JAZZ最中

考えてみればJAZZばかり聞いてきた。いまもJAZZ最中。

1年以上経っての追想 Nils Pedersen / To a Brother

2006-07-12 20:23:33 | 聞いてますCDいいと思う
ニールス・ヘニング・オルステッド・ペデルセンが亡くなってから1年以上が経ちました。昨年はblogもしていなっかたのでただ早すぎる死を悼んだだけでした。ちょっと前に衰えたO・ピーターソンのアルバムでペデルソンの演奏がよくなかったので、まとめて聴いてみました。
まずステープルチェースの、ケニー・ドリューとのデュオだったり、カテリーン(g)との1枚だったり、サム・ジョーンズとのダブル・ベースとかで、溶岩が吹き出るような、すごい指さばきのプレーの数々です。向うところ敵なしのボクサーのようにファイトしています。
その後は、北欧の1900年前半のアルバム数枚。
最後にヴァーブに残した2枚のリーダー作。
最初と最後はよく知られているので、ここで紹介するのは1993年の録音でトリオのアルバムです。タイトル名は“TO A BROTHER"
ペデルセンのベースにULF Wakeniusのguitar、Adam NussbumのDrumsのトリオ演奏です。
ギターのワニウスはこのときは34才で、落ち着いたプレーがすでに聴かれます。アコーッステックとエレキを持ち替えますが、そのニアンスの違いがおもしろです。アコにした時に、ちょっとヨーロッパ風が強くなるのはアコのせいでしょう。
3曲目ワニウスの曲はエレキですがギターラインが若々しくて楽しい演奏です。
8曲目、ペデルセンの曲ではベースラインがエレベのラインのようで変わっています。4曲目のムーランルージュ、8曲目ピアノのDle Kock Hansenが参加する“Somewhere”では、ペデルセン独特の伸びのある太い音の、正確なピッチの流れるようなソロを聴くことが出来、ペデルセンを聴く事の醍醐味を味わえます。
1曲目のタイトル曲“To a Brother"もペデルセンの曲で静かなベースが歌う曲です。

TO a BROTHERS / NIELS-HENING ORSTED PEDERUSEN

NILS PEDERSEN bass
ULF WAKENIUS guitar
ADAM NUSSBAUM drums
DLE KOCK HANSEN piano

1 To a Brother
2 Stella by Starlight
3 Lines
4 Moulin Rouge
5 Jeg gik mig ud en sommerdag
6 Alone Together
7 Somewhere
8 Dancing Girls


コメント (6)
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