ストローバレイ家の介護奮闘記

90→→92歳の母を支える4姉妹の泣き笑い奮闘記・・とその後

覚醒ハイから落ち着きへ

2009-04-01 20:55:01 | 日常
               
             春色に染まった大室山とさくらの里

朝7時、何やら声が聞こえているので急いで居間に行くと、母は布団と毛布をグチャグチャに身体に巻き付けて足を出した姿で、神さまにお願いを呟いているところでした。大急ぎで部屋を温め、起床の準備。起き上がり、着替えはスムーズに終了。朝食も完食。

意外に平穏かな?と思ったのも束の間、新聞記事に触発されたようなおしゃべりが始まり、止まらなくなりました。しばらく相槌を打っていましたが、意味不明度が高くなって疲れて来たので、久々に百人一首をすることに。やってみれば今日も母の圧勝。何かに捕らわれていた感じも無くなって、しばらくウトウトが始まりました。

やれやれと思ったところに、ヘルパーさん登場。今日は珍しくにこやかに受け入れて、娘には「でかけるついでに何か美味しいもの買ってきて」と言って、送り出してくれました。1時間半後に戻ってみるとトイレにチャレンジ中。終了時間が迫っていたので、洋服を着るところからバトンタッチしました。今日はトイレ(小)二度目とのことでした。

ヘルパーさんにトイレを介助してもらったことに引っかかりがあったのか、ヘルパーさんが帰った後、また変な覚醒状態に。今度は「お客さまが後で来るらしいけど夕飯は何にしたら良いかしら」「器が二階にあるから取ってくるわ」「お魚が二階に置いてあるから取ってこなくては」「お菓子を用意しなくては」と延々とおもてなしの心配の繰り返し。「今日はもう誰も来ないわよ!」と言うと「そうお~?」と疑り深い目を向けたりするので、ウンザリさせられました。

3時になったので、お昼に買っておいた桜饅頭を出すと、「おいしい」と喜んでやや気分が変わった様子。食べ終わるとトイレ(大)の要望が立て続けに2度あって、不発続きなので2度目に座薬を使った結果、親指の先程度3欠片の成果がありました。とても不十分ながら、それなりにスッキリしたようで、情緒不安定なおしゃべりは忘れてくれたようでした。

夕食(太刀魚のムニエル、さやえんどうバタ炒め、豚肉野菜炒めカレー風味、冷奴、ミニおにぎり、おたふく豆)は、用意した先から食べ始め、こちらが食べ始める頃にはほぼ完食。食事が終わると再びトイレ(大)のご所望がありましたが、結果は小のみ。片付けが終わった7時半ごろにパジャマに着替え、しばらくテレビを見ていると、又々トイレのお呼びが。今度は自分ですごく頑張った結果、親指一本分位の成果となりました。まだ十分とは思えないものの、母はすっかり安心して、自分から寝る気になり、8時にベッドイン。

「気持ちが良いわ、布団の中って良いものね」などと言ってすぐに目を閉じたので、お~順調!と思ったら、どっこい、ブツブツと神さまへのお願いが始まってしまいました。それでも比較的穏やかだったので応接間に移動してみると、神様への願いの合間に長女を呼ぶ声が混じり出しました。やむなく戻ってしばらく見守っていた結果、8時50分ごろにようやく静かに寝息を立て始めました。
コメント
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