。

今年も8月末に届けられるダイレクトメール。

他店舗の味わいを試したいが、さてさて、次年の正月はどうすべぇ・・・。

思惑は8月末まで置いといて、雑煮を食べる。



昔も今も変わりない若干の甘さのある白味噌仕立て。

大きな白餅が1個。底に沈んでいるから見えないが、焼き、つまり焦げ目をつけた白餅である。

具材は丸く切った正月大根に人参、牛蒡。

大根は白色。

人参は赤い色。

二つ揃って紅白祝い。

では牛蒡は何、である。

コイモに豆腐も入れてぱらぱら振りかけるかつお節。

これらが揃って我が家の雑煮と云える。

あけましておめでとうございます、と家族一同揃ったところで新年のご挨拶であるが、今年はたったの3人。

いつになく寂しいがご馳走のお節料理は賑やかだ。

正月祝いのお酒はお預け。

取材を終えてから継続するお節料理。

取材から戻ってきた時間帯は午後3時半。

見てのとおりにわずかしか残っていない。

これだけでも楽しめるお酒は特別純米酒の「五神」。

製造・販売は五條市今井にある五條酒造。

誉れ高き一升瓶の「五神」はいただきもの。

昨年の平成30年10月7日。

大淀町の大岩で区長を務めるKさんの頼まれごと。

氏神さんを祭る大岩神社の新ご神像納め祭典の記録撮影の依頼である。

遠い将来の村人に受け継ぐ大岩の文化財記録でもあった。

継いでいくご神像納めに例祭の秋祭りは、写真家Kさんの応援を受けて記録させていただいた。

選りすぐりの記録映像はその日の村人の記録でもある。

誇らしい表情にシャッターを押し続けたKさんの映像が素晴らしい。

私なんぞ身体が動かないものだからシャッター数が極端に少ない。

昨年末の12月に村の総会で映像を披露すると云っていたK区長。

取材を終えたその日にいただいた祝いのお酒は、我が家の正月を祝う酒になった。



すっきりするのにコクもある五神

するする喉に吸い込まれていくとっても美味しい祝い酒。

この場を借りてお礼申し上げる次第だ。

(H31. 1. 1 SB932SH撮影)

寛ぐ正月二日に食す昼、晩飯

2019年04月24日 09時27分32秒 | だんらん(正月編)
初詣から戻ってきたら丁度いい時間帯の昼飯。

大晦日に買った美味しいものものがある。

今年は都水産の大将に三枚下ろしをしてもらったブリがある。

もう一品はマグロ。

ブリは半身で昨夜のすき焼き料理にも食べていた。

残りはまだまだある。

背はブリの照り焼きにする。

それは今夜のおかずになって登場したが、その残りもまたお造りになって皿に盛られた。

でっかいブリの身は特上の味。

前夜のブリは驚くぐらいの脂のノリが凄かった。

背も脂がたっぷり。

一夜明けても美味さは若干落ちるとしても美味すぎる。

色も若干黒っぽさもでているが、トロトロ感が堪らない。

こりゃもう昼からはどこへも行きたくない。

半分残っていた日本酒はまたもやコップ酒。

旨い造りに美味い酒。極上の昼間酒に酔いしれると云いたいが、酔いの酔いにはならない。

美味すぎる日本酒に酔いがまわってこない。



造りの皿はもう一つ。

茹で蛸である。

これも美味いから酒がぐいぐいいく。

蛸は太めのキュウリ揉みに蛸酢。

酢はその名も「おいしい酢」である。

酢っぽさがないから美味しくいただける。

おふくろもかーさんも蛸にぐいぐい。

私はまんべんなくいただいてお酒をぐいぐい。

あれ、なくなっちまった。

眠気のない酔いに酔いしれる午後の時間帯はずっと席についてパソコン処理。

それから7時間後の午後8時前。

続きではないが晩飯に移る。

昼飯の際に造りにしても蛸酢にしてもまだ半分ぐらい蛸があるねんで、どうするのと云われて出した答えは煮蛸である。

魚の棚に出かけたときは必ず買って食べるこてこて煮の蛸である。

旨みがぎゅっと詰まっている煮蛸。

そこまでいかなくともおでんで炊くような柔らか煮と、いえば、そうしてという。

どうするのに対する答えを言ったまでだ。

その煮蛸が晩飯に登場した。

長さもたっぷりとったぶつ切りの蛸に煮ふくみ。

旨いでんがな。

炊けば炊くほど堅くなると思っていたが、払拭した。

美味いのである。

もう一品も大晦日の買い出しで買ったアサリ。

酒蒸しで登場した。

もっと大きいアサリを勧められたが、これくらいで十分味わえる。

身の大きさよりもアサリ味を楽しみたい。

そして三日目の登場になった美味しいだし巻き。

分厚いだし巻きは1本で300円。

冷えても美味しいが、今夜はマヨネーズをたっぷりかけていただいた。

今夜は発泡酒に安物の酒でお腹いっぱい、胸いっぱいになった。

(H30. 1. 2 SB932SH撮影)

正月夜のご馳走はすき焼き

2019年04月23日 08時35分04秒 | だんらん(正月編)
雑煮に特製お節をいただいてから数時間経った午後7時。

もうちょっと遅らせてほしいといったが、却下された。

家人はお腹が減ったと訴える正月夜のご馳走は牛肉のすき焼きだ。

前日の大晦日に買っておいた特別上等な牛肉。

奈良県中央卸売市場のジュルネフーズ㈱で買ったすき焼き肉は800gで4750円。

普段では買えない我が家にとっては上等もん。

霜降り肉の味わいは、こりゃ美味いわ、である。

太い白ネギに少しの白菜とシメジ。

忘れてならないすき焼き具材は麩に糸コン。

満足以上の肉の味。

それも美味いがブリの造りも。

これもまた中央卸売市場の㈱都水産の特上ブリ。

これを食べなきゃ正月が来たことにならない。

脂がのってとろとろ。

腹身がとても美味いから造りで食べる。

背身は照り焼き。

数年前から、そう切り分けて食べるようにした。

よく見た食卓テーブルにおふくろの名前があった。

箸袋である。

我が家はどこの家とも同じだと思うが、一人一人の箸袋に名前を書いている。

正月三日間は、正月の祝い箸で毎日の食事を食べる。

もちろん毎食後は洗っているからご心配なされないように・・。

テーブルには特徴的な形の蓋付き容器がある。

入院中に使っていた倒れても毀れないお茶入り容器である。

ストローで飲む容器は今も離せない身体になったおふくろの必需品。

かつては私が入院中に使用していた容器である。

おふくろの背中にはまだまだ外すことのできないコルセットを装着している。

医師の許可を得て装着を外せるようになったのは、1月18日。

退院後の1カ月診断のときであるが、まだ、先のことだ。

(H30. 1. 1 SB932SH撮影)

正月初めは料理人林裕人監修の節料理

2019年04月22日 08時14分01秒 | だんらん(正月編)
我が家の正月はいつも私が家に帰ってからになる。

行事取材は大晦日から正月にかけて。

集中する行事は家の行事の記録取材。

お家の行事を特別に撮らせてもらう。

貴重なものの記録だけに、世代が替わっても続けて欲しいと願うが人、家それぞれにおられる。

欠かせない晦日、正月習俗取材はもう何年もしてきたが、今年はそういうわけにはいかなくなった。

私のからだではなくおふくろである。

年末に長く入院していた治療を終えて退院。

そして初めて体験する通所介護サービス。

退院はしたものの、まだまだ我が家で療養中の身であるおふくろ。

例年であれば昼前になってしまう我が家の正月初め。

それを避けたくて、今年の元日は、どこへも出かけず、我が家で過ごすことにした。

ただ、ゆっくりしたいだけだったのかもしれない。

元日の朝はぐっすり寝た。

おふくろもそうだった。

結局のところ起床時間はとても遅かった。

焦ることもない元日の朝。

長男もぐっすり寝ていた。

かーさんもそうだった静かな朝。

朝食も昼食でもない元日の食事が始まったのは午前11時前。

今年もまた注文していた林裕人シェフ監修の超特大宝船を正月初めに蓋を開ける。

超特大宝船の宣伝掲載があったのは平成29年の9月9日発行の産経新聞夕刊。

実は数日前にも掲載されていた。

頼んだのは9月9日の宣伝を見てからになる。

サイズ容量は標準的サイズの6.5寸と比較して約3.2倍もあるという超特大おせちの早割価格は送料無料の15600円。

通常価格が22000円のところを広告限定で申し込みされた場合は6400円の割引。

祝い膳が5膳も付いているが、もとより美味しいふぐめしまぜご飯の素もプレゼント。

年末の大晦日前の27日に届いた品物は我が家の冷暗所に納めていた。

冷暗所は蔵でもない我が家の廊下である。

冬場はビールが飲み頃になる冷たさを保つ廊下に置いておけば猫も鳥獣の餌食にもならないから、冷蔵状態で届いた商品も安心して保管できる場所である。

びっくりするほどに品数多い、今回のお節料理のお品書きは・・・。

50gの帆立たらこ雲丹和え(※1)、30gの松前漬け、75gのリンゴ金団レーズンのせ、35gの黒豆コーヒー風味(※2)、45gのムール貝トマトソース煮(※3)、40gのチェダーシュリンサラダ、3切れの海老袱紗(ふくさ)焼き、2個の海老錦手まり、3個のパートドフリュイグレープフルーツ、3個のパートドフリュイフランポアーズ、3切れの鶏もも肉のピカタ、3切れのアボカドと海老のテリーヌ(※4)、1個の豚角煮のコンソメゼリー寄せ(※5)、3切れのスモークサーモントラウト、3gのサーモンディップ、2切れのライブオリーブ、35gの紅白なます、3切れの鰆昆布〆、8gのいくら醤油漬け、3個の一口昆布巻き、15gのわかさぎ胡麻和え、3切れのサーモン彩りテリーヌ、2切れの雲丹チーズ寄せ、24.20gのくるみ甘露、25.5本のたたき牛蒡柚子風味(※6)、26.2個の磯貝雲丹焼き(※7)、27.1尾のロブスター、4切れの鶏とオレンジコンフィのテリーヌ(※8)、3切れのにしんおかか和え、3切れの紅芋栗きんとん寄せ、2個の若桃甘煮煮、20gの湯葉生海苔和え、2本の烏賊白焼き鉄扇串、3切れの椎茸高野含め煮、2個のひねりこんにゃく、2枚の梅麩、3本の数の子醤油漬け、2切れのサーモントラウト香草焼き、2切れのスタフドオリーブ、2切れの鰆西京焼き、1個の鮑ふっくら煮、4尾の海老鮑煮、2切れの網笠柚子、2個の金柑蜜煮、2個の手まり餅。

数えてみれば、前年と同じ45品だった。

超特大のおせち宝船は厳選特産品専門店の大阪市西区北堀江にある「匠本舗」の商品である。

盛り付けのおせちパックは壱ノ重のみ。

注釈した(※1)~(※8)の8品は林先生の新作メニューである。

前年の新作数は17品目もあった。

今回は半数に落ちたが、毎年の楽しみ方がある。

特大お節だけが正月料理ではない。

主役はなんといってもお雑煮。

我が家の雑煮は昔も今も変わりない若干の甘さのある白味噌仕立て。



大きな白餅が1個。

底に沈んでいるから見えないが、焼き、つまり焦げ目がある白餅である。

具材は丸く切った正月大根に人参、牛蒡。

大根は白色。

人参は赤い色。

二つ揃って紅白祝い。

では牛蒡は何、である。

コイモに豆腐も入れてぱらぱら振りかけるかつお節。

これらが揃って雑煮と云える。

あけましておめでとうございます、と家族一同揃ったところで新年のご挨拶。

尤も一人は遠い外国に行っているから、ちょと寂しい。

ピンボケ映像になったが、雑煮は雑煮。

正月初めに食する日本の文化。

どこへも行かずに酒を飲む。

今年迎えた元日を祝って日本酒を飲む。



酒の銘柄は灘五郷の櫻正宗酒造の「正宗」。

年末におふくろ見舞いに来てくれた実弟の手土産。

酒造会社のすぐ近くに住んでいるから入手しやすいお酒。

ありがたくいただいておふくろの退院祝いも兼ねて酒祝い。

飲みやすいお酒がどんどん進む。

それ以上に口が動く林裕人シェフ監修の超特大宝船。

一品、一品が丁寧な作り。

味わいは格別であるが、かーさんはそろそろ飽いてきた。

3年間も食べてきたから、もう味覚に飽いてきたという。

それというのも、林先生のお節はどちらかといえば洋風。

和風感があまりないから飽いてきたというのも理由の一つ。

それに対して長男は、決して飽きの来ない料理がとても美味しいという。

新作が常にあるから期待感もある。

たしかにそうだが、前年に食べた料理は、当ブログで振り返らない限り思い出せない。

データ的に新作数をみて飽き感は薄らぐが、どうしても同じような料理ばかり感がある。

かーさんの思いも同じであるが、若い息子の思いを尊重して次回も注文しようということになった。

つらつら食べて飲み続ける延長戦。

少しは目が塞いでくる。

これほどゆったり感のある元日は何十年ぶりになるだろうか。

初詣は二日目の明日にしようと誰しもそう思うゆったり感に微睡(まどろ)む。

(H30. 1. 1 SB932SH撮影)