JAZZ最中

考えてみればJAZZばかり聞いてきた。いまもJAZZ最中。

少しでも涼しく FLIGHT TO DENMARK / DUKE JORDAN

2007-08-10 21:02:59 | 聞いてますCDいいと思う
毎日が特別暑くなってきたように感じる週になりました。夏休みには涼しいところへと思うのですが、持ちません。
ということで、選んだのがこのアルバム“FLIGHT TO DENMARK”、じっとジャケットをにらみながら聴けばクールなシングルトーンがムシムシ感を治めます。
引退状態だったDuke JordanがカムバックしてSteeple Chhaseに残したアルバムですが、引退状態の人がすぐにこのようなアルバムを作るという、とにかく凄いことです。
JAZZファンなら誰でも聞いたことのある1曲目、“NO PROBLEM”はごちゃごちゃした頭の中を静かに整理して冷やしてくれるようなクールな構成、ピアノのシングルトーンでまず心の中心に冷静ということを呼び起こしてくれます。
2曲目“HERE'S THAT RAINY DAY”この後ずっと活躍するMADS VINDINGのベースと大御所ED THIGPENがうまく絡んだ落ち着いた曲になります。
3曲目の“EVERYTHING HAPPENS TO ME”も同じ運びですが、得意な演奏で大正解で、心がすんなり落ち着くような演奏です。
4曲目は子供のピアノレッスンみたいに始まる、ピアノの懐の広さとやさしさを併せ持つJordanの美曲“GLAD I MET PAT”ここまでくると日常のつまらないことが薄れて涼しく感じる夜になってきました。
5曲目の“HOW DEEP IS THE OCEAN”で深く落ち着いた心は涼しいストレートなピアノラインを楽しんでいます。
“ON GREEN DOLPHIN STREET”は出だしいいと思うのですが、当時の若手MADS VINDINGに与えられたソロはぎりぎり残ったようなソロでちょっと緊張感を与えます。次の曲“IF I DID-EOULD YOU?のフォービートのベースでは、ヴィンディングは素晴らしいリズムを刻みます。
最後は“FLIGHT TO DENMARK" ピアノの音がしっかりと立った、リズムがしっかりと刻む素晴らしい演奏です。
アルバムジャケットを眺めながら、JORDANのアドリブを聴くと、とってもクールで冷静なフレーズが、わけもわからなくなるような体感温度を抑えてくれます。
“危険な関係のブルース”のメロディーって私凄く落ち着くのです。

FLIGHT TO DENMARK / DUKE JORDAN

            DUKE JORDAN   piano
MADS VINFING   bass
ED THIGPEN drums


1 No Problem
2 Here's That Rainy Day
3 Everything Happens To Me
4 Glad I Met Pat
5 Glad I Met Pat(Alt tk)
6 How Deep Is The Ocean
7 On Green Dolphin Street
8 If I Did - Would You?
9 If I Did - Would You?)Alt Tk)
10 Flight To Denmark
11 No Problem(Alt Tk)
12 Jordu







コメント
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