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北大河原本郷春光寺の虫除け初祈祷会の取材を終えた時間は午後2時半。
帰宅するまではまだ時間がある。
南山城村からそれほど遠くない地域に同行取材していた写真家Kさんとともに向かった先は加茂町銭司(ぜず)。
民俗行事の下調べに訪れたのは平成28年12月18日。
民俗調査の目的テーマは二つ。
勧請縄と砂撒き風習である。
場所は氏神さんを祭る春日神社。
その地がどこであるのか、地元住民に尋ねてたどり着いた加茂町銭司に鎮座する春日神社である。
山頂までとはいかないがやや中腹に建っていた。
距離はやや離れているが笠置町切山に鎮座する八幡神社も地元民に尋ねないとわからない地にあった。
奈良盆地のような平たん部であれば遠くから見てもわりあいとわかりやすい。
目印は鎮守の森。
街中では見つけにくいが、平たん部ならたいがいは見つかるが・・。
そのことはともかく、二つの行事の聞き取りである。
わかったのは1月3日である。
座中と思われる年番の人たちがしているようだった。
参籠所に貼ってあった「勧請縄奉仕者名」。
東頭(※東座)に4人。
西頭(※西東座)は7人だった。
砂撒きの場は境内であるが、勧請縄かけの場は聞き取りをしても不明瞭であった。
ある人がブログに公開しているがそれとて判然としない。
車を停められる場所まで走らせる。
急こう配で、なおかつ急な曲がり道。
慣れない山道に新調さが求められる。
たどり着いたところに車を停める。
停めた付近にあった石仏地蔵尊。
シダのような葉が見える。
敷物にした葉はウラジロ。
正月に御供餅を供えていたことが伺えるウラジロである。
その場から神社へ向かう参道道。
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歩いた直後に出くわした勧請縄の大きさに圧倒される。
奈良県では見たことのない形態。
まるで編みの粗いネットのようにも思えた勧請縄。
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継ぎ目、継ぎ目辺りにシデと榊と思われる葉を括っていた。
下に垂らした3本の荒縄。
本数は少ないが、どことなく縄暖簾の風情を感じる。
目線を上げたところに荒縄で編んだ太めの綱。
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中央に何かがある。
ズームアップしてわかったオヒネリ。
たぶんに御供米を包んでいるのだろう。
勧請縄を拝見してから少し歩いた。
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曲がり道を登ったところに見えた砂撒き。
直線、格子状に撒いた砂道。
勧請縄もまた格子状。
重さの関係でひし形に見えるが、本来は方形格子状ではないだろうか。
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一段高い位置に鎮座する社殿。
小社との間に撒いていた砂は方形。
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参拝する石畳には撒かず左側の小社との間も方形の砂撒きをしていた。
そこから境内を見下ろせばまるで碁盤の目のように見えた砂撒き。
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右手にある材は「シバシ」に集めた割り木である。
(H30. 1. 6 EOS40D撮影)
帰宅するまではまだ時間がある。
南山城村からそれほど遠くない地域に同行取材していた写真家Kさんとともに向かった先は加茂町銭司(ぜず)。
民俗行事の下調べに訪れたのは平成28年12月18日。
民俗調査の目的テーマは二つ。
勧請縄と砂撒き風習である。
場所は氏神さんを祭る春日神社。
その地がどこであるのか、地元住民に尋ねてたどり着いた加茂町銭司に鎮座する春日神社である。
山頂までとはいかないがやや中腹に建っていた。
距離はやや離れているが笠置町切山に鎮座する八幡神社も地元民に尋ねないとわからない地にあった。
奈良盆地のような平たん部であれば遠くから見てもわりあいとわかりやすい。
目印は鎮守の森。
街中では見つけにくいが、平たん部ならたいがいは見つかるが・・。
そのことはともかく、二つの行事の聞き取りである。
わかったのは1月3日である。
座中と思われる年番の人たちがしているようだった。
参籠所に貼ってあった「勧請縄奉仕者名」。
東頭(※東座)に4人。
西頭(※西東座)は7人だった。
砂撒きの場は境内であるが、勧請縄かけの場は聞き取りをしても不明瞭であった。
ある人がブログに公開しているがそれとて判然としない。
車を停められる場所まで走らせる。
急こう配で、なおかつ急な曲がり道。
慣れない山道に新調さが求められる。
たどり着いたところに車を停める。
停めた付近にあった石仏地蔵尊。
シダのような葉が見える。
敷物にした葉はウラジロ。
正月に御供餅を供えていたことが伺えるウラジロである。
その場から神社へ向かう参道道。
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歩いた直後に出くわした勧請縄の大きさに圧倒される。
奈良県では見たことのない形態。
まるで編みの粗いネットのようにも思えた勧請縄。
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継ぎ目、継ぎ目辺りにシデと榊と思われる葉を括っていた。
下に垂らした3本の荒縄。
本数は少ないが、どことなく縄暖簾の風情を感じる。
目線を上げたところに荒縄で編んだ太めの綱。
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中央に何かがある。
ズームアップしてわかったオヒネリ。
たぶんに御供米を包んでいるのだろう。
勧請縄を拝見してから少し歩いた。
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曲がり道を登ったところに見えた砂撒き。
直線、格子状に撒いた砂道。
勧請縄もまた格子状。
重さの関係でひし形に見えるが、本来は方形格子状ではないだろうか。
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一段高い位置に鎮座する社殿。
小社との間に撒いていた砂は方形。
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参拝する石畳には撒かず左側の小社との間も方形の砂撒きをしていた。
そこから境内を見下ろせばまるで碁盤の目のように見えた砂撒き。
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右手にある材は「シバシ」に集めた割り木である。
(H30. 1. 6 EOS40D撮影)