
神代植物園の蝋梅
毎年今頃の時期になると、夫が「蝋梅がそろそろ咲く頃だから神代植物園にいかないか」と言い出します。最近また同じお誘いが始まっていましたが、このところ寒々しい天気だったので断り続けていました。今日は久しぶりに朝から暖かい日差しが射し、風もない穏やかな天気になったので、ようやく行くことにしました。
朝10時50分頃出発。道は比較的空いています。新車は快調な走りを続け、深大寺近辺に12時前に到着。まずはお蕎麦を食べようということで、行きつけのお蕎麦屋に行ったら満車で入れません。仕方なく少し戻って角を曲がって直ぐのお蕎麦屋に入りました。(何か去年も同じことをしたような記憶が。味はそんなに変わらないので、次回は最初からこの店にしよう!)夫はなめこ蕎麦の大盛り、私はとろろ蕎麦と熱燗の昼食を終えて、植物園へ。
オフシーズンのせいか、最寄の駐車場もガラ空きで助かりました。園内は入り口付近に牡丹の展示が新春の華やかさを見せていましたが、少し期待していたクリスマス・ローズも福寿草も咲いていなくて、葉を落とした木立ばかりの冬景色が続きます。それでも薄い日差しを感じながら、広々とした園内を散歩するのは爽快です。
今日の目的地の梅林に到着。例年と違い、紅梅や白梅などの梅は全く咲いていませんでしたが、お目当ての蝋梅は6分咲きで、周辺に甘い香りが漂っています。人影も疎らな園内で、ここだけはカメラを持った人達が群れていて、花を囲んで撮影中。当然私たちもその中に加わってパチリ!
その後は椿林(椿は一種類だけ咲いていました)・雑木林を通ってバラ園へ。バラ自身は勿論咲いていなくて、植木屋さん達が整備中。でもバラに挟まれた噴水は美しい水の動きを見せてくれて、広々とした空には飛行機雲が広がって、何とも清々しい景色です。
今日はバラ園の先にある温室にも入りました。熱帯植物や睡蓮やベゴニアなど、ここだけは花が一杯です。温室は亡父が好きだったな~と懐かしく思い出しました。それと、ペルーの国花(カントゥータ)も「日本の裏側ペルーからはるばる来ました」という説明付きで展示されていました。
こうして、「お蕎麦も食べたし、蝋梅も見たし、目的は達成したね」「天気も良かったし、良い時間だったね」と2人で納得しつつ、神代植物園散歩は終了しました。(三女)
