blogで良さそうだと思うと、中古でなくてもと探しにいくアルバムがあります。このアルバムはショップの棚に探しにいたったらありませんでした。その後中古棚でだいぶ痛んだジャケですが、出会いました。ジャケの痛みは全然気になりません。それよりかうれしさが沸いています、信用できる仲間の推薦アルバムです。
ポーランドの実力ピアニストが1996年にキース・ジャレットのスタンダード・トリオ・ライヴを意識したライヴ・アルバムです。
選曲、ジャケ外観からして、意識してますので、別に比較されてもいいという自信があるのでしょう。潔い感じです。
2時間近いコンサートの模様で、録音はちょっと我慢が必要です。
1曲目“STELLA BY STARLIGHT”、音あわせのようなピアノ・ソロはクラシカルなタイムをしっかりとった導入部で、リズムが入っても正確なリズムが安定した、コンサートらしい雰囲気です。
このアルバム、ジャレットを意識していますから比較してもいいのでしょうが、ピアニストはさすがポーランドのピアニスト、個性がしっかりしています。ただし違いは明白で、アドリブフレーズの流れが似ているところがありますが、発音が違うのと、バッキングハーモニーの深さは残念ながらと感じます。
3曲目ホレス・シルバーの“PEACE”はジャレット演っていたでしょうか。美しいイントロは、6曲目に別バージョンでそれだけ演奏されます。おなじみのメロディがでて思わず声が漏れるいい感じの入り方です。これはシルバーとはだいぶ違う感じで、本家を聴いてみることにしました。
4曲目は“I LOVE YOU"イントロのクラシカルな導入部、CLUBでの演奏で食器をかたずける音なども入ってきて、B・エバンスのアルバムみたいにだいぶ観客もリラックスしてきます。こんなところはキースにはありません。
そう思って聴いていると、このWlodekのスタンダードはあくまで、その原曲のメロディをどうアレンジしながら聞かせるか、その歌を好きな人を楽しませる演奏のように思えてきました。この4曲目など、曲にみを任せて聴いているととてもリラックスします。
5曲目“SOME DAY MY PRINCE EILL COME”もイントロお遊びみたいなピアノそろのあとくつろいだ雰囲気をだすうまい演出です。
キース・ジャレットの演奏は、スタンダードのテーマを研ぎ澄まされた感性で、ハーモニーと素晴らしい間合いから昇華していくという演奏に思いますが、それとは目的が違うようです。
CD-2に入って1曲目はマイルスの“ALL BLUES”ブルージーなピアノソロからインテンポにあたり素晴らしいし、ドラムスのぴったりはまった小気味よいドラムス、トニーと比較してもどっちがいいと考えるほど、切れがあり、非常にオーソドックスな名演になっていると思います。
2曲目はモンクの“I MEAN YOU”バックのベースもライブ録音で少しキックがない音取りになって残念ですが、4ビートが気持ちの良い演奏です。もう少しドラムスがやわらかく、ベースがしっかり入っていたら、もう1ランク上のアルバムといわれると感じます。ただしだいぶ熱演になってきてヒート・アップしています。
3曲目の“YOU DON'T KNOW WHAT LOVE IS”大変心の入った演奏。
4曲目は“SOFTLY”をバッハ調で始めるのは、解るしうなずけるけます。ここらが曲をどのように表現しようかということと、曲を使ってどう表現しようかの違いがあるように思うところで、決してどちらが良いわけでありませんし、聴くほうがあった聴き方をすればいいと感じます。
5曲目はジャレットはやらない“FOOTPRINTS”でうれしい、重量感のある演奏です。
最後がモンクの“WELL YOU NEEDENT”ライブの最後のほうらしくかなり自由なことをしてますが、それもいいように感じます。
ジャレットの比較みたいに聴いてくると、批判みたいな言い方になったような感じですが、これは方向が違う部分をはっきりと認識すれば納得できる差でしかありません。特に2枚目の迫力を考えると素晴らしいアルバムです。キースのアルバムにある緊張感とサプライズみたいなものは薄れますが、それとは別のリラックスと曲の表現は素晴らしく、実は日ごろのバックグラウンドとして聴くにはこちらの方が上のような気がします。
Standards Live / Wlodek Pawlik
Wlodek Pawlik piano
Zbigniew Wegehaupt bess
Cezary Konrad drums
disc1
1 Stella By Starlight
2 All The THings You Are
3 Peace
4 I Love You
5 Some Day My Prince Will Come
6 Introduction From "Peace"
disc2
1 All Blues
2 I Mean You
3 You Don't Know What Love Is
5 Softly
6 Footprints
7 Well You Needn't
ポーランドの実力ピアニストが1996年にキース・ジャレットのスタンダード・トリオ・ライヴを意識したライヴ・アルバムです。
選曲、ジャケ外観からして、意識してますので、別に比較されてもいいという自信があるのでしょう。潔い感じです。
2時間近いコンサートの模様で、録音はちょっと我慢が必要です。
1曲目“STELLA BY STARLIGHT”、音あわせのようなピアノ・ソロはクラシカルなタイムをしっかりとった導入部で、リズムが入っても正確なリズムが安定した、コンサートらしい雰囲気です。
このアルバム、ジャレットを意識していますから比較してもいいのでしょうが、ピアニストはさすがポーランドのピアニスト、個性がしっかりしています。ただし違いは明白で、アドリブフレーズの流れが似ているところがありますが、発音が違うのと、バッキングハーモニーの深さは残念ながらと感じます。
3曲目ホレス・シルバーの“PEACE”はジャレット演っていたでしょうか。美しいイントロは、6曲目に別バージョンでそれだけ演奏されます。おなじみのメロディがでて思わず声が漏れるいい感じの入り方です。これはシルバーとはだいぶ違う感じで、本家を聴いてみることにしました。
4曲目は“I LOVE YOU"イントロのクラシカルな導入部、CLUBでの演奏で食器をかたずける音なども入ってきて、B・エバンスのアルバムみたいにだいぶ観客もリラックスしてきます。こんなところはキースにはありません。
そう思って聴いていると、このWlodekのスタンダードはあくまで、その原曲のメロディをどうアレンジしながら聞かせるか、その歌を好きな人を楽しませる演奏のように思えてきました。この4曲目など、曲にみを任せて聴いているととてもリラックスします。
5曲目“SOME DAY MY PRINCE EILL COME”もイントロお遊びみたいなピアノそろのあとくつろいだ雰囲気をだすうまい演出です。
キース・ジャレットの演奏は、スタンダードのテーマを研ぎ澄まされた感性で、ハーモニーと素晴らしい間合いから昇華していくという演奏に思いますが、それとは目的が違うようです。
CD-2に入って1曲目はマイルスの“ALL BLUES”ブルージーなピアノソロからインテンポにあたり素晴らしいし、ドラムスのぴったりはまった小気味よいドラムス、トニーと比較してもどっちがいいと考えるほど、切れがあり、非常にオーソドックスな名演になっていると思います。
2曲目はモンクの“I MEAN YOU”バックのベースもライブ録音で少しキックがない音取りになって残念ですが、4ビートが気持ちの良い演奏です。もう少しドラムスがやわらかく、ベースがしっかり入っていたら、もう1ランク上のアルバムといわれると感じます。ただしだいぶ熱演になってきてヒート・アップしています。
3曲目の“YOU DON'T KNOW WHAT LOVE IS”大変心の入った演奏。
4曲目は“SOFTLY”をバッハ調で始めるのは、解るしうなずけるけます。ここらが曲をどのように表現しようかということと、曲を使ってどう表現しようかの違いがあるように思うところで、決してどちらが良いわけでありませんし、聴くほうがあった聴き方をすればいいと感じます。
5曲目はジャレットはやらない“FOOTPRINTS”でうれしい、重量感のある演奏です。
最後がモンクの“WELL YOU NEEDENT”ライブの最後のほうらしくかなり自由なことをしてますが、それもいいように感じます。
ジャレットの比較みたいに聴いてくると、批判みたいな言い方になったような感じですが、これは方向が違う部分をはっきりと認識すれば納得できる差でしかありません。特に2枚目の迫力を考えると素晴らしいアルバムです。キースのアルバムにある緊張感とサプライズみたいなものは薄れますが、それとは別のリラックスと曲の表現は素晴らしく、実は日ごろのバックグラウンドとして聴くにはこちらの方が上のような気がします。
Standards Live / Wlodek Pawlik
Wlodek Pawlik piano
Zbigniew Wegehaupt bess
Cezary Konrad drums
disc1
1 Stella By Starlight
2 All The THings You Are
3 Peace
4 I Love You
5 Some Day My Prince Will Come
6 Introduction From "Peace"
disc2
1 All Blues
2 I Mean You
3 You Don't Know What Love Is
5 Softly
6 Footprints
7 Well You Needn't