ストローバレイ家の介護奮闘記

90→→92歳の母を支える4姉妹の泣き笑い奮闘記・・とその後

スペインの旅(4)グラナダ(アルハンブラ宮殿)~ミハス~セビージャ

2016-03-26 07:00:14 | 日常
           

3月25日。4日目の今日はグラナダ地方にある世界遺産「アルハンブラ宮殿」をじっくり見学したあと、南西に下りコスタ・デル・ソル(太陽の海岸)の主要都市ミハスで自由行動&ランチ。その後更に西に240キロほど行ったセビージャに移動。セビージャ宿泊という行程です。

大学時代にギター部だった私としては、アルハンブラ宮殿には深い思い入れがあって、是非いってみたい場所でした。

  

アルハンブラ宮殿の入り口付近には杏やアーモンドの花が咲き、門を入った後も手入れの行き届いた花壇に色とりどりの花が咲いていて、とても綺麗な庭園になっています。

       
アルハンブラ宮殿に水を提供しているシェラネバダ山脈が遠くに見えます。建物の外観は要塞のような四角く固い造りで、宗教や人種などで常に闘いが続いていた時代を感じさせます。一方、城壁付近の猫たちは、時代に関わらず、のんびり寛いで平和そのもの。

  

城内に入ると、シェラネバダ山脈から流れてきた水で庭園や、時には建物の中にまで水路や噴水が作られ、潤いや豊かさを感じさせます。有名な「アルハンブラの思い出」のトレモロという奏法は、こうした水の流れの音を再現しているということで、元ギター部の私としては、「アルハンブラの思い出」の源を体感できたようで感無量でした。

  

角ばってごつい感じの建物も、内部の天井や壁には素晴らしい装飾が施されていて、イスラム独特の文化を感じさせられます。ガイドさんの説明を聞きながら、ゆっくりじっくりアルハンブラ宮殿を味わえて幸せでした。

  

アルハンブラ観光を終えると、2時間ほどバスで移動してミハスへ。抜けるような青空に白い建物が映えて、夏のバカンスのような空気が広がっています。

観光の町らしく土産物屋さんやレストランが立ち並んでいます。小さな闘牛場もあります。イースターに入り、この日は夕方お神輿をかついで練り歩くそうで、マリア像などの乗った美しいお神輿が公開されていました。珍しいものが見られてラッキー!

  

道端のギタリストが、もうひとつの思い出の曲「アランフェス」を演奏していたので、記念にCDを買い、アルハンブラでギターのCDを買いたい、という密かな願いが叶いました。他に、小さな美術館で、ピカソとダリとミロの小作品も見て納得。観光の売りにしているロバ・タクシーも良い雰囲気を出していました。

  

ベッカムも訪れたことのあるというレストランでランチ。テラス席で青空と海風を含んだ爽やかな空気を楽しみながら、パン・コン・トマテ(ガーリックをぬったパンにトマトペーストをぬったもの。美味しい!)、アサリのオイル蒸し、鮪ソテーを食べ、のんびり生ビールと白ワインを味わって、団体旅行の途中と思えない、のんびり、ゆったり寛いだバカンス気分を満喫できて大満足。

その後は、うとうと居眠りしながら、3時間半ほどバスに揺られてセビージャのホテルに到着。ホテル内レストランでビュッフェ形式の簡単な夕食を食べながら、参加メンバーの皆さんとおしゃべりを楽しんで、この日の予定は全て終了。バスの長旅は堪えましたが、今日もとても楽しく充実した一日でした。(三女)
コメント
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