プレーヤーのラストレコーディングを一時期集めようとしたことがあります。ビル・エバンスやスタン・ゲッツのものなど最期を悟った気迫こもるものもありますが、特にそうでないものもあり、やめてしまいました。
このSonny Steittのアルバムから死の気配は感じられません。
1982年6月8,9日のライブの模様です。この一ヵ月後日本公演では立っていることができず、車椅子での演奏だったそうです。網走で公演中に倒れ緊急治療を受けますが、7月22日に皮膚がんで亡くなりました。
死を意識した気迫あふれる演奏も凄いですが、このように伸びやかに、楽しげで普段通りというのも逆に凄いことに思えます。
パーカーに対しては感想をどうとか言うのは、いいずらいのですが、このソニー・ステットはなぜか気楽に感じ、親近感があります。
このアルバムはアルトとテナーが半々ですが、私はやっぱりアルトです。4曲目アルトに持ち替えての“KEEPIN'IT”の張りのある音でのテーマと、息の長い流れのあるフレーズに魅力を感じます。
7曲目、Jimmy Cobbのきっちりしたシンバル、ジュニア・マンスの小粋なピアノ、少しづつソロを取りますが、うまさが光ます。
後半はピアノがWalter Davisにかわります。トランペットのBill Hardmanも地味ですが、グループにマッチした演奏です。
テナーもうまいのですが、少しおとなしいのは、アルトとの差があってよいのかも知れません。
壮絶でないけど凄いアルバムと思います。
THE LAST STITT SESSIONS VOL. 1 & 2
Sonny Stitt tenor,alto saxophone
Junior Mance piano 1-8
Gerge Duvivier bass
Jimmy Cobb drums
Bill Hardman trumpet 10,13,14
Walter Davis piano 9-14
1 STEAMOLLER
2 I'LL BE SEEING YOU
3 OUT OF NOWHERE
4 SWEET GEORGIA BROWN
5 KEEPIN' IT
6 THIS IS ALWAYS
7 MAKIN'IT
8 ANGEL EYES
9 AT LAST
10 BOUNCIN' WITH BUD
11 AS TIMR GOES BY
12 SWIFTY
13 SUGER
14 JUMPIN'THE BLUES
このSonny Steittのアルバムから死の気配は感じられません。
1982年6月8,9日のライブの模様です。この一ヵ月後日本公演では立っていることができず、車椅子での演奏だったそうです。網走で公演中に倒れ緊急治療を受けますが、7月22日に皮膚がんで亡くなりました。
死を意識した気迫あふれる演奏も凄いですが、このように伸びやかに、楽しげで普段通りというのも逆に凄いことに思えます。
パーカーに対しては感想をどうとか言うのは、いいずらいのですが、このソニー・ステットはなぜか気楽に感じ、親近感があります。
このアルバムはアルトとテナーが半々ですが、私はやっぱりアルトです。4曲目アルトに持ち替えての“KEEPIN'IT”の張りのある音でのテーマと、息の長い流れのあるフレーズに魅力を感じます。
7曲目、Jimmy Cobbのきっちりしたシンバル、ジュニア・マンスの小粋なピアノ、少しづつソロを取りますが、うまさが光ます。
後半はピアノがWalter Davisにかわります。トランペットのBill Hardmanも地味ですが、グループにマッチした演奏です。
テナーもうまいのですが、少しおとなしいのは、アルトとの差があってよいのかも知れません。
壮絶でないけど凄いアルバムと思います。
THE LAST STITT SESSIONS VOL. 1 & 2
Sonny Stitt tenor,alto saxophone
Junior Mance piano 1-8
Gerge Duvivier bass
Jimmy Cobb drums
Bill Hardman trumpet 10,13,14
Walter Davis piano 9-14
1 STEAMOLLER
2 I'LL BE SEEING YOU
3 OUT OF NOWHERE
4 SWEET GEORGIA BROWN
5 KEEPIN' IT
6 THIS IS ALWAYS
7 MAKIN'IT
8 ANGEL EYES
9 AT LAST
10 BOUNCIN' WITH BUD
11 AS TIMR GOES BY
12 SWIFTY
13 SUGER
14 JUMPIN'THE BLUES