新しいピアニストを結構聴いていて、良い人も多くいると思います。なぜこの人を今まで聴かなかったのだろうと思う人もいます。
その人がPeter Beets、Criss Crossから多くでていて、気にしていませんでしたが、これはいいですね。
オランダ出身のオランダとニューヨークの2ヶ所で活躍するピアニストです。
このアルバムはアメリカのリズムとくんだニューヨーク2002年の録音です。
1曲目軽やかなバップの演奏で、それでは軽いかというと、ただ軽いのではありません。すっきりとした、春の日射しが降り注ぐような明るい感じです。
2曲目ロリンズの曲“Paradox ”を素晴らしい仕上げです。
3曲目ベースの音が素晴らしく取れているスタジオ録音ですが、この曲では拍手がはいります。
ゆったりとした暖かみの有る4曲目、リリカルな5曲目、アメリカンリズムがバックを勤める事で、一層ヨーロッパのピアニストということが強調されている感じで、この取り合わせ成功です。
6曲目、“So What / Impressions”おなじみのメロディをピアノとベースのユニゾンではじめます。ピアノのソロはシングルトーンを生かしたホーンのような感じで、マイルスやコルトレーンを思いだします。
7曲目スローな曲ではハーモニーのつけ方も良いと感じます。
9曲目、A・ジャマルのブルースはいかにもブルースのラインをアメリカンリズムが作ると、とても元気だったころのピーターソンの美しさを思わせるピアノです。
今日のような明るい春の日差しのようなアルバムでした。
あまり咲いてくれないハナミズキが今年は花をつけました。
その日差しが落ちれば、今度はわがハクエイ君(君と呼ぶようになってしまった)の応援にモーションブルーに出かけることになります。お土産とプレゼントも準備できたし、しかし会うのは夜中の1時すぎになります。
YOKOHAMA JAZZ SUMMIT 2008 "Mo' Swing Midnight Jam Session vol. 1"ヨコハマ・ジャズ・サミット 2008
4/12(土)深夜“Mo'Swing ミッドナイト・ジャム・セッション vol.1”
帰りは明日の朝、でどうなることやら。
NEW YORK TRIO-PAGE TWO / PETER BEETS
Peter Beets piano
Larry Grenadier bass
Willie Jones III drums
1 The Groove Merchant
2 Paradox
3 For Simon
4 Without A Song
5 It Has Happened
6 So What / Impressions
7 Chelsea Bridge / Upper Manhattan Medical Group
8 In A Hazy Mood
9 Night Mist Blues