京都御所 法然院の山門
11月5日。この日は朝から曇り。天気予報では昼から雨! 出かける前の予想では日曜日に崩れる予定だったので傘を持って行かなかったのに・・・。
この日も朝8時半出発。ホテルと御所はそれほど離れていませんが、この時期 車が混雑するのでルートを決められていて、かなり大周りしたので、9時頃御所につきましたが もう沢山の人達が集まっていました。
御所の中はとても綺麗に手入れされた庭と壮大な建築物が静かにたたずんでいる感じでした。紫宸殿 清涼殿はじめ建物の中には入れませんが、庭から中の襖絵を写真撮影する事は自由でした。醍醐寺など庭の撮影も禁止な所もあるのに、なんかおおらかな感じですね。 観光客は多いのにさして混雑を感じないのは御所の広さのせいでしょうか。
御所を見終わったころポツポツ雨が降り始めましたが、次の冷泉家見学の時はほとんど止んでいました。冷泉家は門を入った所から撮影禁止。同志社大学に囲まれてこじんまりとした純和風建築で、現存する最古の公家住宅として昭和57年に重要文化財に指定されたそうです。座敷には季節ごとに飾り置く物を替えるそうですが(お雛様とか兜とか)、今日は谷文晁の「虎」と「龍」の絵が飾ってありました。いやーすごい迫力のタッチでした。
見学が終り昼食会場に向かう頃から雨は本降りになってしまいました。昼食は南禅寺近くの湯豆腐の店「順正」。広い庭の奥の建物で湯豆腐、豆腐の味噌田楽、天婦羅、野菜の煮物などとても美味しい食事でした。
南禅寺から哲学の道を歩いてもいける「法然院」へバスで行きました。「法然院」も今回伽藍内部が公開されていて、以前から見たかった二十五菩薩の散華(阿弥陀如来が来迎の際に伴う二十五菩薩を象徴する25輪の生花を阿弥陀様の前の床に並べる)という儀式を見ることができました。花の種類は季節ごとに変わるそうです。今日は白い花でした。見るのは離れた場所からだったので種類はわかりませんでしたが、黒く磨きあげた床に整然と置いてある花には不思議な静けさを感じました。この見学で今回の旅行の目的は全て無事に終りました。
今回は修学旅行の時期だったせいか、あちこちで楽しそうな中学生、高校生、遠足の小学生に会いました。気持ちの良い晴天と若い人達の元気で楽しそうで明るい声を聞くのは何だか幸せですね。今回の旅行のおまけは、添乗員さんが6年前の北海道旅行の時の添乗員だったことです。関西地方は紅葉が三分位進んでいます。(次女)