マネジャーの休日余暇(ブログ版)

奈良の伝統行事や民俗、風習を採訪し紹介してます。
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我が家の正月二日目はすき焼き団欒

2017年10月06日 09時14分15秒 | だんらん(正月編)
正月二日目も民俗取材。

地元の大和郡山市内で行われた正月のフクガユ取材の際にご家族が食べてくださいと云われてよばれたフクガユ(福粥)にお節料理。

美味しくいただいたお腹はぱんぱん。

お昼はどこかで食べようと思っていたが、無理・・。

そんなわけで午後の取材は各地で行われている砂の道を拝見してきた。

たっぷり取材に聞き取りもある程度を得ることができた。

満足な二日目の取材で帰宅したのは午後4時も過ぎていた。

この日の朝に電話を架けてきた甥っ子が座っていた。

一昨年に母親を亡くした甥っ子は兄弟二人。

弟は結婚しているが子供はいない。

兄はつき合っていた女性が阪神大震災に巻き込まれた。

それからずっと独り身で母親を世話してきた。

一昨年は賀状をだせない服忌の年。

大晦日直前出した賀状を見た甥っ子が電話をしてきた。

おふくろがおるし息子もおるからここへおいでと誘ったら飛んできた。

久しぶりに顔を合わせる甥っ子はよくしゃべる。

そんな姿が嬉しいというおふくろ。

今夜は賑わいのすき焼きを囲むことになった。

晩食に残り物のおせち料理はなかった。

たぶんにそうなるであろうと思っていた。

そのこととは関係なく今夜の晩食は牛のすき焼きだ。



年末大晦日に買っておいたすき焼き牛は2店舗買い。

2頭買いではなく2店舗買いである。

一カ所は「産直市場よってって大和郡山店内」にあるお肉屋さん。

二カ所めは奈良県中央卸売市場にある「㈱ビッグウエーブフーズ」。

4人が食べるすき焼きに牛が追い付かない。

焼いても焼いても(実際は炊いても炊いてもだが・・)追いつかない牛のすき焼きが美味すぎる。

普段よりも値を張った櫂がある味覚に感動する。

これぐらいで感動するぐらいだから我が家の舌もたいしたことない。

普段はどんな牛肉を食べているんだと云われそうだが・・・。

すき焼きに買っておいたぶりの切り身を皿に盛る。



帰宅直後に家でさばいたブリの半身。

包丁を入れるたびに脂でギトギト。

切れ、滑りがすぐにダメになる。

その都度、包丁にまとわりついた脂を取り除いてさばく。

造りにするのは腹身。

脂がのってむちゃ美味い。

背身はどうするかと云えば照り焼き用にする。

皮を付けたままで一枚、一枚切ってラップ包み。

おふくろに持ち帰ってもらえるようにそうしておく。

話はすき焼きに戻そう。

いつもより早い時間にスタートした正月二日目のすき焼き料理に堪能する。

何かがおかしいと感じたのは野菜を食べたときだ。

白菜や白ネギではなくタマネギである。

白ネギはともかく白菜は煮れば煮るほど水が出る。

水が出れば味が薄くなる。

薄くなるからすき焼きのタレは追加にタプタプ。

水増しからタレ増しである。

それを防ぐには白菜ではなくタマネギである。



我が家は何十年も前からタマネギすき焼き。

これを覚えたのは淡路島。

テレビが伝えていた淡路島のすき焼きである。

淡路島のタマネギは甘味がある。

すき焼きにぴったしである。

しかも水分が少ない。

少ないから水増しにならない。

甘味があるタマネギだからすき焼きと相性が良い。

食べなおしはいつやってくるのだろうと思いつつ今夜の味に浸っていた。

(H29. 1. 2 SB932SH撮影)

我が家の正月初め

2017年09月27日 09時12分21秒 | だんらん(正月編)
我が家の正月はいつも私が家に帰ってからだ。

行事取材は大晦日から正月にかけて。

集中する行事は家の行事。

お家の行事を特別に撮らせてもらう。

これらは貴重なもの。

世代が替わっても続けて欲しいと願うが人、家それぞれ。

第三者がいうべきものではない。

我が家もそうだ。

新婚時代から何年間もかーさんがお節料理を作っていた。

おばあさんが生きていたころは黒豆も煮込んでいた。

何時間もかけて煮込んでいたことを覚えている。

数の子は我が家の誰もが食べない。

食べていたのは私の下の次男だけだった。

酢ゴボウにコンニャク。

我が家のお節は特別これが多かった。

酢ゴボウは極端な酸っぱさはなかった。

コンニャクは甘く煮たものだった。

コーヤドーフもどっさり作っていた。

好みのお節は四角い器に丸ごとそれしかなかった。

とにかく早く売れる。

目が出るというクワイは苦みがあるが、薄味で炊いていた。

中ぐらいの海老は茹でていたような気がする。

栗きんとん、紅白カマボコ、伊達巻、ごまめ、昆布巻きはスーパーで買っていた。

元日雑煮は白味噌味。

二日目はすまし汁だった。

いつしか徐々に変化しだした。

いつからそうなったのかは記憶がない。

記録もない。

写真も撮っていない。

ないないづくしに注文するお節料理に移った。

二日目のすまし汁もしなくなった。

今年の我が家のお節は昨年に続いて林裕人シェフ監修の超特大宝船。

産経新聞夕刊に掲載された宣伝記事に飛びついた。

8月末日までの申し込みであれば、通常価格のところを早割価格の15300円になる。

前年価格よりも500円安い。

1カ月早く注文したらそうなった。

お得で超特大お節料理は送料も代引き手数料も無料だ。

それから4カ月後の12月30日に届いたメインの超特大お節料理。

冷蔵状態で宅配された。いただくのは二日後の元日だ。

それまでは冷暗所で保管しておく。

蔵でもあればいいのだが、我が家はウサギ小屋。

冷蔵庫もさほど大きくないから入れることはできない。

しかたなく、寒い、冷たい廊下の奥で保存する。

そんな場所であっても保冷材は欠かせない。

この超特大のおせち宝船は厳選特産品専門店の大阪市西区北堀江にある「匠本舗」の商品である。

盛り付けのおせちパックは壱ノ重のみ。

標準6.5寸に対して、容量は約3.2倍で横に広がる。

蓋を開けたらどでーん。

びっくりするほど品数多いお節料理のお品書きは・・・。



40gの烏賊雲丹明太和え、40gの帆立の生姜和え、75gのリンゴ金団レーズンのせ、35gの金箔黒豆、25gの松前漬け、40gのチュダーシュリンプサラダ(※1)、3切れの海老袱紗焼き、2個の海老錦手まり、4個のパートドフリィイフランボワーズ(※2)、4個のパートドフリィイグレープフルーツ(※3)、3切れの若鶏ピカタ(※4)、2切れの紅蒲鉾、2切れの白蒲鉾、6本のたたき牛蒡、3切れのスモークサーモントラウト、25gのサーモンディップ(※5)、2切れのライブオリーブ(※6)、35gの紅白なます、3切れの鰆昆布〆(※7)、10gのいくら醤油漬け、20gの胡麻くるみ、2粒のあんずさわやか煮、3切れのサーモン彩りテリーヌ(※8)、2切れの雲丹チーズ寄せ(※9)、3切れのにしんおかか和え(※10)、45gのたら旨煮、1尾のロブスター、15gのわかさぎ胡麻和え(※11)、3個の一口昆布巻、3切れの紅芋栗きんとん寄せ(※12)、2個の若桃甘露煮(※13)、2個のひねりこんにゃく、3本のよもぎ麩含め煮串、1枚の梅麩、3切れの椎茸高野含め煮、3本の数の子醤油漬け(※14)、2切れのトラウトサーモン香草焼き(※15)、2切れのスタフドオリーブ(※16)、2切れの鰆西京焼き、1個の手まり餅、1個の活鮑ふっくら煮、4尾の海老艶煮、2個の金柑蜜煮、2本の日向夏網笠串(※17)の45品目。前年より2品も増えた。

うち17品(※1~17)が新作である。

その代わりと言っちゃあなんだが、「若鶏柚子胡椒焼き、日向夏ういろう、小鯛俵焼、博多焼チーズ、烏賊雲丹かんざし、鮎笹巾着、京梅松葉串、紅鮭スモークサーモン、オニオンマリネ、田作り、梅の華練りきり、かき時雨煮、焼湯葉巻き、梅花人参含め煮、帆立龞甲(べっこう)焼き、紅鮭西京焼き」の16品が落ちた。

メインのお節料理以外に賑わす料理がある。

一つは正月料理のお雑煮だ。

我が家の雑煮は昔も今も変わりようがない。

甘さが若干ある白味噌仕立てに白い餅が1個。

画像ではわかり難いが僅かに焦げ目をつけて焼いてある。

具材は丸く切った正月ダイコンにニンジンとゴボウである。

ダイコンとニンジンで紅白。

祝いの色だとテレビが伝えていた。

では、ゴボウは何、である。



我が家の雑煮はこれにかつお節をパラパラ振る。

これが美味いんだな。



箸休めに買っておいた千枚漬けで口直し。

今回はもう一品ある。

この日に取材した松尾の正月のイタダキ

その際によばれた雑煮とお節料理。

別品に添えてもらった正月早々に貰った手造りの漬物。



黄色い漬物はたくあん。

私はついついコウコと呼んでしまう。

これが美味いと家族で評判。

箸が止まらないって言っていた。

もちろん林裕人シェフ監修の超特大宝船も、である。



正月はゆっくり食べて買い置きの日本酒が滑るように口の中へ。

酔った加減で初詣に行きそびれた。

(H29. 1. 1 SB932SH撮影)

ビッグなおせちを賞味する我が家の元日

2016年09月02日 08時53分25秒 | だんらん(正月編)
昨年暮れの12月30日、探偵ナイトスクープなどで活躍?している料理人の林裕人シュフが監修した超特大のおせち宝船が届いた。

この商品を知ったのは平成27年9月25日発刊の産経新聞の夕刊だった。

応募規定によれば9月30日までの申し込みであれば、通常価格のところを早割価格の15800円になる。

5200円もお得で超特大なおせちは送料も代引き手数料も無料だ。

電話で頼んだら注文明細書とともに特別サービスが送られてきた。

北海道産のほたて昆布に旨煮が二袋だ。

届いた9月27日の晩食のおかずに食べた。

美味しくいただいたサービス品に満足する。

それから3カ月後の12月30日に届いたメインのおせち。

冷蔵状態で宅配された。

いただくのは二日後の元日だ。

それまでは冷暗所で保管しておく。

蔵でもあればいいのだが、我が家はウサギ小屋。

冷蔵庫もさほど大きくないから入れることはできない。

しかたなく、寒い、冷たい廊下の奥でもたせることにした。

もちろん保冷材は欠かせない。

この超特大のおせち宝船は厳選特産品専門店の大阪市西区北堀江にある「匠本舗」の商品だ。

盛り付けのおせちパックは標準6.5寸に対して、容量は約3.2倍になると書いてあった。

蓋を開けるまではじっと我慢するおせちのお品書きは、烏賊雲丹明太和え、帆立の生姜和え、リンゴ金団レーズンのせ、金箔黒豆、松前漬け、紅白なます、いくら醤油漬け、海老袱紗焼き、海老錦手まり、若鶏柚子胡椒焼き、日向夏ういろう、金柑蜜煮、紅蒲鉾、白蒲鉾、小鯛俵焼、博多焼チーズ、烏賊雲丹かんざし、胡麻くるみ、ひねりこんにゃく、鮎笹巾着、京梅松葉串、紅鮭スモークサーモン、オニオンマリネ、田作り、梅の華練りきり、たたき牛蒡、ロブスター、タラ旨煮、一口昆布巻、かき時雨煮、あんずさわやか煮、焼湯葉巻き、よもぎ麩含め煮串、梅花人参含め煮、椎茸高野含め煮、帆立龞甲(べっこう)焼き、数の子醤油漬け、梅麩、紅鮭西京焼き、手まり餅、鰆西京焼き、活鮑ふっくら煮、海老艶煮の43品目だ。

我が家自家製の雑煮が炊きあがった。

例年どおりの具材に味付けした雑煮は朱塗りの椀に盛る。

カツオ節は振りかけるが、奈良大和ならでは、の、キナコは登場しない。

私もかーさんも大阪生まれ育ち方。

雑煮の餅を一旦引き上げてキナコを塗して食べることはない。

関西風というか白みそ仕立ての雑煮で子供たちも育った。

もちろん正月をともにするおふくろも同じ大阪出身だ。

超特大のおせち宝船には監修した林裕人シュフのメッセージがある。

「年に一度の節会の料理は大切な人との絆を深め、日本の伝統を次世代に伝えていきたい。そんな願いを込めて半年間も僕なりに納得いくものができた。ただ、僕のおせちだけでは未完成。家族が好きなもの、喜ぶものをプラスして、ご家庭ごとの晴れやかなおせちを完成してください」とある。

気配りこもった林シェフの言葉が実に嬉しい。

我が家では自家製の雑煮にスーパーで買った千枚漬と数の子を添えた。

ただそれだけだ。

だれかが一口をつけない限り特大のおせちは動かない。

飾りものでもないが、見て楽しむおせちがあってもいいんじゃないの・・・である。

数分間は視線をおとす家人に囲まれてハレの日を飾ったおせちに一番目の箸が動く。

それを合図に席に近いところから箸が入る。

小皿に盛って一口。

美味しい、の一言が連発する。

こんなにも美味しいおせちパックは初めてだ。

これまでいろんな仕出し料理屋さんが作ったおせちを食べてきたが、ダントツの味加減に箸が止まらない。

もちろん口が止まらない。

林先生が監修した特別なおせちがもうひとつ良いと思ったのは、ほぼ43品目のすべてが区分けしてあることだ。

区分けがあれば味覚は混ざらない。

よくあるのが汁けが他の品目に味の影響を与えるのだ。

上段の6品目はカップに入れてある。

これもまた初めて見る丁寧な盛り付けである。

節会料理があればお屠蘇が欲しくなる。

蔵ではないが、我が家の隅っこを探してみれば日本酒が出てきた。

かーさん曰く、なんでも2本の酒があるという。

うち一本を箱から取り出した。



お酒の名前は「風の森」。

この名で知られる土地がある御所市の風の森だ。

何度か訪れる東佐味。

その土地の酒造かと思えば違った。

住所を見れば御所市本町の油長酒造会社だ。

本町というから町屋だろう。

キャップを開けたらプシュウゥゥゥ。

泡がぷくぷくの発泡日本酒だと思った。

ガラスのお猪口に入れて乾杯だ。

家族揃ってよばれる発泡の日本酒は喉越しスッキリ味。

普段はまったくお酒を飲まない息子たちもかーさんも美味しいという生酒「風の森」の原材料は奈良県産の秋津穂純米。

仕込み水は金剛葛城山系の深層地下水を使用しているようだ。

節会料理が旨くてお酒も進んで、一時間余りで完食した。

仕出しお節はこれまで残すことが多かった。

尤も、本来のお節料理は三が日に亘ってゆっくり食べるものだが・・・。

ところが今回いただいた林先生監修の超特大のおせち宝船は一日にして食べきってしまった。

それぐらい美味しかったのである。

ところで、この商品にはアンケート応募してくださいとある。

こんな美味しいのは製造・販売会社に是非とも伝えたくなるのだ。

総合評価はとても良かった、だ。

家族全員が料理の味に絶賛。

とにかくどれを食べても美味しいと書いた。

特にとすればだが、気に入った料理も伝えたい。

それは家族の意見が集中したひねりこんにゃくにたら旨煮、海老艶煮、かき時雨煮である。

これはちょっというのもある。

購買者の口にもよるかと思うが並べてみれば、博多焼チーズ、鮭スモークサーモン、田作り、一口昆布巻、数の子醤油浸けだった。

ちなみに「匠本舗」の商品である「料理人の林裕人シュフが監修した超特大のおせち宝船」が前年同様に産経新聞で紹介された。

平成28年8月25日の夕刊誌である。

お値段は15500円。

通常価格が21000円のところを、5500円の早期割引を減額した15500円。

送料は「匠本舗」持ちである。

(H28. 1. 1 EOS40D撮影)

初夢・富士山初日の出

2016年09月02日 08時49分10秒 | だんらん(正月編)
子供の頃というか、成人になってもときおり夢見た大空を舞う姿。

気合いを入れたら、スーパーマンのようにひとっ飛びして旋回していた。

この日もそんな感じだった。

太陽が昇る。

雲間から光が差し込む。

富士山の向こうに輝きだした初日の出・・・・。

ではなかった。

夢は現実のテレビ映像。

朝早くから放送していた番組は今か、今かと伝えていた。

夜中に目が覚めてしまうことがある。

眠れないときはテレビを点けたまま再び眠りにつく。

そういうことだった。

ちなみに司会者が伝える台詞。

テレビに映し出された初日の出の映像は待ち受け画面用に撮ってください、だ。

ありがたく自前のカメラで撮らせてもらった。

(H28. 1. 1 EOS40D撮影)

我が家の元日

2015年10月08日 09時11分38秒 | だんらん(正月編)
正月元日も取材地巡り。

早朝に出かけていた都祁上深川・下深川に白石より戻ってようやく我が家の正月祝いである。

お正月のメインはおせち料理。

何年間は奈良市東九条町にあった仕出し割烹の「井の上」で頼んでいた。

前年は評判高かった大和郡山市鍛冶町の「樽常」にした。

美味かったがお節料理はできなくなったと風の便りが聞こえてきた。

やむなくと云えば失礼だが、気にいっていた「井の上」に戻すことにした。

例年注文していた「井の上」店舗が移転したのだ。

移転でばたばたしていたのかも知れない。

いつもなら注文願いが入っている封書が届くはずだ。

それが11月になっても届かない。

調べてみれば奈良市秋篠町に移転していたのであった。

あらためて電話で注文することになった我が家のお説料理。

送られてきたメニューから選んで三重の折りにした。



お値段は18000円。

封書には事前予約したら1000円引きのサービス券がついている。

しかもだ。東九条店でもしていた持ち帰りサービス。

これも利用して1000円引き。

なんとお得なサービス。

大晦日の行事取材は忙しい。

その合間に受取に行った秋篠店。

東九条店を知っている私は店構えを拝見してすっかり変わったなと思った。

たしか銀色のパックだと思っていたが、そうではなかった。

「樽常」に頼んでいた時代に替ったようだ。

それはともかく「井の上」のお節料理を開けるのは正月元日。

この日の朝は都祁上深川の正月行事に向かわねばならない。

蓋を開けて三重のお節料理を広げる。

我が家の雑煮とともにいただくお節料理。

お神酒はいただくわけにはいかない車移動。

ゆっくり食べている時間もない。

三品ほど口にして出かけた。

昼過ぎに戻った我が家の元日の再開。

予め買っておいた新潟産のにごり酒(越後屋)を味わう。

さっぱりとした味わいにごり酒は舌が酸味を感じる。

お猪口で何度も注いでいるうちに「ドブ」味のように思えてきた。

お節料理も腰を下ろして味わう。

市販品の黒豆や栗きんとんも買っていた。

当然ながらお節料理にも入っている。



食べ比べをしてみた結果は・・・。

断然にうまい「井の上」の黒豆や栗きんとん。

甘さがまったく違うのだ。

市販品の味はいつでも食べられる無難な味付け。

「井の上」はじっくりコトコト煮た料理なのであろう。

どれもこれも美味しくて箸が止まらないが、一つだけ注文がある。

サワラが美味くないのだ。



美味しさのいちばんは鴨ロース肉だった。

お昼に正月祝いのにごり酒を飲んだら、もう何処へも行くことはない。

元日の午後は目出度くゆったりとした時間を過ごす。

何もしないわけでもなく文章起こしの作業。

少しでも文字化すれば心が落ち着く。



元日の晩はカニのポーション鍋。

ハクサイ、太ネギ、シイタケにクズを入れてぐつぐつ。

煮えるころを見計らってポーションを入れる。



さっと湯どおしのような感じで揚げたポーションはぽん酢でいただいた。

(H27. 1. 1 EOS40D撮影)

樽常のお節料理

2014年05月30日 07時20分20秒 | だんらん(正月編)
元旦早々から各地の正月風景を取材してきた。

我が家の元日はいつもこんな感じで当主を待つのだが、今年は違った。

帰宅を待ち切れずに先によばれたと家人が云うお節料理は樽常で注文したお重である。



大晦日の夕方に届けてくれたそうだ。

サービスにと付けてくれた焼き鯛。



こぶりであるがありがたい付加商品である。

お重は三段。それぞれに盛られた料理はこれまで頼んでいたお店とはまったく異なる。

どれもこれも食べたくなって正月のお酒でいただく。

一升瓶のお酒はいただきもの。

的野の総代さんからのお礼の品である。



かつて勤めておられた奈良市高畑町にある八木酒造の商品である「升平」だ。

淡麗・辛口のお酒はおふくろもぐいぐいいく。

お節料理に樽常を選んだのは小林町住民のおもてなしでだ。

頼まれたパック詰め料理がほんまに美味しかった。

美味さを知った人は箸袋に書いてあったお店に電話で注文する。

食べた客人がそれまた美味しいというわけで伝わる味注文は樽常がある大和郡山市鍛冶町から運ばれる。

遠くは橿原市まで運ぶんだと話していたことを思い出す。

そんなであれば一度頼んでみようと電話した。

本来ならお節料理はされていない樽常。

電話口から聞こえてきたおじいちゃんの声。

「してあげるで」と云う声だ。

ありがたい言葉に待ち望んでいた我が家の正月料理。



これほど美味しいものだったとあらためて感動する極上の味に舌がうなる。

箸とともにお酒もすすむ正月の味わい。



これまで頼んだお店であれば半分ぐらいが残ったが、ほとんど胃袋に消えた。

日本酒「升平」のお酒もはいって程良い感覚になって瞼が塞がってきた。

(H26. 1. 1 SB932SH撮影)

我が家の正月

2013年03月21日 06時51分32秒 | だんらん(正月編)
大晦日の民俗取材は除夜の鐘を聞くこともなく山添村に居た。

大塩のKさんは八柱神社で元旦を迎える行事をしているから寄っていけばと云われたが翌朝の正月行事の取材もあって断念した。

神社へ登る階段一つ一つに竹で作った灯りをしている。

幽玄な正月迎えの行事は数年前から始まった。

振る舞いの雑煮もあると仰ってたが断念せざるを得なかった。

帰宅したのは正月の1時半。

就寝時間は短い。

お日さんが昇る前には活動する。

こうして一年間に亘る民俗取材が始まった。

「いったい何時になったら我が家の正月が始まるの?」と云われていた。

ようやく戻った我が家は私の帰還を待って始まった。

「おめでとうさん」の挨拶で正月を感じる。

ここ数年前からは我が家の正月の膳はパック詰め料理。

昨年までは「井の上」だった。

そろそろ飽いた料理。

年末ともなればテレビや新聞広告で紹介されるお節料理。

豪華なものは憧れ。

我が家にフイットしそうなものは多くない。

お節料理はラジオでも販売しているが中身は見えない。

どこかのチラシに載っていたお節料理を頼んでいたかーさん。

小さなテーブルに広げた三段のお重。

小品ごとに区切りがある。

量的にはそれぐらいで丁度良い。

大晦日に戻ってきた長男に大阪からやってきたおふくろとともに迎えた我が家の正月。

年末にいただいた黒豆も並べる。

この黒豆は特に美味しい。

小林町に住むSさんが育てて炊いた丹波の黒豆だ。



傍には先ほどいただいた椎木の正月の座で差し出されたアオマメのオニギリも添えた。

お節料理は注文料理になったが雑煮は変わらない。



ダイコン、ニンジンのお餅を入れる。

我が家の雑煮は昔から白味噌仕立て。

花カツオを振り掛けて食べる。

たまの正月にと思って買っておいたにごり酒。



これは美味かった。

おふくろも飲む。

こんな飲みやすいお酒は、と驚くおふくろの声に誘われてかーさんも飲んだ。

心地よい元日の時間が過ぎていく。

穏やかな年を迎えたこの日の初詣はやっぱり登弥神社である。

(H25. 1. 1 SB932SH撮影)

我が家の正月

2011年01月30日 09時55分19秒 | だんらん(正月編)
我が家の正月と言えば当主の私が居なければ始まらないらしい。

正月早々から民俗行事の取材に出かける前だ。

東京から帰奈した長男におかんもおって総勢5人の我が家は久しぶりの賑やかさで正月を迎えた。



白みそ仕立ての雑煮は欠かせない。

カツオ削りをパラパラと振りかける。

これがないとなんとなく「らしさ」がないのだ。

おせちと言えば、6年ほど前から買い出した料理屋さんのおせち。

適度な量に適度なお味にふさわしい料金。

手間のかかることは料理屋さんにお願いするようになったがお正月のはじまりは「おめでとうさん」が挨拶だ。

箸入れには名前を書いておく。

正月三が日はこれを使う自分印の箸だ。

本来ならここでお酒をいただくのだが、車に乗るのでそうはいかない。

騒がしい御仁を追い出した我が家は正月のテレビ放送を前に笑っていたのか、寝たのか・・・それとも登弥神社の初詣に行ったのか。

(H23. 1. 1 EOS40D撮影)

正月は

2006年01月02日 22時47分16秒 | だんらん(正月編)
正月は親族一同が集まって大宴会。

元日はかーさん方の親族のお家でおせちに料理にお酒がいっぱい。

息子の運転で夜は実家へ。

ここでもいっぱい御呼ばれで満腹。

例年なら実家で泊まるんだが息子たちも大きくなったので部屋が狭くなった。

なんで正月から「ウエルネスなにわ」のホテルで一泊。

ホテルは満室状態。

朝から大浴場に入ってはバイキングを家族でいただきました。

チェックアウトをすまして再び実家へ。

弟家族に親戚も合流して正月宴会。

酒、酒にしゅぶしゃぶで腹いっぱい。

帰宅して体重計で量ったら70kg。

なんと、なんと3kgもオーバーしていた。